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【2024年最新】ジンベエザメが見られる水族館は?各施設の魅力も紹介

「沖縄美ら海水族館」のジンベエザメ

世界最大の魚・ジンベエザメに会える日本の水族館3選。巨大水槽を優雅に泳ぐ姿は圧巻です。それぞれの水族館の特徴や見どころ、ジンベエザメの生態まで、わかりやすく紹介していきます。ぜひ週末のお出かけや、旅行を計画する際の参考にしてください。

水族館の人気者、ジンベエザメ。大きな体に白い斑点模様、ゆったりと泳ぐ姿は、まさに海の王者と呼びたくなるような迫力と優雅さです。

2024年現在、日本国内でジンベエザメを飼育・展示している水族館はわずか3館のみ。今回は、そんな貴重なジンベエザメたちに会える水族館を、それぞれの魅力とともにご紹介します。

ジンベエザメが見られる水族館3選

世界最大の魚といわれるジンベエザメ。当然、飼育するには巨大な水槽が必要です。日本にはたくさんの水族館がありますが、これほどの施設を備えた水族館は多くありません。

今回は、ジンベエザメと出合える水族館として大阪府の「海遊館」、鹿児島県の「いおワールドかごしま水族館」、沖縄県の「沖縄美ら海水族館」を紹介していきます。

※ このほか石川県の「のとじま水族館」でも2匹のジンベエザメを飼育していましたが、2024年1月の能登半島地震で水族館の設備が被害を受け、残念ながらどちらも死んでしまいました。現在、国内でジンベエザメを飼育・展示している水族館は3カ所のみです。

海遊館(大阪府)

「海遊館」の「太平洋」水槽で泳ぐジンベエザメ
画像引用元:海遊館

本州エリアで唯一、ジンベエザメの飼育展示をしているのが大阪の「海遊館」です。6Fにある「太平洋」水槽では、全長約5.5mのジンベエザメを中心に、アカシュモクザメやイトマキエイ、マンボウといった太平洋の魚たちを観察できます。

毎日10:30と15:00の「お食事タイム」は、ジンベエザメが立ち泳ぎでエサを食べる姿を見られる特別な時間。有料でバックヤードからエサやりを見学できる「ジンベエバックヤード(お食事タイム)チケット」も大人気。ほかに1日8回の「ジンベエバックヤードチケット」、週末限定の「パーソナルバックヤードツアー」もあります。

夜の海をイメージした幻想的な雰囲気のなかで、ジンベエザメたちがゆったりと泳ぐ姿を楽しめる「夜の海遊館」(17:00以降)もおすすめですよ。

「海遊館」の「ぬいぐるみエラ付ジンベエザメ」
画像引用元:海遊館

館内をたっぷりと堪能したら、「ドリンクスタンド SEA SAW」でユニークな「ジンベエ弁当」を味わいましょう。「海遊館オフィシャルショップ」では、こだわりの「ぬいぐるみエラ付ジンベエザメ」を販売していますよ。

施設名海遊館
所在地大阪府大阪市港区海岸通1-1-10
営業時間8:30~21:00の範囲で変動(最終入館は閉館の1時間前)
定休日要確認(2025年は1月8日・9日)
アクセスOsaka Metro中央線:大阪港駅から徒歩約5分
路線バス(各線大阪駅より乗車):天保山ハーバービレッジ下車すぐ
シャトル船キャプテンライン:海遊館西はとば下船すぐ
阪神高速湾岸線・大阪港線:天保山ランプから車で約5分
駐車場あり(約1,000台)
公式URLhttps://www.kaiyukan.com/

いおワールド かごしま水族館(鹿児島)

「いおワールド かごしま水族館」の「黒潮大水槽」で泳ぐジンベエザメ
画像引用元:いおワールドかごしま水族館

九州の南端、鹿児島県の「いおワールド かごしま水族館」もジンベエザメで有名な水族館です。2Fにある「黒潮大水槽」では、ジンベエザメの「ユウユウ」がゆったり泳いでいます。毎日10:15に行われる「ジンベエザメの食事の時間」には、食事の様子をスタッフの解説付きで見学できますよ。

ちなみに、いおワールド かごしま水族館にいるのは、定置網に入った「ジンベエザメの幼魚」。5.5mになるまで水族館で育てて、その後は海に帰しているそうです(現在のジンベエザメは、2019年に捕獲された10代目ユウユウです)。

いおワールド かごしま水族館の「アミューズメントショップ」には、ポストカードやお菓子といったジンベエザメグッズがたくさん並んでいます。なかでもユニークなのは、アームピローにもなる「ガブッとユウユウ」のぬいぐるみ。ここならではのお土産としてもぴったりです。

施設名いおワールド かごしま水族館
所在地鹿児島県鹿児島市本港新町3-1
営業時間9:30~18:00(最終入館17:00)
※ GW、夏休み期間の土日祝、お盆などは21:00まで延長(夜の水族館)
定休日12月の第1月曜日から4日間
アクセス市電:水族館口駅から徒歩約8分
路線バス(鹿児島中央駅より乗車):かごしま水族館前下車 徒歩約3分
鹿児島空港リムジンバス(鹿児島空港より乗車):金生町下車 徒歩約15分
九州自動車道:薩摩吉田IC/鹿児島北ICから車で約20分
駐車場あり
公式URLhttps://ioworld.jp/

沖縄美ら海水族館(沖縄県)

「沖縄美ら海水族館」の「黒潮の海」で泳ぐジンベエザメ
画像引用元:沖縄美ら海水族館

ジンベエザメがいる水族館として、とくに知名度が高いのが沖縄県の「沖縄美ら海水族館」です。7,500立方メートルという巨大な「黒潮の海」大水槽では、専用シートに腰掛けながらジンベエザメの勇姿を観覧できます。巨大エイのナンヨウマンタと一緒に泳ぐ様子は迫力満点ですよ。

黒潮の海大水槽では、毎日9:30にナンヨウマンタ、15:00と17:00にはジンベエザメや、その他の生き物たちのエサやりを見学できます。大きな口を開けて、豪快にエサを食べる様子は必見ですよ。大水槽を上から見学できる「黒潮探検」も人気です。

館内をたっぷり見学したあとは、黒潮の海大水槽に隣接したカフェ「オーシャンブルー」でランチやティータイムはいかがでしょうか?ジンベエザメをモチーフにした「美ら海シーフードカレー」はインパクト抜群です。鮮やかなブルーの「ちゅらティー」で、ほっとひと息つくのもいいですね。

施設名沖縄美ら海水族館
所在地沖縄県国頭郡本部町石川424
営業時間通常期 8:30~18:30(入館締切17:30)
延長期間 8:30~20:00(入館締切19:00)
※ 2024年は4月27日~5月6日、7月20日~7月31日
ナイト 8:30~21:00(入館締切20:00)
※ 2024年は8月1日~8月31日
定休日要確認
アクセス沖縄エアポートシャトル(那覇空港/那覇市内より乗車):記念公園前(沖縄美ら海水族館)バス停 下車すぐ
沖縄自動車道・名護東道路:伊差川ICから車で約30分
駐車場あり
公式URLhttps://churaumi.okinawa/

ジンベエザメってどんな生き物?

大きな体に白い斑点模様が特徴のジンベエザメ。名前からもわかる通り「サメ」の仲間ですが、とても穏やかな性格の生き物です。ここでは、そんなジンベエザメについて解説します。

ジンベエザメは世界最大の魚!

熱帯や亜熱帯の海域に生息するジンベエザメ。一般的な大きさは5.5m〜12m程度で「世界最大の魚」と呼ばれています。身近なもので例えると、普通乗用車から大型バス程度の大きさ。過去には全長20mという巨大な個体も観察されていますが、こちらは電車1両分くらいの大きさですね。

これほど大きな生き物だと「なんだか怖そう」と思う方もいるかもしれません。しかしジンベエザメはとても穏やかな性格で、エサはプランクトンが中心。人間に危害を及ぼすことはほとんどないため、ダイビングスポットでジンベエザメと一緒に泳げるツアーが企画されることもあります。

海の優しい巨人(ジェントル・ジャイアント)として親しまれているジンベエザメですが、近年の乱獲により個体数は大きく減少してしまいました。このため2000年にはIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストに「絶滅危惧種」として掲載され、国際的な保護の取り組みが進められています。

日本に野生のジンベエザメはいる?

日本の近海でも、ときおりジンベエザメが目撃されています。沖縄ではジンベエザメと泳げるダイビングツアーや、グラスボートでジンベエザメを間近で観察するツアーが大人気です。「野生のジンベエザメと出合いたい」という方は、これらのツアーに参加してみるのもおすすめですよ。

大迫力のジンベエザメを見に、水族館へいこう!

今回は「海遊館」「いおワールドかごしま水族館」「沖縄美ら海水族館」について紹介しました。どの水族館でも、巨大な水槽をゆうゆうと泳ぐ、大迫力のジンベエザメを観察できます。

かわいらしいペンギンやイルカ、神秘的なクラゲなど、さまざまな海の仲間と出会えるのもこれらの水族館の魅力です。次の休日は、海の生き物たちの魅力にたっぷり触れて、充実した一日を過ごしてみてはいかがでしょうか?

※ 本記事は2024年9月4日時点の内容です

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