金沢ってどんな街？

金沢は、加賀百万石と呼ばれる美しい城下町です。金沢城・兼六園・長町武家屋敷などの歴史的建造物は非常に有名ですが、江戸時代の街なみの面影を残す、金沢三大茶屋街と呼ばれるひがし茶屋街、主計町茶屋街、にし茶屋街なども、ぜひ訪れてほしいエリアです。

金沢の街はコンパクトなので歩いて観光することもできますが、旅行前に何を食べるか、何を見るかを考えておくと、スケジュールに応じてバスやタクシーをつかって効率良く回ることができ、観光の選択肢も広がりますよ。

【金沢のおすすめカフェ1】CAFE DUMBO｜金沢市香林坊

コーヒーの香りとお菓子を焼く良い匂いがフンワリと漂う「CAFE DUMBO」は、NY・ブルックリンのダンボ地区をイメージした、モダンでクールなカフェです。

自然な甘味のチーズケーキやキャロットケーキが人気ですが、NYらしいクリームたっぷりのドーナツやマリトッツォなどもおすすめ。ドリンクもケーキ類も大ぶりで、軽食メニューもあり、お財布もおなかも大満足です。

お店を出て、江戸時代初期に造られた生活用水路「鞍月用水（くらつきようすい）」があるせせらぎ通りという小路に沿って歩くと、縁切り＆縁結びの恋愛パワースポットと呼ばれる貴船神社があります。さらに周辺には武家屋敷や、加賀藩前田家の前田利家とおまつを祀った尾山神社（おやまじんじゃ）もあります。

施設名	CAFE DUMBO
住所	石川県金沢市香林坊2-11-6
開店時間	火～土　12:00～18:00
定休日	日月祝　休み
アクセス	JR各線：金沢駅から徒歩約30分 北陸鉄道バス：香林坊下車　徒歩約5分
駐車場	なし
公式サイト	https://cafedumbo.tumblr.com/

【金沢のおすすめカフェ2】豆皿茶屋｜金沢市丸の内

加賀百万石前田家のお城である金沢城の見学で歩き疲れたら、金沢公園内にある和風カフェ「豆皿茶屋」に立ち寄ってみてください。かわいらしい豆皿にちょこんとお菓子や銘菓をのせた御膳で、石川県のおいしいものが少しずつ楽しめます。

豆皿は3～9皿まで選べるので、おなかの空き具合によって調節できるのもうれしいですね。カフェ利用なら、金箔ソフトクリームや金沢珈琲、加賀棒茶もおすすめです。カフェ内の和食器はすべて九谷焼で、土産物としても販売しています。

金沢公園の甚右衛門坂を出て3分ほど歩くと、金沢の伝統工芸『加賀水引』の体験ができる「金沢水引 平岡結納舗 本店」があります。皇室献上品でもある加賀水引を使った、縁起が良くて品のあるブローチ作りなどの体験ができます。

施設名	豆皿茶屋
住所	石川県金沢市丸の内1-1 金沢城公園 鶴の丸休憩館内
開店時間	11:00～16:00
定休日	無休
アクセス	JR各線：金沢駅から徒歩約30分 北陸鉄道バス：兼六園下・金沢城下車すぐ
駐車場	あり（482台）
公式サイト	https://www.e-maplehouse.com/contents/shop/mamezara.html

【金沢のおすすめカフェ3】ル ミュゼ ドゥ アッシュ 金沢店｜金沢市出羽町

「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」は、石川県出身の世界的なパティシエ、辻口博啓氏が手がけるミュージアムカフェです。石川県立美術館のエントランス奥にありますが、美術館に入らなくても入店でき、ガラス張りで広々とした店内でゆっくりとくつろげます。

北陸と能登の素材を使ったこだわりのスイーツと、加賀のお茶にフレーバーをブレンドしたドリンクはここでしか味わえません。

歩いてすぐの金澤神社のそばには、「金沢」の名前の由来となった霊泉があります。その昔に芋掘藤五郎という男がこの湧き水で芋を洗ったところ、たくさんの砂金が出てきたという伝説があり、現在では金運のパワースポットとして知られています。

施設名	ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA
住所	石川県金沢市出羽町2-1　県立美術館内
開店時間	10:00～18:00（17:00 L.O.） ※石川県立美術館の休館日も営業しています
定休日	不定休
アクセス	北陸鉄道バス：出羽町下車徒歩　約10分 広坂・21世紀美術館下車徒歩　約8分 JR各線：金沢駅からタクシー約10分
駐車場	あり（無料）
公式サイト	https://le-musee-de-h.jp/

【金沢のおすすめカフェ4】菓舗 Kazu Nakashima｜金沢市東山

「菓舗 Kazu Nakashima」は、金沢ひがし茶屋街で創業140年の歴史を持つ、金沢スイーツの代表格とも言える老舗和菓子店です。フルーツが丸ごと入った美しい大福をSNSで見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

少し塩気がある大福は、抹茶だけでなくスパークリングワインや地酒にもよく合います。老舗和菓子店ならではのどらやき・上生菓子・カステラ・ぜんざいなどもおすすめです。

ひがし茶屋街には江戸時代の建物を当時の姿で利用した、花街文化の資料館「金沢ひがし茶屋街 お茶屋美術館」があります。はなれにある「群青の間」の美しさは、きっと旅の思い出になるはず。撮影厳禁の施設なので、訪れた人しかその雰囲気を体験できません。ぜひ足を運んでみてください。

施設名	菓舗 Kazu Nakashima
住所	石川県金沢市東山1-7-6
開店時間	10:00～18:00
定休日	木曜
アクセス	JR各線：金沢駅から徒歩約23分 北陸鉄道バス：橋場町停留所下車　徒歩約3分 JR各線：金沢駅からタクシー約10分
駐車場	なし
公式サイト	https://kazunakashima.gorp.jp/

【金沢のおすすめカフェ5】YAE 東山｜金沢市観音町

「YAE 東山」は、黒を基調にしたモダンなカフェです。蔵と町屋を改造した薄暗い店内にはほんのりと木の香りが漂い、非日常の時間と空間を体験できます。

おすすめメニューは、北陸の食材を使ったそば粉のガレット。「1皿のガレットで味わう、コース料理」というコンセプトのおしゃれなガレットで、、北陸のワイナリーで生み出されたシードルとのマリアージュを楽しみましょう。

YAE東山からひがし茶屋街を3分ほど歩けば、400年の歴史と伝統を持つ「金箔」のお店、「箔座ひかり藏」があります。店内には作家もの陶器や金箔アイテムなど、縁起物としての金沢土産が勢揃い。なかでも純金プラチナ箔仕上げの、目もくらむような「黄金の蔵」は必見です。

施設名	YAE 東山
住所	石川県金沢市観音町1-6-7
開店時間	火～日・祝日・祝前日: 11:00～17:00 （料理L.O.16:30・ドリンクL.O.16:30）
定休日	月曜
アクセス	JR各線：金沢駅から徒歩約24分 北陸鉄道バス：橋場町下車　徒歩約5分 （ひがし茶屋街の中にあります） JR各線：金沢駅からタクシー約10分
駐車場	なし
公式サイト	https://yae.owst.jp/

【金沢のおすすめカフェ6】ひらみぱん｜金沢市長町

「Boulangerie et Bistro ひらみぱん」は、ヨーロッパの街角にあるような雰囲気の、ビストロとパンのお店です。天然酵母で丁寧に焼き上げたハード系のパン、甘いパン、焼き菓子など、種類が多いのも魅力です。

朝食のクロックマダムは、開店30分前から行列ができるほどの人気商品。フルフルの半熟卵にナイフを入れて、流れでた黄身をサクサクのトーストにつけて味わいましょう。

お店から歩いて3分ほどのエリアには、旧加賀藩士高田家跡や長者武家屋敷休憩館など、見どころが数多くあります。ひらみぱんは移動販売もしているので、運が良ければ散策中に出会える可能性もありますよ。

施設名	Boulangerie et Bistro ひらみぱん
住所	石川県金沢市長町1-6-11
開店時間	モーニング 8:00～10:30（L.O.) ランチ 12:00～15:30（L.O.) パンの販売 8:00～18:00
定休日	月曜
アクセス	JR各線：金沢駅から徒歩約18分 北陸鉄道バス：南町・尾山神社下車　徒歩約7分
駐車場	あり（1台）
公式サイト	https://hiramipan.co.jp/

【金沢のおすすめカフェ7】菓ふぇ MURAKAMI クロスゲート金沢店｜金沢市広岡

「菓ふぇ MURAKAMI クロスゲート金沢店」は、創業110年の老舗「和菓子 村上」が運営するカフェです。もちもちの白玉や100％米粉を使ったパンケーキなど、職人さんによる出来たての和菓子メニューが特徴です。

自家製餡を使ったどら焼き風の和菓子「ふくさ餅」と大きめのわらび餅は、本店でも人気の金沢名物なので、お土産にもぴったりです。カフェコーナーは席数が多いので、グループ利用でも安心です。

お店の近くには、金沢の伝統芸能、能楽・加賀宝生（かがほうしょう）で使われる鼓の胴をモチーフにした、高さ13.7メートルの「鼓門」があります。このJR金沢駅の新しいシンボルは、記念写真にぴったりのスポットです。

施設名	菓ふぇ MURAKAMI クロスゲート金沢店
住所	石川県金沢市広岡1-5-3　クロスゲート金沢 1階105区画
開店時間	10:00～20:00（L.O.19:00）
定休日	クロスゲートの運営に準じます
アクセス	JR各線：金沢駅から徒歩約2分（クロスゲート金沢内）
駐車場	あり（クロスゲート駐車場を利用・駐車券サービスなし）
公式サイト	https://www.cafe-murakami.com/

【金沢のおすすめカフェ8】Cafe de Reverie｜金沢市金石西

「cafe de Reverie 」は、港の倉庫を改装したオシャレなカフェです。海の見える窓際の席で、優雅に水をかく水鳥を眺めながら、リラックスできます。

こだわりの紅茶とコーヒーに合わせたケーキ・パンがそろっているので、カフェにもランチにもつかえます。午後から日暮れまでの営業で、とくに冬場は思ったよりも早くクローズするため注意してください。

金沢駅からはレンタカーかタクシーが最も行きやすいので、このカフェに行く日は車移動での観光を予定しておくと効率良く回れます。雨の日の景色も風情がありますが、あまりにも悪天候の日は臨時休業することもあるのだそう。

近隣エリアには、日本で最大級の体感型金箔総合ミュージアム「箔一本店 箔巧館」があります。ここでは、前田家所縁の「黄金の鎧兜」や「金箔の間」を見学しましょう。また、金箔工芸の体験や、金箔ソフトクリーム、金箔入りコスメなど、金箔尽くしの経験もできます。

施設名	cafe de Reverie
住所	石川県金沢市金石西1-1-8
開店時間	平日 13:00～日暮れ（L.O.日没） 土日 13:00～日暮れ（L.O.日没）
定休日	日曜・月曜
アクセス	香林坊から大野・金沢港・石川県健民海浜公園方面へ車で約20分（金沢温泉金石荘のすぐそば）
駐車場	あり
公式サイト	http://cafe-reverie.com/

金沢でおしゃれなカフェ巡りを楽しもう

金沢でおすすめ、さらに画像にしても映えるカフェをまとめてご紹介しました。金沢の観光の合間にカフェに立ち寄る以外にも、カフェめぐりをテーマに金沢観光をするのも良さそうですね。すてきな旅の思い出を作ってください。

※ 本記事は2024年4月22日時点の内容です