北海道の秘湯の特徴

北海道には、251か所と非常に多くの温泉地があり、この数字は日本一だと言われています。

温泉ごとにお湯の泉質や効能が異なっており、健康効果が期待できる泉質や女性に嬉しい美肌効果、冷え性改善が期待できる泉質など、多種多様な効能が得られます。また、ロケーション抜群の露天風呂や、時間制の貸切風呂などもあります。

魅力たっぷりな北海道の温泉で、心身ともにリフレッシュしてください。

【北海道の秘湯1】湯宿だいいち

「湯処だいいち」は、自然に囲まれた静かな場所にある温泉宿です。岩造りの混浴大露天風呂をはじめ、男湯では丸太風呂が、女湯では露天岩風呂が楽しめます。また、サウナや岩盤浴、貸切風呂など、さまざまな温泉施設が揃っているのも魅力と言えるでしょう。日帰り入浴も可能です。

美しい景色を眺めながら、源泉掛け流しの温泉をとことん堪能し、最高のひとときを過ごしてください。

施設名	湯宿だいいち
住所	北海道標津郡中標津町養老牛518
営業時間	【日帰り入浴受付時間】 13:00～15:00（16:00退館） 【宿泊】 チェックイン 15:00 チェックアウト 11:00 【温泉清掃時間】 本館 10:00～13:00（木曜日のみ14:00まで） 別館 7:00～10:00
休館日	要確認
アクセス	車：釧路市から約90分 飛行機：中標津空港から約30分
駐車場	あり
公式サイト	http://www.yoroushi.jp/
泉質	ナトリウム・カルシウム・塩化物硫酸塩泉

【北海道の秘湯2】旭岳温泉 湯元 湧駒荘

「旭岳温泉 湯元 湧駒荘」は、大雪山国立公園内にある温泉宿です。木のぬくもりを感じる館内に一歩足を踏み入れるだけで、穏やかな気持ちになれます。

別館の「神々の湯」は、日帰り入浴も可能です。なかでも標高1,000メートルの高原にある露天風呂は、自然の美しさに癒されながら、源泉かけ流しの温泉でゆったり過ごせるおすすめ浴場。幻想的な空間で過ごすひとときはまさに至福です。

施設名	旭岳温泉 湯元 湧駒荘
住所	北海道上川郡東川町勇駒別旭岳温泉
営業時間	【日帰り入浴受付時間】 12:00～18:00（営業時間19:00まで） 【宿泊】 チェックイン：15:00～18:00 チェックアウト：10:00
休館日	要確認
アクセス	車：旭川空港から約45分 旭川電気軌道（いで湯号）：旭岳温泉入口下車　徒歩約1分
駐車場	あり
公式サイト	https://www.yukoman.jp/
泉質	硫酸塩泉、マグネシウム‐硫酸塩泉、炭酸水素塩泉、ナトリウム‐硫酸塩泉、ナトリウム・カルシウム‐塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉

【北海道の秘湯3】コタン温泉露天風呂

屈斜路の湖畔にある「コタン温泉露天風呂」。無料で入浴できる野天風呂で、基本的には混浴になりますが、水着の着用やタオルを巻いての入浴も可能です。また、男女別の脱衣所も設けられています。

目の前に広がる雄大な湖を眺めながら、まったりと過ごせる秘湯です。とくに夕暮れ時の景色は格別！金色に染まる湖はすでに多くのメディアに取り上げられていますが、実際に目にすれば一生ものの思い出になるでしょう。

施設名	コタン温泉露天風呂
住所	北海道川上郡弟子屈町屈斜路古丹
営業時間	24時間営業 ※週1回定期清掃による入浴不可あり
休館日	なし
アクセス	車：JR釧路本線・川湯温泉駅から約20分
駐車場	あり
公式サイト	https://www.masyuko.or.jp/introduce/kotannoyu/
泉質	ナトリウム-炭酸水素塩泉
周辺宿泊施設	屈斜路プリンスホテル お宿欣喜湯 別邸 忍冬（SUIKAZURA）

【北海道の秘湯4】吹上露天の湯

「吹上露天の湯」は、大自然に囲まれた開放感あふれる人気の無料露天風呂です。脱衣所がないので、水着の着用やタオルを巻いて入浴すると良いでしょう。

テレビドラマ「北の国から」に登場したことから、一気に有名なスポットになったのだとか。また、泉質は別名「傷の湯」とも呼ばれる「石膏食塩泉」で、健康効果も期待できます。混浴ですが、いつも大勢の人で賑わっている人気の浴場です。

施設名	吹上露天の湯
住所	北海道空知郡上富良野町吹上温泉
営業時間	24時間営業
休館日	なし
アクセス	車：JR富良野線・上富良野駅から約25分 上富良野町営バス：吹上温泉白銀下車　徒歩約8分
駐車場	あり
公式サイト	なし
泉質	ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
周辺宿泊施設	吹上温泉保養センター白銀荘

【北海道の秘湯5】国民宿舎 トムラウシ温泉 東大雪荘

「国民宿舎 トムラウシ温泉 東大雪荘」は、宿泊や日帰り入浴、大人数での宴会利用など、さまざまな楽しみ方ができるおすすめスポットです。

温泉施設は、天井の高さが8メートルもある広々とした大浴場、絶景を楽しめる露天風呂、高温ミストサウナやヒノキ湧水風呂など、バリエーションに富んでいます。健康効果、美容効果、どちらも期待できる温泉で、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

施設名	国民宿舎 トムラウシ温泉 東大雪荘
住所	北海道上川郡新得町屈足 トムラウシ
営業時間	【日帰り入浴受付時間】 13:00～19:30（20:00閉館） 【宿泊者】 13:00～翌9:00
休館日	年中無休（不定期でメンテナンス休館日あり）
アクセス	車：新千歳空港より約3時間 北海道柘植バス：トムラウシ温泉（東大雪荘）下車　徒歩約1分（※夏期のみ）
駐車場	あり（約50台）
公式サイト	http://www.tomuraushionsen.com/
泉質	ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉

【北海道の秘湯6】銀婚湯

四季折々の景色を満喫できる庭園や、樹齢1,000年を越えるイチイの大樹、夫婦岩など、風情が溢れる敷地内で、非日常的な時間を過ごせる「銀婚湯」。名前の通り、銀婚を祝うご夫婦や、新婚のご夫婦が宿泊することも多いのだそう。

銀婚湯では11種類の温泉が設備されており、その内の6種類は宿泊者限定で利用できる「隠し湯」として楽しめます。敷地内を散策して野天風呂を探す体験は、貴重な思い出になることでしょう。

施設名	銀婚湯
住所	北海道二海郡八雲町上ノ湯199
営業時間	【日帰り入浴】 12:00～16:00
休館日	【日帰り入浴】 月曜日（祝日や振替休日の場合はその翌日）
アクセス	車：JR函館本線・落部駅から約15分 ※宿泊者は送迎あり（要予約）
駐車場	あり
公式サイト	http://www.ginkonyu.com/
泉質	ナトリウム‐塩化物泉、ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉

【北海道の秘湯7】芽登温泉

明治34年に開湯し、100年以上時が経った今も人気を誇る「芽登温泉（めとうおんせん）」。開湯から現在も「自然湧出・源泉100％・掛け流し・加温なし」を守り抜いている、歴史とこだわりのある温泉です。

樹木に囲まれた大露天風呂、川沿いの小露天風呂、さらに平成27年に新設された露天風呂「巨岩の湯」と、3種類の露天風呂が大人気。「巨岩の湯」では、夜になると温泉の湯を飲みにやって来るエゾシカの群れが見られるかもしれません。

施設名	芽登温泉
住所	北海道足寄郡足寄町芽登2979
営業時間	【日帰り入浴】 11:00～18:00（閉館） 巨岩の湯　・男性専用：11:00～12:00 　　　　　・女性専用：12:00～13:00 　　　　　・混浴：13:00～18:00 【宿泊者】 チェックイン：15:00 チェックアウト：10:00 露天風呂・内風呂：24時間入浴可能 巨岩の湯：20:00～22:00は貸切になる場合あり ※清掃時間（毎日9:00～10:30予定）を除く
休館日	【日帰り入浴】 月曜日
アクセス	車：帯広市から約1時間30分 無料シャトルバス：芽登温泉下車　徒歩約1分
駐車場	あり
公式サイト	https://metouonsen.jp/
泉質	単純硫黄温泉

【北海道の秘湯8】然別峡かんの温泉

然別峡の奥深くにある「然別峡（しかりべつきょう）かんの温泉」。大自然の中、非日常的な時間を過ごせるスポットです。

ウヌカル棟には5種類の湯船が。「ウヌカル」はアイヌ語で「出会う」を意味するそうです。そしてイナンクル棟には4種類の湯船があり、うち2つは露天風呂になっています。「イナンクル」はアイヌ語で「幸せ」を意味するとのこと。ほかにも、足下から源泉が湧き上がるイコロ・ボッカの湯、貸切露天風呂の幾稲鳴滝（いねなるたき）の湯など、あわせて11種類の湯船が揃っています。温泉を満喫したい方にはぜひ訪れていただきたい秘湯です。

施設名	然別峡かんの温泉
住所	北海道河東郡鹿追町字然別国有林145林班
営業時間	【日帰り入浴受付時間】 12:00～17:00（17:30閉館）
休館日	【日帰り入浴】 夏営業：火曜日 冬営業：火・水曜日 （不定期休みあり）
アクセス	車：道東自動車道十勝清水ICから約1時間
駐車場	あり
公式サイト	https://www.kanno-onsen.com/
泉質	ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉

【北海道の秘湯9】幌加温泉湯元 鹿の谷

「幌加温泉湯元 鹿の谷（ほろかおんせん かのや）」は、知る人ぞ知る秘湯スポット！4種類の湯船があり、内湯のひとつは女性専用、もうひとつは露天風呂になっています。開放的な露天風呂は、すがすがしい気持ちになること間違いなし！周囲には野生のシカが生息しているので、もしかするとシカが現れるかもしれません。

宿泊も可能ですが、プランは素泊まりのみのようです。宿泊する際は食材を持参していきましょう！

施設名	幌加温泉湯元 鹿の谷
住所	北海道河東郡上士幌町幌加
営業時間	【日帰り入浴】 9:00～20:00 【宿泊者】 0:00～24:00（24時間入浴可能）
休館日	要確認
アクセス	北海道柘植バス：幌加温泉入口下車　徒歩約17分
駐車場	要確認
公式サイト	なし
泉質	ナトリウム・鉄鉱・カルシウム・硫黄

【北海道の秘湯10】瀬石温泉

世界遺産である知床半島の羅臼町にある「瀬石（せせき）温泉」。干潮時のみ温泉が現れ、満潮時には海中に水没してしまう、マニアックな秘湯です。

入浴ができる時期も夏場の約2か月間で、天候や海の状態によっては入れないことも。そのため、当日の天気を確認しながらスケジュールを立てる必要があります。海を一望しながら入浴できるので、ピンポイントに予定を立てて、瀬石温泉を満喫してください。

施設名	瀬石温泉
住所	北海道目梨郡羅臼町瀬石
営業時間	7月初旬～9月中旬又は下旬頃（要確認）
休館日	要確認
アクセス	車：中標津空港から約1時間25分
駐車場	あり（約10台）
公式サイト	https://rausu-konbu.com/seseki/
泉質	ナトリウム-塩化物泉
周辺宿泊施設	KIKI知床 ナチュラルリゾート 北こぶし知床 ホテル＆リゾート

【北海道の秘湯11】然別峡野営場 鹿の湯

大雪山国立公園内にある「然別峡野営場 鹿の湯（しかりべつきょうやえいじょう かのゆ）」。源泉100%の野天風呂が期間限定で楽しめます。野天風呂のすぐ隣には渓流が流れており、風情も抜群です。秘湯マニアがこぞって訪れるスポットとして非常に人気があります。公園内には宿泊施設やキャンプ場もあるので、家族や恋人とのお出かけにもぴったり！

2023年の営業日はまだ更新されていませんので、公式サイトを確認してから訪れることをおすすめします。

施設名	然別峡野営場 鹿の湯
住所	北海道河東郡鹿追町然別峡
営業時間	7月1日～9月30日（2022年）
休館日	要確認
アクセス	車：道東自動車道十勝清水ICから約1時間
駐車場	あり
公式サイト	https://www.shikaoi.net/detail/42
泉質	ナトリウム-炭酸水素・塩化物泉

北海道の秘湯で身も心も癒やされよう

日本一の温泉地を誇る北海道。今回は、とくに「秘湯」として名高い11か所をご紹介しました。どのスポットも、秘湯ならではの魅力が感じられるおすすめ温泉です。日帰り入浴が楽しめる施設も多いので、秘湯巡りをしてみるのもいいですね。

北海道の秘湯で、身も心も癒やされてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023年4月13日時点の内容です。