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神秘と絶景の島!沖縄本島と周辺のパワースポット12選

神秘と絶景の島!沖縄本島と周辺のパワースポット12選

沖縄には古来から信仰されてきた聖地や「御嶽(うたき)」と呼ばれる祈りの場など、さまざまなパワースポットがあります。この記事では沖縄本島とその周辺にある離島を中心に、とくに人気の高い12のパワースポットを紹介していきます。

沖縄はパワースポットの宝庫?

レジャーやリゾートのイメージが強い沖縄。一方で、独自の気候や風習が生み出した数々の「パワースポット」があることでも知られています。今回は沖縄本島を中心に神秘的な雰囲気が漂う絶景や、先人たちの思いが込められた聖地をピックアップ。パワースポット好きの人はもちろん、沖縄の自然や文化に興味がある人も必見の場所ばかりです。

大自然が生み出したパワースポット

大石林山(だいせきりんざん)|国頭郡国頭村

「大石林山(だいせきりんざん)」は沖縄本島の北部に位置する景勝地です。地殻変動や浸食によって作られた巨石や岩山が亜熱帯雨林のなかに広がる様子はとても神秘的。エリア一帯は琉球(沖縄)を造ったとされる神様「アマミキヨ」ゆかりの聖地とされ、数十もの御願所(拝所)が残されています。

大石林山で人気の見どころは、ふたつの岩が寄り添っているように見える「縁結びの岩」、子宝のご利益があるとされる「骨盤石」、3回くぐると新しく生まれ変わるという「生まれ変わりの石」など。ほかにも「悟空岩」と呼ばれるタワー状の岩山や、猫の後ろ姿のような「守り猫」、鹿児島県の与論島(よろんじま)や沖永良部島(おきのえらぶじま)まで一望できる「美ら海展望台ステージ」もおすすめです。

エリア内には一周20分から30分程度のトレッキングコースがいくつも整備されているので、ぜひ時間をとってゆっくり散策を楽しみましょう。

名称大石林山(だいせきりんざん)
所在地沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241
営業時間9:30〜17:30(受付は16:30まで)
定休日なし
アクセス沖縄自動車道:許田ICから車で約60分
駐車場あり(130台)
公式サイトhttps://www.sekirinzan.com/

万座毛(まんざもう)| 国頭郡恩納村

広い草原と垂直に切り立つ断崖絶壁、その先に広がる美しい海が印象的な「万座毛(まんざもう)」。万座毛という名前は「非常に多くの人(万人)を座するに足る草原」という意味です。

エリア内には周遊コースが整備されていて、自然が生み出した絶景や、沖縄県の天然記念物にも指定されている「万座毛石灰岩植物群落」などを観察できます。沖合に浮かぶ「夫婦岩」は、家内安全や恋愛成就といったご利益があるといわれ、夫婦やカップルにも人気ですよ。

なお断崖には柵がない場所もあるので、見学の際は遊歩道からできるだけ離れないよう注意しましょう。

名称万座毛(まんざもう)
所在地沖縄県国頭郡恩納村恩納
営業時間8:00~19:00(見学は日没まで)
定休日なし
アクセス路線バス(那覇バスターミナルより乗車):恩納村役場前下車 徒歩約15分
沖縄自動車道:屋嘉ICから車で約10分
駐車場あり(第一・第二あわせて300台)
関連サイトhttps://www.vill.onna.okinawa.jp/about/information/1484719566/1484720229/
https://www.manzamo.jp/

果報バンタ(かふうばんた)|うるま市

沖縄の言葉で「幸せの崖」を意味する「果報バンタ(かふうばんた)」。ご利益のありそうな名前はもちろん、美しい岬と鮮やかな海が生み出す絶景も人気の理由です。

果報バンタは「宮城島(みやぎじま)」という島にありますが、沖縄本島とは海中道路で結ばれているので車で簡単にアクセスできます。周辺にはエネルギーの通り道とされる「龍神風道(りゅうじんふうどう)」や、天・地・海の3人の神様が集まる場所とされる「三天御座(みてぃんうざ)」といったパワースポットもありますよ。

果報バンタと龍神風道、三天御座があるのは、沖縄土産として有名な「ぬちまーす」製造工場の敷地内。「ぬちまーすそば」や「ぬちまーすカレー」「ぬちまーす塩ソフト」「ぬちまーす大福」など、ここならではのオリジナルメニューを楽しめるカフェもあります。ぜひドライブついでに立ち寄ってみましょう。

名称果報バンタ(かふうばんた)
所在地沖縄県うるま市与那城宮城2768
営業時間9:00~17:30
定休日なし
アクセス沖縄自動車道:沖縄北ICから車で約40分
駐車場あり(株式会社ぬちまーす)
関連サイトhttps://nuchima-su.co.jp/

斎場御獄(せーふぁうたき)|南城市

沖縄にあるパワースポットのなかでも、とくに強い力を持つとされるのが南城市の「斎場御獄(せーふぁうたき)」。2000年にはユネスコの世界文化遺産に登録され、世界的にも有名な場所です。

ちなみに「御獄(うたき)」とは沖縄の伝統的な聖地で、神への祈りを捧げたり、祭祀(さいし)を行ったりする場所のこと。沖縄には大小さまざまな御獄がありますが、斎場御獄はその最高位の場所とされています。琉球王国時代には国家的な祭事もこの場所で行われていたそうです。

もちろん現在でも、斎場御獄は神聖な場所として大切にされています。ミニスカートや短パンといった露出度の高い服で訪れたり、エリア内の壺や香炉に触れるのはタブー。動植物や石を持ち込んだり、持ち出したりするのも禁止です(入場前にマナービデオの視聴が義務づけられています)。マナーを守って参拝・見学をしましょう。

名称斎場御獄(せーふぁうたき)
所在地沖縄県南城市知念字久手堅地内
営業時間3〜10月:9:00〜18:00(チケット販売は17:15まで、最終入場は17:30)
11月~2月:9:00〜17:30(チケット販売は16:45まで、最終入場は17:00)
定休日旧暦5月1日~3日、旧暦10月1日~3日
※毎年変動するため公式ホームページ等で要確認
※2023年は6月18~20日、11月13~15日
アクセス路線バス(那覇バスターミナルより乗車・南城市役所でNバスに乗り継ぎ):斎場御嶽入口下車 徒歩すぐ※
豊見城東道路:南風原南ICから車で約25分※
※いずれも券売所まで。券売所から入口までは徒歩7〜10分
駐車場あり
公式サイトhttps://okinawa-nanjo.jp/sefa/

ガンガラーの谷|南城市

「ガンガラーの谷」は、沖縄南部にあるパワースポット。数十万年前の鍾乳洞が崩落してできたといわれる谷です。「ガンガラー」というユニークな名前は、その昔、この場所に石を投げ込んだところ「ガン、ガン、ガラ、ガラ」という音が響いたことに由来しているのだそう。

ガンガラーの谷の見どころは、ガジュマルをはじめとする亜熱帯の森や「イナグ洞」「イキガ洞」「武芸洞」などの洞窟です。エリア内からは古代人の人骨や「2万3千年前の貝製釣り針」「1万4千年前の石英製石器」などが見つかっていて、今も定期的に発掘調査が行われています。

そんな神秘的なガンガラーの谷ですが、入場できるのはガイドツアーの参加者のみ。ツアーは原則として毎日、9:20〜16:00のあいだに20分間隔で出発します。前日17:00までの予約が原則ですが、定員に空きがあれば当日参加も可能。待ち時間には洞窟をそのまま利用した「CAVECAFE(ケイブカフェ)」も利用できますよ。

名称ガンガラーの谷
所在地沖縄県南城市玉城字前川202
営業時間受付時間:9:00〜17:30
ツアー出発時間:9:20〜16:00の間、20分ごとに出発
※ツアー参加者のみ入場可能
定休日なし
アクセス路線バス(那覇バスターミナルより乗車):玉泉洞前下車 徒歩約2分
沖縄自動車道:南風原南ICから車で約10分
駐車場あり
公式サイトhttps://gangala.com/

先人たちが残したパワースポット

普天間宮(ふてんまぐう)|宜野湾市

「普天間宮(ふてんまぐう)」は、琉球王国から特別な扱いを受けていた琉球八社(りゅうきゅうはっしゃ)と呼ばれる神社のひとつです。ご祭神は琉球神道の神様や熊野権現(くまのごんげん)などで、航海安全や豊漁、五穀豊穣、交通安全、縁結び、安産、商売繁盛、学業成就など、さまざまなご利益があるとされています。

普天間宮の見どころのひとつは、本殿の横にある「普天満宮洞穴(ふてんまぐうどうけつ)」です。洞窟は全長約280mで、入口付近や洞内からは約3,000年前の遺物や、約2万年前の動物の骨などが見つかっているのだそう。一般的な神社とはひと味ちがう、神秘的な空間をぜひ見に行きましょう。

名称普天間宮(ふてんまぐう)
所在地沖縄県宜野湾市普天間1-27-10
開門時間授与所:9:30〜18:00
普天間宮洞窟:10:00〜17:00
定休日なし
アクセス路線バス(那覇バスターミナルより乗車):普天間または普天間入口下車 徒歩約3分
沖縄自動車道:北中城ICから車で約5分
駐車場あり
公式サイトhttp://futenmagu.or.jp/

首里森御嶽(すいむいうたき)|那覇市

「首里森御嶽(すいむいうたき)」は、首里城(しゅりじょう)の中心とされる神聖な場所です。琉球の神話によると、石垣に囲まれたこの小さな空間は「神が造った場所」なのだそう。首里城にはかつて十嶽(とたけ)という10の御嶽があったと伝えられていますが、首里森御嶽はそのなかで最も格式が高いそうです。

首里森御嶽は首里城公園の「城郭内無料区域」にあります。御嶽の正面には小さな門がありますが、中に入ることはできません。この場所で祈りを捧げていた琉球国王の姿を思い浮かべながら、静かに見学しましょう。

名称首里森御嶽(すいむいうたき)
所在地沖縄県那覇市首里金城町1-2
開門時間4月〜6月・10月〜11月:8:30〜19:30
7月〜9月:8:30〜20:30
12月〜3月:8:30〜18:30
定休日なし
※地下駐車場は7月の第1水曜日とその翌日
アクセスゆいれーる:首里駅から徒歩約15分
路線バス(那覇バスターミナルより乗車):
首里城前下車 徒歩約1分
首里城公園入口下車 徒歩約1分
沖縄自動車道:那覇ICから車で約5分
駐車場あり(地下1F・2F 計50~116台)
公式サイトhttp://oki-park.jp/shurijo/(首里城)

玉陵(たまうどぅん)|那覇市

琉球国王・尚真王(しょうしんおう)が父親をまつるために建てた「玉陵(たまうどぅん)」。1501年の建造以来、第二尚氏王統(だいにしょうしおうとう)と呼ばれる王家の墓所としてつかわれてきました。まるで宮殿のような独特な形は、破風墓(はふばか)と呼ばれる沖縄独自のもの。玉陵は現存する最古の破風墓だそうです。

ちなみに玉陵は第2次世界大戦の沖縄戦で半壊したものの、1974年から3年かけて復元されました。その後2000年にユネスコの世界文化遺産に登録、そして2018年には国宝に指定されています。

名称玉陵(たまうどぅん)
所在地沖縄県那覇市首里金城町1-3
開門時間9:00〜18:00(入場は17:30まで)
定休日なし
アクセスゆいレール:首里駅から徒歩約15分
路線バス(那覇バスターミナルより乗車):
首里城前下車 徒歩約1分
首里城公園入口下車 徒歩約5分

沖縄自動車道:那覇ICから車で約10分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.city.naha.okinawa.jp/kankou/bunkazai/tamaudun.html

波上宮(なみのうえぐう)|那覇市

那覇市にある「波上宮(なみのうえぐう)」は琉球八社のひとつで、そのなかでもっとも格式が高いとされる神社です。創建年は伝えられていませんが、もともとこの場所は海の彼方の理想郷を信仰する「ニライカナイ信仰」の聖地だったそうです。現在のご祭神は伊弉冉尊 (いざなみのみこと)、速玉男尊 (はやたまをのみこと)、事解男尊 (ことさかをのみこと)などで、恋愛成就、良縁祈願、安産祈願などにご利益があると信じられています。

那覇市の中心からは少し離れたところにありますが、ゆいレールの旭橋駅からは徒歩圏内。穏やかなビーチに鎮座する岩山と、そこに建つ波上宮はインパクト抜群です。ぜひ、散歩がてら訪れてみてくださいね。

名称波上宮(なみのうえぐう)
所在地沖縄県那覇市若狭1-25-11
開門時間授与所:9:00〜17:00
※1月1〜3日は7:00〜18:00
アクセスゆいレール:旭橋駅から徒歩約15分
路線バス(パレットくもじ前より乗車):西武門下車 徒歩約3分
沖縄自動車道:那覇ICから車で約20分
駐車場あり(20台)
公式サイトhttp://naminouegu.jp/

沖縄本島周辺のパワースポット

古宇利島(こうりじま)|国頭郡今帰仁村

「古宇利島(こうりじま)」は、今帰仁村(なきじんそん)の沖合に浮かぶ一周約8kmの島です。島といっても沖縄本島から「古宇利大橋(こうりおおはし)」という橋で結ばれているので、アクセスに困ることはないでしょう。

古宇利島の名前は、一説によると島に伝わる伝説に由来しています。かつて「琉球人の始まり」とされる男女がこの島で暮らしていたそうで、そこから「恋島(くいじま)」と呼ばれ、やがて古宇利島へと変化したのだとか。島内にはハートの形をした「ハートロック」や、縁結びの御嶽といったパワースポットが点在しています。

ちなみに古宇利大橋は「まるで海の上を走っているよう」と人気の観光スポット。ぜひドライブやサイクリングで楽しんでみてください。

名称古宇利島(こうりじま)
所在地沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利
アクセスやんばる急行バス四島線(那覇空港国内線から乗車・今帰仁村役場で乗り継ぎ):
トケイ浜・ハートロック下車
古宇利オーシャンタワー下車
古宇利島物産センター下車  

沖縄自動車道:許田ICから車で約40分
公式サイトhttp://kourijima.info/

浜比嘉島(はまひがしま)|うるま市

「浜比嘉島(はまひがしま)」は、うるま市の沖合にある一周約6.7kmの島です。浜比嘉という名前は、島にあるふたつの集落「浜集落(勝連浜)」と「比嘉集落(勝連比嘉)」に由来しているのだそう。

浜比嘉島は小さな島ですが、島の周囲にはさらに小さな島が点在しています。そのうちのひとつ、アマンジという小島には「アマミチューの墓」という聖地があり、五穀豊穣や無病息災、子宝祈願などのご利益があるといいます。ちなみにアマミチューというのは、琉球を造った女神「アマミキヨ」のことで、その男神「シネリキヨ(シルミチュー)」とともにまつられているそうです。

沖縄本島から浜比嘉島までは「海中道路」と「浜比嘉大橋(はまひがおおはし)」を経由して車でアクセスできます。島を一周する車道はないため、車を停めて島内散策を楽しみましょう。

名称浜比嘉島(はまひがしま)
所在地沖縄県うるま市勝連
アクセス路線バス(那覇バスターミナルより乗車・JAおきなわ与那城支店前でうるま四島コミュニティバスに乗り継ぎ):
浜漁港前下車
比嘉港湾前下車
兼久漁港前下車  

沖縄自動車道 : 沖縄北ICから車で約40分
関連サイトhttps://www.okinawastory.jp/spot/1269(沖縄観光情報WEBサイト)

久高島(くだかじま)|南城市

「久高島(くだかじま)」は沖縄本島から南西方向に位置する離島です。琉球を造った「アマミキヨ」が最初に降り立ち、ここから国造りを始めたという伝説から「神の島」とも呼ばれています。沖縄好き&パワースポット好きな人なら、一度は訪れてみたい場所ではないでしょうか。

久高島の島内には、いたるところに御嶽や拝所(うがんじゅ)などの聖域があります。なかでも島の中央近くにある「フボー御嶽」は最も神聖な場所とされ、年間を通して立入禁止です。また神事などの行事に合わせて立入禁止になるエリアもあるため、島を訪れる際は注意しましょう。

久高島へは沖縄本島から高速船やフェリーが出ているため、比較的気軽にアクセスできます。ですが島の人たちにとって久高島は神聖な場所であり、大切な生活の場所です。マナーを守って見学・散策するようにしてくださいね。

名称久高島(くだかじま)
所在地沖縄県南城市知念
アクセス久高海運:安座真港から高速船で約15分・フェリーで約25分
公式サイトhttps://kudaka-island.com/

神秘的な沖縄のパワースポットめぐりを楽しもう

沖縄には、自然が生み出した神秘的な地形や地元の人たちに受け継がれてきた祈りの場など、パワースポットと呼ばれる場所がたくさんあります。この記事をきっかけに、グルメやマリンレジャーだけじゃない沖縄のディープな魅力に触れてみてはいかがでしょうか?

※ 本記事は2023年10月2日時点の内容です

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