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映画館でおすすめの席はどこ?シチュエーションごとにわかりやすく解説

映画館でおすすめの席はどこ?シチュエーションごとにわかりやすく解説

映画好きにとって、映画館は特別な場所。ネトフリやアマプラといった動画配信サービスを利用していても、お気に入りの映画は映画館のスクリーンで鑑賞したいものです。この記事では「座席の選び方」を通して、映画館を楽しむコツを紹介します。

映画館ではどの席に座ればいい?

映画好きなら、お気に入りの映画や話題の新作は「映画館」で見たいもの。でも映画館で映画を観るとき「どの席に座るのがいいんだろう……」と迷ったことはありませんか?

映画館でどれくらい映画を楽しめるかは、選んだ席によっても変わります。とはいえスクリーンが巨大な大型映画館と小さなスクリーンのミニシアターでは座席の数も配置もさまざまですし、観る映画のジャンルや、ひとりで映画を見るか、カップルで楽しむか、家族みんなで見に行くか……といった条件によっても選ぶべき座席は変わってくるでしょう。

もちろん、映画館の座席選びに絶対の決まりはありません。ここでは一般的な意見を中心に「座席選びのヒント」を紹介します。ぜひ次の映画鑑賞から参考にしてみてください。

映画ジャンル別のおすすめ席

アクション映画なら中央〜やや前方へ!

まずは「映画のジャンル」や「種類」による座席選びの違いから説明しましょう。

座席選びが映画鑑賞体験に大きく影響するといわれているのは、主に「アクション映画」です。スピード感と迫力ある映像が特徴のアクション映画では、どれだけ作品に「没入」できるかが映画を楽しむカギになります。

では作品に没入しやすい座席はどこかというと、ずばり「左右中央&スクリーンに向かってやや前方」です。スクリーンの大きさと座席数に合わせて、スクリーンが視界いっぱいに広がる位置を見極めましょう。そのような座席位置を選ぶことで、大迫力のシーンを近くで感じることができます。

ただし「近すぎる」のは考えものです。あまりにも前すぎるとスクリーンの前後左右が視界から見切れてしまい、スピード感を十分に味わえなかったり、重要なシーンを見逃してしまったりする可能性があります。

恋愛映画なら映画館の後ろや端へ

「恋愛映画」の場合は、全体的に落ち着いた雰囲気の作品が多めです。派手な動きよりも登場人物の心情を描く描写が多く、映像を直接楽しむというよりも、登場人物に感情移入しながら静かに心で味わうジャンルといえるでしょう。

このような映画におすすめの座席は「映画館の後ろ、もしくは端」です。視界をスクリーンでいっぱいにするのではなく、余裕を持ってスクリーン全体を視界に収めることで、落ち着いた気分で映画を鑑賞できますよ。

さらに、後ろの席なら周りの人たちを気にすることなく作品に集中できます。感情移入のあまり「泣き顔」になってしまっても大丈夫。カップルの場合は、他の観客に両側から挟まれない端の座席も人気です。

字幕付きならできるだけ中央の席に

映画のジャンルとは少し違いますが、「字幕付きの映画」も座席の位置にこだわることで鑑賞しやすくなります。この場合のおすすめ位置は「左右中央&前後中央」です。

左右中央を選ぶ理由は、字幕を正面からきちんと読むため。端のほうに偏って座ると、スクリーンの手前側から奥側に向かって字幕に角度がついてしまいますし、遠くの文字ほど小さくなって読みにくくなってしまいます。

前後中央ついては、スクリーンに近すぎると字幕が見切れたり、遠すぎると文字が小さくなったり、読みにくくなるためです。もちろんこのあたりの感覚は個人差もあります。自分の視力などを考えて、前後位置を調整すると良いでしょう。

映画館のタイプ別おすすめ席

大きな映画館なら前後中央〜やや後方

次に「映画館の大きさやタイプ」による座席選びのポイントを紹介します。

大きな映画館など「スクリーンが大きい」映画館でおすすめの座席は「前後中央〜やや後方」です。これにはふたつの理由が挙げられます。

ひとつめの理由は、あまり前すぎると視界からスクリーンの端が見切れてしまうためです。たしかにスクリーンに近ければ近いほど迫力が増しますが、画面の端が見えないほど近寄りすぎると逆効果。せっかくの映像を十分に楽しめません。

もうひとつの理由は、前方に行くほどスクリーンを見上げる形になり、首に負担がかかるためです。無理な体勢を長時間続けると疲れてしまいますし、首を痛めたり肩がこったりする原因にもなります。自然な目線でスクリーンを眺めることができる座席を選びましょう。

小さな映画館はできるだけ前方

画面の小さな映画館、たとえばミニシアターなどでおすすめの座席は「前方」です。このタイプの映画館では、最前列に近くても画面が見きれないところも少なくありません。逆に後ろの席では画面が小さくなりすぎて、映像の迫力を感じにくくなったり、字幕を読みにくくなってしまいます。

またスクリーンが小さければ見上げる姿勢になることが少ない(目線が上がりすぎない)ので、前席に座っていても首や肩がこりにくいでしょう。

具体的にどれくらい前方の座席に座るかは、自分の視力や体の調子に合わせて調整してくださいね。

4DXは「ユニットの端」がおすすめ!

最近では、座席が前後左右や上下に動いたり、水や風、香り、フラッシュなどの特殊効果を体験できる「4DX」の映画館も増えています。シーンに合わせて座席が動いたり、水が噴射されたり、風が吹いたりすることで、映画の世界をよりリアルに感じられるのが魅力です。

このような4DXの映画館でおすすめの座席は「ユニットの端の席」です。実は4DXの映画館は4席が1ユニットになっていて、各ユニットごとに座席を動かしています。ユニットの端は中央よりも動きが大きく臨場感が増すため、できるだけそうした席を選ぶようにしましょう。

なお特殊効果のなかには、座席ごとに設置された装置から出てくるもの(風や水しぶき)のほかに、スクリーン前方や壁面の装置から出てくるもの(泡や雪など)もあります。よりダイレクトに特殊効果を感じたいなら、できるだけ前方や、壁面近くを選ぶというのもありです。

鑑賞人数別のおすすめ席

ひとり映画鑑賞におすすめの席

「映画を鑑賞する人」ごとのおすすめの座席についても見ていきます。

ひとりで映画館に行く「ソロ鑑賞」の場合、基本的にはどこに座っても大差ありません。上で紹介した映画のタイプや映画館のタイプ、あるいは単純な好みで選ぶと良いでしょう。

なお一般論としては、映画をできるだけ自然な位置で鑑賞できる「左右中央&前後中央」や、その周辺の座席がおすすめです。とくに「最後のエンドロールまできっちり見たい」という方は、他の人が退席しても気にならない中央を選びましょう。

逆にエンドロールまで見ない方や、途中でトイレに行きたい方などは、他の観客に気を遣わなくてすむ端の方を選ぶと良いかもしれませんね。

カップルにおすすめの席

カップルや夫婦で映画を楽しむなら、おすすめは「映画館の後ろ、もしくは端」です(恋愛映画のおすすめと同じです)。最後列なら後ろの人の動きや目線が気になりませんし、端の席なら両隣の人が気になる……ということもほとんどないでしょう。

なお、映画館によっては館内の両端が「二人席」になっていることもあります。このような座席ならほかの観客を気にすることなく、ふたりだけの世界を楽しめます。

ただしアクション映画や字幕付きの映画を鑑賞する場合、後ろや端の席はあまりおすすめできません。映画の内容を重視するか、ふたりの時間や空間を重視するかで座席を選んでみてください。

家族連れにおすすめの席

家族連れで映画鑑賞する場合におすすめの座席は、断然「通路側」です。大きな理由としては「何かあっても他の観客への影響を最小限にできる、もしくは他の観客の目が気になりにくい」ことが挙げられます。

たとえば左右中央の座席に座ると、途中でトイレなどに行くときなど、場合によっては他の観客の前をまたぐ必要があります。こうした動きは小さな子どもには難しい場合もあるため、移動に手間取ってまわりに迷惑をかけてしまうかもしれません。

また小さな子どもは映画の途中で集中力が切れてしまうことがあります。あるいは映画に合わせて身体を動かしたり、声が出てしまうこともあるでしょう。このような場合でも、端の方に座ることで周囲への影響を最小限に抑えることが可能です。

せっかく家族で映画を見に行くなら、最後まで気持ちよく鑑賞したいもの。座席選びはそのための重要な一歩といえるでしょう。

万能のおすすめ席はココ!

ここまでいくつもの「おすすめ席」を説明してきましたが、どのような映画や映画館にも共通する「最強の座席」について紹介します。それは「前後左右の中央〜やや後方」の座席です。

映画館の中央付近は、設計上「映像や音響のバランス」が最も良いことが多く、作品の良さを感じるのに有利な席といえます。ぜひ「迷ったら中央!」と覚えておいてくださいね。

自分にぴったりの席を見つけて映画を楽しもう!

今回は、いろいろなケースを想定しておすすめの座席を紹介してきました。最初に説明した通り、これらはあくまで「ヒント」です。人によって感じ方や考え方は違うので、すべての人に共通して当てはまるおすすめは存在しません。この記事の内容を参考に、ぜひ自分ならではの最高の座席を見つけてくださいね。

※ 本記事は2023年10月29日時点の内容です

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