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京都のお土産ならこれ!お菓子、雑貨など有名ホテルのコンシェルジュが紹介

京都のお土産ならこれ!お菓子、雑貨など有名ホテルのコンシェルジュが紹介

「京都のお土産はお菓子か雑貨かそれとも……」。旅の思い出となるおすすめのお土産を、京都をよく知る有名ホテルの一流コンシェルジュにお聞きしました。ばらまき用だけじゃなく、おしゃれで、大切な人や自分用にもぴったりな京都ならではのお土産をご紹介します!

京都土産を有名ホテルのコンシェルジュに聞いた!

観光地のお土産は、その地を最もよく知る人に聞くのが一番。しかもそれが有名ホテルの一流コンシェルジュであれば、そこでしか手に入らない、その地域ならではのものを教えてくれるに違いない!
という勝手な考えのもと、
今回ご協力いただいたのは、京都の洛北に建つラグジュアリーホテル「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts(ロク キョウト エルエックスアール ホテルズアンドリゾーツ)」でチーフコンシェルジュとしてご活躍中の田中英司さん。「情熱大陸(MBS/TBS系)」に出演された経歴をもつ、日本を代表する超一流のコンシェルジュです。

国内外から訪れる宿泊者へ“京都ならではの体験”をおもてなしする田中さん。彼がおすすめする京都のお土産とは?必見です!

芸術の域にまで昇華させた和菓子と包装紙

京菓子司 笹屋守栄(ささやもりえ)

笹屋守栄のお菓子と包装紙

西大路通沿い、わら天神前付近に建つ「京菓子司 笹屋守栄(ささやもりえ)」。創業85年を越える名店です。販売する商品は、自家製造するこだわりをもった本格派の京菓子。並んでいる商品はどれもこれも美しく、食べるのがもったいなく感じるものばっかりです。

コンシェルジュ田中英司さんのおすすめポイント

大正から昭和にかけて活躍した京都生まれの日本画家、堂本印象をイメージした和菓子がとても美しくお土産として最適だと思います。箱を包む包装紙のデザインにもこだわりがあり、堂本印象やそのお弟子さんなどに特別に描いてもらった作品となっています。ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resortsから車で5分ほどの距離にお店がありますよ。

店舗名京菓子司 笹屋守栄(ささやもりえ)
住所京都府京都市北区衣笠天神森町38
営業時間9:00~17:30
定休日水曜日/第二・第四の火曜日、水曜日は連休
 ※変更の場合あり
アクセス嵐電北野線:北野白梅町駅から徒歩約10分
駐車場あり
公式サイトhttps://sasayamorie.com/

洛中洛外の土塁を模した名物和菓子

都本舗 光悦堂(こうえつどう)

光悦堂の外観

鷲ヶ峰(わしがみね)の麓、鷹峯(たかがみね)街道沿いにある「都本舗 光悦堂(こうえつどう)」。昔ながらの和菓子屋さんで、すべてが手作り。草餅や大福、季節のさくら餅や柏餅など、商品の陳列方法もどこかほっとします。小さいころからおやつはここの和菓子、といった地元の人たちも多くいるそうです。

コンシェルジュ田中英司さんのおすすめポイント

おすすめなのは、名物「御土居餅(おどいもち)」。安土桃山時代、天下を獲った豊臣秀吉が京の安全を守るために都に土塁を築きました。その土塁を「御土居」と言い、現在もその一部が残っています。光悦堂の道路を挟んで向かいにそれが見ることができますよ。御土居餅は、この御土居をイメージした和菓子で、1代目の現ご主人が考案されたものなんです。二度蒸ししたモチ米に甘く煮た赤えんどうを混ぜて、こし餡を包む。きな粉をまぶして御土居の表面を模しています。塩大福のように塩気と甘みの調和がたまらなく美味しいんです。

店舗名都本舗 光悦堂(こうえつどう)
住所京都府京都市北区鷹ヶ峯旧土居町1-203
営業時間9:00~19:00
定休日木曜 ※不定期のため要確認
アクセス地下鉄烏丸線:北大路駅からバスで土天井町下車徒歩約2分
駐車場なし
紹介サイトhttps://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26012830/

ほどよい甘さが後を引く栗のテリーヌ

足立音衛門(あだちおとえもん)

足立音衛門の店内と栗のテリーヌ

明治から大正にかけて建てられ、時代を感じさせる建物。店内は和モダンの雰囲気を感じさせます。「足立音衛門(あだちおとえもん)」は、栗をつかった洋菓子で人気のお店。京都駅から福知山まで約2時間、すこし遠い距離ですが、作り立てを手に入れようと連日多くの人が訪れています。すぐ手に入れたいと思った方は、烏丸駅の大丸百貨店でも購入できるのでチェックしてみては。

コンシェルジュ田中英司さんのおすすめポイント

「栗のテリーヌ」が人気のお店です。一番のおすすめは、丹波産の大きな栗とホクホク食感が特徴の欧州産の栗がつかわれている栗のテリーヌ「天」。栗の量が400グラムもあるんですよ。お値段は1万円を超えるのですが、美味しさは間違いなしですね。もちろん1,000円台の商品もあるのでご安心ください。商品自体、日持ちするのもうれしいポイントです。

店舗名足立音衛門(あだちおとえもん)
住所京都府福知山市内記44-18
営業時間9:00~18:30
定休日1月1日(元旦)
アクセス各線:福知山駅から徒歩約22分
循環線バス:福知山駅前から市役所前下車徒歩約6分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.otoemon.com/

無農薬&化学肥料に頼らない至高の茶葉

冬夏 tearoom toka

冬夏 tearoom toka

京都御所の東側。閑静な住宅街に佇む「冬夏 tearoom toka」。築100年あまりの日本家屋をリノベーションし、ティールームとともにギャラリー「日日」も併設されています。冬夏 tearoom tokaは、わずか6席のこぢんまりした空間。ここでいただけるのは、農薬や化学肥料に頼らずに育てた茶樹のお茶です。どの茶葉も購入が可能。品種や畑、製法や収穫年による味の違いについて、スタッフの方が丁寧に説明してくれます。

コンシェルジュ田中英司さんのおすすめポイント

こだわりぬいた茶葉を最高の方法で淹れ、味わわせてくれるお店です。茶葉はもちろん、お茶をいただく際に使用する茶器も購入できます。作家が手造りする一点物の茶器のため、お土産としては少々値が張りますが一生もののお土産と考えるとお安いですよ。器が違うと味わいも感じ方も違ってくるのでおすすめです。

店舗名冬夏 tearoom toka
住所京都府京都市上京区信富町298
営業時間11:00~18:00(L.O. 17:30)
定休日火曜、水曜
アクセス京阪本線:神宮丸太町駅から徒歩約8分
地下鉄烏丸線:丸田町駅から徒歩約12分
駐車場なし
公式サイトhttps://tokaseisei.com/

京都を代表する宿で使用するアイテム

ギャラリー遊形(ゆうけい)

ギャラリー遊形の俵屋旅館石鹸

京都市役所前駅から徒歩約5分。閑静な住宅街にある「俵屋旅館」。江戸時代に創業し、日本一予約のとれない宿と言っても過言ではなく、一生に一度は泊まりたい宿として旅好きの憧れとなっています。「ギャラリー遊形(ゆうけい)」は、その俵屋旅館から1分ほどの場所にあり、宿で使用している石鹸やタオル、寝具などを販売しているお店です。どのアイテムも“俵屋のこだわり”が感じられ、ワンランク上のお土産となるでしょう。

◆コンシェルジュ田中英司さんのおすすめポイント

俵屋旅館で実際に提供されているアイテムを、ギャラリー遊形で購入できるのがおすすめポイントです。ちなみに俵屋旅館が経営されているお店「点邑(てんゆう)」では、おいしい天ぷらをいただけますよ。大切な方に京都の老舗旅館の雰囲気を味わってもらうのはいかがでしょう。

店舗名ギャラリー遊形(ゆうけい)
住所京都府京都市中京区姉小路通麩屋町東入ル
営業時間要問い合わせ(075-257-6880)
定休日不定休
アクセス地下鉄烏丸線:烏丸御池駅から徒歩約10分
地下鉄東西線:京都市役所前駅から徒歩約5分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.yukei.jp/

雅な京の香りを大切な人におすそ分け

香老舗 松栄堂(しょうえいどう)

香老舗 松栄堂の店内

全国に展開している「香老舗 松栄堂(しょうえいどう)」は、江戸時代に京都・烏丸二条の地で暖簾を掲げたのが始まりとされ、以来300余年の歴史をもつ老舗店。本店でしか手に入らないアイテムもあり、京都の雅さをお土産にして伝えるにはぴったりです。

コンシェルジュ田中英司さんのおすすめポイント

本店のとなりに薫習館(くんじゅうかん)という香りの小さな博物館があるんです。入場無料で、お香の歴史を学べたり香りの体験ができたりしますよ。本店店頭では購入前にお香に火をつけてくれるので、使用する際の香りを確認できるのがうれしいポイント。贈る相手に合った香りを探せるワクワク感もありおすすめです。数百円台のものもあるので、お財布にもやさしいですよ。

店舗名香老舗 松栄堂(しょうえいどう)
住所京都府京都市中京区烏丸通二条上ル東側
営業時間9:00~18:00 (薫習館 10:00〜17:00)
定休日年中無休(年始を除く)
アクセス地下鉄烏丸線:丸太町駅から徒歩約3分
地下鉄烏丸線・東西線:烏丸御池駅から徒歩約5分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.shoyeido.co.jp/

京の着物の伝統技術を生かしたバッグ

京都デニム

京都デニム

古き良き時代が残る京都でさえも、着物を着る人が少なくなっています。「京都デニム」は、1000年以上に渡り培ってきた着物の技術が途絶えないようにと、伝統工芸の技を今の生活に合わせたものに取り入れ次世代に繋げることを目的としているお店。バッグを中心に販売していますが、「でにぐま」という名のかわいいぬいぐるみも人気です。

コンシェルジュ田中英司さんのおすすめポイント

おすすめ商品はたくさんあるのですが、なかでもおすすめなのが「京都のお守り入れ」です。お守りを入れておくのにピッタリの手のひらサイズ。お守り入れとなっていますが、ICカードなどほかのものを入れても良いでしょうし、そのまま提げていてもかわいいですよね。

店舗名京都デニム
住所京都府京都市下京区小稲荷町79-3
営業時間9:00~19:00 ※要確認
定休日不定休
アクセス各線線:京都駅から徒歩約5分
駐車場なし
公式サイトhttps://kyoto-denim.com/

京の雅を感じる時計やアクセサリー

DEDEGUMO(ででぐも)

DEDEGUMOの時計

祇園の街の一角に佇む「DEDEGUMO(ででぐも)」。町家造りの店内に並ぶのは、一つひとつ職人の手で作られた時計たち。竹で作られたバンブーウォッチは文字盤が朱雀・青龍などの四方神象に。伝統工芸の金彩(きんだみ)を京都で行っている金彩作家・上田奈津子さんがデザインしたものは手描きの一点ものです。時計のほかにも、ペンやアクセサリー、スマホケースなどの雑貨もそろっているので要チェック。

◆コンシェルジュ田中英司さんのおすすめポイント

文字盤にこだわっているお店です。商品の世界観が多岐に渡るので、見るだけでも楽しいですよ。オリジナルの時計だといっても、何十万とするものではなく、数千円、1万円台の素敵なアイテムもある。祇園で散策をしながら、京都ならではのアーティスティックな一品をお買い求めになるのもよろしいのではないでしょうか。

店舗名DEDEGUMO(ででぐも)
住所京都府京都市東山区新橋通大和大路東入元吉町65
営業時間10:00~18:00
定休日無休 ※臨時休業あり。要確認
アクセス京阪本線:祇園四条駅から徒歩約6分
京阪本線:三条駅から徒歩約8分
駐車場なし
公式サイトhttps://dedegumo.shop-pro.jp/

ラグジュアリーホテルでも使用されている京唐紙

京からかみ丸二(まるに)

京からかみ丸二

唐紙(からかみ)とは、奈良時代から平安時代にかけて遣唐使によってもたらされた装飾紙のこと。当時、海外からもたらされた物の多くは唐の国から来たので“唐物(からもの)”と呼ばれ、やがて日本でも唐紙が作られるようになり、京の都ではぐくまれたものが今日の「京唐紙」となったそうです。
歴史のある京唐紙を製作販売しているのが「京からかみ丸二(まるに)」。お手ごろな唐紙ハガキや版木のスタンプなども人気です。

コンシェルジュ田中英司さんのおすすめポイント

私たちのホテル「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」の客室の壁紙は、京唐紙を貼らせてもらっていて、すべて丸二さんでお願いしたものなんです。ホテルの廊下にディスプレイしている版木も丸二さんのものなんですよ。唐紙は、軽くて美しくて京の雅も感じられて、素敵なお土産になると思います。「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」には、丸二さんに制作いただいたホテルオリジナルの版木をつかった「京からかみづくり体験」のアクティビティを用意しておりますので、ご宿泊時はぜひ体験されてはいかがでしょう。

店舗名京からかみ丸二(まるに)
直営体験工房・ショップ 唐丸 karamaru
住所京都府京都市下京区高辻通柳馬場西入泉正寺町460
営業時間10:00~17:30
定休日月・日・祝日 ※夏期・年末年始
アクセス地下鉄烏丸線:四条駅から徒歩約6分/烏丸駅から徒歩約8分
京阪電車:祇園四条駅から徒歩約15分
駐車場1台のみ ※要確認
公式サイトhttps://maruni-kyoto.co.jp/
https://karamaru.kyoto/

職人の手による唯一無二の染め物

染司よしおか(そめのつかさ よしおか)

江戸時代後期から続く歴史のある染屋「染司よしおか(そめのつかさ よしおか)」。現在は6代目のご主人が営んでいます 。
染料は、紅花の花びら、茜の根、団栗の実など、自然界にあるもののみを使用。ストールやバッグ、小物など彩り豊かに染められた商品がそろいます。すべてが職人による手作業というのも魅力です。

コンシェルジュ田中英司さんのおすすめポイント

染め物は、同じような色に見えても、微妙に異なっているんです。ひとつとして同じものがない、職人による手作業であるからこその良さ。大切な方へのお土産はもちろん、 ご自身で身につけて祇園の街を散策するのもおすすめです。

店舗名染司よしおか(そめのつかさ よしおか)
住所京都府京都市東山区西之町206-1
営業時間10:00~18:00
定休日水曜/夏期休暇・年末年始
アクセス京阪本線:祇園四条駅から徒歩約7分
京阪本線:三条駅から徒歩約7分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.textiles-yoshioka.com/

 一流のコンシェジュが考えるお土産選びのポイントとは

素敵なお土産を紹介してくれた一流コンシェルジュの田中さんに、旅行先で悩みがちなお土産選びのポイントについて聞きました。

チーフコンシェルジュ田中さん:
「やっぱり、お土産を渡す相手のことを考えると良いですね。そのうえでお渡しする商品にどんな背景があるのか、ストーリーもわかっていると、お土産がワンランクアップすると思います。そこに旅の思い出も伝えられたら、どんな方も喜ぶ素敵なお土産になるのではないでしょうか」

<まとめ>
 1:渡す相手の気持ちを考えること
 2:お土産自身のストーリーを大切にすること
 3:買う際の旅の思い出もあわせてお渡しすること

協力:ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts

~喧騒から離れ、やさしく流れる時のなかで過ごす~

ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts

京都駅から金閣寺を過ぎ、洛北の自然豊かな地に建つ「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts(ロク キョウト エルエックスアール ホテルズアンドリゾーツ)」。

旅の目的地として訪れる人も多く、国内外の観光客に人気のラグジュアリーホテルです。

世界的な観光地・京都の喧騒から離れ、聞こえるのは天神川のせせらぎと鳥のさえずりだけ。“やさしい時間のなかで過ごす”、そんな滞在が叶います。

ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts

お部屋は全室が50㎡以上の広さ。スイートは100㎡という解放感を感じる空間となっています。プライベートガーデンを望みながら入浴が叶う客室もあり、お風呂に満たされる湯は天然温泉。浴室の窓を全開にして、清らかな空気のなか湯あみを楽しめます。
 1年を通じて楽しめる、温泉を使用した屋外サーマルプールが備わっているのもポイントのひとつ。

大事な人との大切な時間を過ごすのにぴったりな「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」。お泊りの際は、コンシェルジュの田中さんにぜひ会ってみてはいかがでしょう。記憶に残る旅の思い出をサポートしてくれますよ。

店舗名ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts(ロク キョウト エルエックスアール ホテルズアンドリゾーツ)
住所京都府京都市北区衣笠鏡石町44-1
チェックイン~チェックアウト15:00~翌12:00
定休日なし
アクセス地下鉄烏丸線:北大路駅から車で約10分
京都市営バス:金閣寺道から車で約3分
金閣寺道より徒歩約15分
駐車場44台(屋外)
公式サイトhttps://www.rokukyoto.com/

京都のお土産ならこれ!お菓子、雑貨など有名ホテルのコンシェルジュが紹介

田中英司

チーフコンシェルジュ

プロフィール
1973年、奈良生まれ。大学卒業後、スイスのホテルマネジメントスクールへ留学。ロンドンで20年以上コンシェルジュとして活躍し、5つ星ホテルでヘッドコンシェルジュも経験。2021年に日本に帰国し「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts(ロク キョウト エルエックスアール ホテルズアンドリゾーツ)」のチーフコンシェルジュに就任。現在も唯一無二の“おもてなしの心”でゲストを迎えている。

※本記事は2023年10月12日時点の内容です

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