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【2024年版】太宰府天満宮と周辺の見どころ・グルメ13選!

【2024年版】太宰府天満宮と周辺の見どころ・グルメ13選!

菅原道真公ゆかりの太宰府天満宮。年間を通して多くの参拝者が集まる祈りの場であると同時に、福岡を代表する人気の観光地でもあります。この記事では、そんな太宰府天満宮の見どころや、おすすめの周辺スポット、太宰府グルメなどを紹介していきます。

太宰府天満宮について

福岡県太宰府市にある「太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)」。平安時代に学者や政治家として活躍した菅原道真(すがわらのみちざね)ゆかりの神社として、多くの参拝者や観光客でにぎわいます。

太宰府とは

現在の太宰府市がある場所は、奈良時代から平安時代にかけて「大宰府」という役所の所在地でした(「大宰府」が「太宰府」になったのは中世以降と考えられています)。大宰府は古代日本の外交・軍事を担っており、特に東アジアとの交流拠点として文化的にも栄えていた「西の都」だったといわれています。

かつての大宰府政庁(大宰府の建物)はすでにありませんが、その跡地である「大宰府政庁跡」には正殿や回廊、門といった建物の基礎が残されていて、当時の面影をうかがうことができます。

太宰府天満宮の歴史

太宰府天満宮の御本殿がある場所は、西暦903年に亡くなった菅原道真の墓所です。905年に道真を祀るお社が建てられ、919には天皇の命令によって、立派な社殿が建立されました。

ちなみに現在の「御本殿」は、1591年に戦国武将・小早川隆景(こばやかわたかかげ)によって再建されたものと伝わっています。

ご祭神とご利益

太宰府天満宮のご祭神は菅原道真公です。生前は才能のある学者だったことから「学問の神様」として慕われ、合格祈願や学問上達のご利益があるとされています。

季節のみどころ

太宰府天満宮は、季節の花々やアートの鑑賞スポットとしても有名です。菅原道真が愛したとされる梅をはじめ、桜、藤、紫陽花、花菖蒲など、境内にはさまざまな植物が植えられ、訪れる人たちを楽しませています。

アート好きの注目を集めているのは、2006年から実施されている「太宰府天満宮アートプログラム」です。さまざまなアーティストが太宰府に滞在して取材や制作に取り組んでおり、作品の一部は「境内美術館」として境内のあちこちに展示されています。

概要・アクセス

住所福岡県太宰府市宰府4-7-1
開門時間開門
「春分の日」より6:00、「秋分の日」より6:30
閉門
4〜5月・9〜11月:19:00
6〜8月:19:30
12〜3月:18:30
アクセス西鉄太宰府線:太宰府駅から徒歩約5分
福岡都市高速道路:水城ICから車で約15分
九州自動車道:太宰府ICから車で約15分
九州自動車道:筑紫野ICから車で約20分
駐車場あり(車祓い専用) ※ 近隣に参拝者向けの有料駐車場が多数あり
公式サイトhttps://www.dazaifutenmangu.or.jp/

太宰府天満宮のみどころ7選

御本殿/仮殿

菅原道真をお祀りする「御本殿(ごほんでん)」。1591年に建てられた現在の建物は、国の重要文化財に指定されています。正面に6本の柱が並ぶ建築様式は「五間社流造(ごけんしゃながれづくり)」と呼ばれるもの。正面に張り出した唐破風や、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根も目を引く特徴のひとつです。

なお2027年の「菅原道真公1125年太宰府天満宮式年大祭」に向けて、御本殿は124年ぶりの大改修中です(2024年現在)。

御本殿の改修工事中、ご祈祷などの神事は御本殿の前に設置した「仮殿(かりどの)」で行います。五間社流造をイメージした建物の上には、緑豊かな「森」が鎮座。緑豊かな境内の雰囲気に溶け込んだデザインが印象的です。

仮殿は御本殿の改修が終わるまでの期間限定なので、太宰府天満宮を訪れる際は見逃さないようにしましょう。

飛梅

御本殿の前にある「飛梅(とびうめ)」には、大宰府に左遷された菅原道真を慕って「一夜のうちに」京都から飛んできたという伝説があります。「東風吹かば/匂ひおこせよ/梅の花/あるじなしとて/春な忘れそ」という有名な和歌は、京都の自宅を離れる前に、道真がこの梅の木に向かって語りかけたものなのだそう。

なお飛梅の品種は、色玉垣(いろたまがき)という極早咲き種。境内には約200種6,000本の梅があるそうですが、まず最初に開花するのがこの飛梅です。2月に大宰府天満宮を訪れる機会があれば、ぜひ可憐な花と爽やかな香りを楽しんでください。

楼門

「楼門(ろうもん)」は、御本殿へと通じる入口部分に設置された朱塗りの門です。歴史を通じて何度か焼失と再建を繰り返していますが、そのなかには関ヶ原の戦いで有名な石田三成(いしだみつなり)が寄進したものもあったのだそう。

現在の楼門は1914年に再建されたもので、御本殿の側から見ると1層、参道側から見ると2層という珍しい形が特徴です。行きと帰りで違った表情を見せる不思議な門を、ぜひじっくりと観察してみてください。

手水舎

参道の突き当たり、楼門の前には「手水舎(てみずしゃ)」があります。巨大な手水鉢は、太宰府市と筑紫野市の間にまたがる霊峰・宝満山(ほうまんさん)から切り出したという一枚岩でできているそうです。御本殿に向かう前に、まずはここで手と口を清めましょう。手水鉢の中央に彫り込まれた神亀(しんき)もお見逃しなく。

心字池/太鼓橋

参道の途中には「心字池(しんじいけ)」という池があります。池の輪郭と浮島が草書の「心」という字を形作っているそうなので、ぜひ確かめてみてください。

池には「太鼓橋」と呼ばれる三連の橋が架けられています。それぞれの橋は参道の入口から御本殿に向かって「過去」「現在」「未来」を表しているのだそう。心字池の緑と太鼓橋の赤(朱)のコントラストはフォトジェニックで、絶好のフォトスポットになっています。

御神牛

参道の入口に鎮座する「御神牛(ごしんぎゅう)」。実は太宰府天満宮と牛には深い関係があります。まずご祭神である菅原道真は、西暦845年の乙丑(きのとうし)生まれ。そして、大宰府で亡くなった道真の遺骸を運んでいた牛がこの地で動かなくなったことから、そこが道真の埋葬場所、つまり現在の太宰府天満宮になったと伝えられています。

ちなみに牛の頭をなでると「知恵を授かる」のだそう。御神牛の顔や角がピカピカしているのは、受験生をはじめ大勢の参拝者に毎日なでられ続けている証です。

天開稲荷社

太宰府天満宮の境内とその周辺には、合計37の摂社・末社(関連するお社)があります。そのうちのひとつが、境内の奥にある「天開稲荷社(てんかいいなりしゃ)」です。御本殿からさらに奥に進み、坂道や急勾配の石段を登った先にお社があります。

天開稲荷社のご祭神は、五穀豊穣・商売繁盛・開運の神様として知られる宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)。商売をしている方はもちろん、開運祈願をしたい方にも人気のパワースポットです。毎年旧暦の初午の日(2月の初旬から中旬)には「初午祭」という春の大祭が行われ、参拝者でにぎわいます。

参道エリアのおすすめグルメ

梅ヶ枝餅

画像引用元:かさの家

太宰府天満宮にちなんだグルメといえば、「梅ヶ枝餅」は外せません。米粉の餅であずきあんを包み、焼き目を付けたシンプルな和菓子はファンも多く、参道には梅ヶ枝餅を売る店が何件も軒を連ねています。

1922年創業の「かさの家」もそうした店のひとつです。梅ヶ枝餅を焼いている店頭でテイクアウトするもよし、店内で抹茶セットをいただくもよし。もちろん、お土産用に5個入り・10個入りの詰め合わせを買うのもおすすめです。

店舗名かさの家
住所福岡県太宰府市宰府2-7-24
営業時間9:00〜18:00
定休日なし
アクセス西鉄太宰府線:太宰府駅から徒歩約3分
九州自動車道:太宰府ICから車で約15分
駐車場なし
価格1個:150円
5個入り:750円
10個入り:1,500円
抹茶セット: 650円
公式サイトhttp://www.kasanoya.com/

大宰府合格カステラ

画像引用元:白梅堂

受験生に人気なのが、白梅堂の「大宰府合格カステラ 」です。バランスのよい五角形に焼き上げたカステラで、五角=合格という語呂合わせが名前の由来。学問の神様を祀る太宰府天満宮らしいスイーツといえるでしょう。

このほかにも、白梅堂ではお土産用のシンプルなカステラ「太宰府行ってきましたカステラ」や、食べ歩きにもぴったりな「合格煮まん」なども販売しています。

店舗名白梅堂
住所福岡県太宰府市宰府3-2-62 UEDAビル1F
営業時間10:00~17:00
定休日なし
アクセス西鉄太宰府線:太宰府駅から徒歩約3分
九州自動車道:太宰府ICから車で約15分
駐車場なし
価格大宰府合格カステラ:1,944円
太宰府行ってきましたカステラ:1,512円
合格煮まん:550円
公式サイトhttps://shiraumedo.com/

めんべい

画像引用元:山口油屋福太郎

大宰府に限らず、福岡土産として人気の「めんべい」。明太子を混ぜた生地を薄焼きにした軽い食感が人気で、20年以上にわたり売れ続けるベストセラーです。

太宰府天満宮の参道近くには、めんべいのメーカー・山口油屋福太郎の直営店があります。プレーンのめんべいをはじめ、ねぎ、マヨネーズ味、玉ねぎ、かつおなど、さまざまなバリエーションのめんべいを取り扱っているので、お気に入りを見つけてみましょう。

なお太宰府店では、店舗限定商品として「めんたい焼きおにぎり」も販売しています。1日200個の限定商品ですが、食べ歩きグルメとして大人気です。

店舗名山口油屋福太郎 太宰府店
住所福岡県太宰府市宰府1-14-28
営業時間9:00~17:00
定休日12月31日
アクセス西鉄太宰府線:太宰府駅から徒歩約1分
九州自動車道:太宰府ICから車で約15分
駐車場なし
価格めんべい(プレーン)
2枚入×8袋:600円
2枚入×16袋:1,200円
めんたい焼きおにぎり:280円
公式サイトhttps://www.fukutaro.co.jp/

太宰府エリアのおすすめスポット

九州国立博物館

「九州国立博物館」は、2005年10月に開館した4番目の国立博物館です。かまぼこ型のユニークな建物は、サッカー場が一面すっぽり入るほどの広さ。太宰府天満宮に隣接していて、太宰府駅からも徒歩約10分というアクセスの良さが魅力です。

九州国立博物館では「文化交流」をテーマに、アジアと日本の文化交流にまつわる展示が充実しています。常設展のほか企画展も定期開催されているので、興味のある展示に合わせて大宰府旅行を計画してみるのもおすすめですよ。

名称九州国立博物館
住所福岡県太宰府市石坂4-7-2
営業時間9:30〜17:00(入館は16:30まで)
※特別展開催期間中の金曜・土曜は9:30〜20:00(入館は19:30まで)
※閉館時間は変更される場合あり
定休日月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
年末
アクセス西鉄太宰府線:太宰府駅から徒歩約10分
九州自動車道:太宰府IC・筑紫野ICから車で約20分
駐車場あり(313台)
公式サイトhttps://www.kyuhaku.jp/

大宰府政庁跡

「大宰府政庁跡」は古代日本の外交・軍事を担当していた役所・大宰府政庁が置かれていた場所。現在は史跡公園です。当時の建物はありませんが、発掘整備された建物基礎を見ることができます。

なお現地で「VR 日本遺産 古代日本の『西の都』大宰府」というアプリを利用すれば、スマホの画面を通して、3次元CGで復元した大宰府政庁を見ることができますよ。

名称大宰府政庁跡
住所福岡県太宰府市観世音寺4-6-1
アクセス太宰府市コミュニティバス「まほろば号」(西鉄都府楼前駅より乗車):大宰府政庁跡下車 徒歩すぐ
西鉄天神大牟田線:都府楼前駅から徒歩約15分
駐車場あり(40台)
公式サイトhttps://www.city.dazaifu.lg.jp/site/kanko/11415.html(太宰府市観光推進課) https://www.crossroadfukuoka.jp/spot/12582(福岡県観光WEB)

宝満宮 竈門神社

「宝満宮 竈門神社(ほうまんぐう かまどじんじゃ)」は、霊峰・宝満山にある神社です。大宰府天満宮からは徒歩30分ほど(太宰府駅からは40分ほど)の場所なので、ウォーキング感覚で足を伸ばしてみましょう。

竈門神社のご祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)。縁結びのご利益があると人気です。参拝に訪れた際は、ぜひ「愛敬の岩(あいけいのいわ)」で恋占いをしてみましょう。

関連記事:福岡で運気を上げよう!おすすめのパワースポット10選

名称宝満宮 竈門神社(ほうまんぐう かまどじんじゃ)
住所福岡県太宰府市内山883
開門時間授与所:8:30~18:00
アクセス西鉄太宰府線:太宰府駅から徒歩約40分
太宰府市コミュニティバス「まほろば号」(西鉄太宰府駅より乗車):内山下車 徒歩すぐ
福岡都市高速道路:水城ICから車で約20分
九州自動車道:太宰府IC・筑紫野ICから車で約25分
駐車場あり(約100台)
公式サイトhttps://kamadojinja.or.jp/

見どころがいっぱい!太宰府天満宮を満喫しよう

太宰府天満宮の境内やその周辺には、たくさんの見どころやグルメスポットがあります。福岡旅行で大宰府を訪れる際は、ぜひお参りだけでなく、境内の散策や周辺観光も一緒に楽しみましょう。

※ 本記事は2023年12月22日時点の内容です

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