東京で川遊びを楽しめるスポットとは？

東京には多くの川遊びを楽しめるスポットがあります。なかでも多摩川の上流部や秋川（秋川渓谷）などの一帯は、東京都内とは思えないほど自然が豊かで、川も澄み切っています。

もちろん川遊びの種類は、遊泳、水切り、魚釣りなど人それぞれです。子どもの年齢によっては遊ぶのが危ない場所があるかもしれません。楽しく川で遊ぶためには、子どもの趣味や年齢に応じて川遊びのスポットを選ぶとよいでしょう。

今回ご紹介する川遊びスポットの多くは、キャンプ場や自然体験施設などの施設内にあります。このような施設では川遊びが目的でも、デイキャンプやバーベキューなどのサービス利用料が必要なケースもあるため、あらかじめ川遊びの利用条件をしっかり確認してから訪れましょう。

自然人村／秋川渓谷（あきる野市）

森の中の小川で遊びたいという希望をかなえてくれるのが「自然人村」です。施設の利用者のみが入れる敷地内に小川が流れているため、にぎやかな場所が苦手という方にはピッタリのスポットです。小川は浅いので小さな子どもでも安心して遊ばせられます。

ちなみに小川の上流には、河童が住んでいたと伝えられる滝壺があります。少し水深があるため、子どもだけで遊ばせるのではなく、近くで見守るようにしてくださいね。

自然人村は、宿泊やバーベキュー、サウナだけではなく、キャンプファイヤーやマスのつかみ取りなどのプラン・アクティビティも充実しています。ファミリーだけではなくカップルも楽しめるスポットです。隠れ家的な東京の川遊びスポットで夏の思い出を作りましょう。

施設名	自然人村
住所	東京都あきる野市深沢198
開門時間	要確認
定休日	要確認
アクセス	JR五日市線：武蔵五日市駅から徒歩約20分
駐車場	あり（有料）
公式サイト	https://shizenjin-mura.com/

OTSU NATURE GARDEN／秋川渓谷（あきる野市）

「OTSU NATURE GARDEN」は、秋川渓谷の大自然を楽しめる川遊びスポットです。目の前を流れる南秋川には浅瀬があり、小さな子どもの川遊びも安心。石を並べて川の中に池を作ったりダムを造ったり、川遊びが思う存分楽しめますよ。川の中州を「川遊びの前線基地」にすれば一日中川遊びもできますね。

昼食はバーベキューがおすすめです。屋根付きのテラスでも楽しめますが、できれば河原で本格的なバーベキューを楽しみましょう。川のせせらぎを感じながら食べる食事は普段の何倍もおいしく感じられます。入場料を支払えば川遊びや魚釣りのみの利用もできますよ。

なおOTSU NATURE GARDENでは近くの檜原村で行われるエコツアー情報がたくさん入手できます。川遊び以外の自然体験も楽しめますよ。

施設名	OTSU NATURE GARDEN
住所	東京都あきる野市乙津1293
開門時間	プランにより異なる
定休日	要確認
アクセス	西東京バス：荷田子下車 徒歩約5分
駐車場	あり（有料）
公式サイト	https://tokyo-okutama-otsunaturegarden.com/

自然休養村 山渓／秋川渓谷（あきる野市）

もうひとつの秋川渓谷の川遊びスポットは「自然休養村 山渓」です。流量も豊富で「川でガンガン泳ぎたい」「川に潜って泳ぐ魚を見たい」という子どもたちにピッタリ。魚のつかみ取りや釣りも楽しめるため、元気があり余っている子どもたちでも十分に満足できるでしょう。もちろん浅瀬もあるので、小さな子どもも安心して遊べますよ。

自然休養村 山渓では宿泊やバーベキューなどのプランも充実していて、屋根付きのテラスやテント席、河原などのさまざまなコースでバーベキューを楽しめます。

なおバーベキューなどを利用しなくても川遊び入場料を支払えば敷地内に入れるので、川遊びのあとに食事の予定がある方や、持ってきたお弁当を食べたい家族にもおすすめです。

施設名	自然休養村 山渓
住所	東京都あきる野市戸倉250
開門時間	プランにより異なる
定休日	要確認
アクセス	西東京バス：戸倉下車 徒歩約3分
駐車場	あり（有料）
公式サイト	http://www.sankeihp.com/

夕やけ小やけふれあいの里／北浅川（八王子市）

八王子市上恩方町にある「夕やけ小やけふれあいの里」は、敷地内を流れる北浅川で川遊びができます。小さな子どもでも安心の浅瀬ですが、4〜12月は釣りも楽しめますよ。

夕やけ小やけふれあいの里では川遊び以外の施設やプランも充実しています。「ふれあい牧場」やキャンプ場、バーベキュー場などの施設や、作陶体験やわら細工体験、草木染体験といった体験メニューが用意されていて、夏休みの思い出作りにピッタリです。

入場料は大人200円、中学生以下は100円と低価格で、しかも4歳未満の入場料と駐車料金は無料！お財布に優しい川遊びスポットと言えるでしょう。

施設名	夕やけ小やけふれあいの里
住所	東京都八王子市上恩方町2030
開門時間	プランにより異なる
定休日	年中無休
アクセス	西東京バス：夕焼小焼下車 徒歩すぐ
駐車場	あり（無料・200台）
公式サイト	https://www.yuyakekoyake.jp/

アメリカキャンプ村／海沢谷（奥多摩町）

多摩川の支流、海沢谷沿いにある「アメリカキャンプ村」は、都会の騒がしさから離れて奥多摩の大自然で川遊びをしたい家族にピッタリのスポットです。

浅瀬の川は安心して子どもたちを遊ばせられます。釣掘や魚のつかみ取りといった遊びからアスレチックまで揃っていて、元気すぎる子どももきっと満足できるスポットです。

ログハウスやツリーハウス、バーベキュー施設なども整備されているので、泊まりがけで楽しめますよ。

入場料を支払えば川遊びのみの利用もできます。東京にいながら大自然の中で川遊びをしたい家族はぜひアメリカキャンプ村をチェックしてみてくださいね。

施設名	アメリカキャンプ村
住所	東京都西多摩郡奥多摩町海沢230
開門時間	プランにより異なる
定休日	毎週火曜日〜木曜日（7・8月、祝日は除く）
アクセス	JR青梅線：奥多摩駅から徒歩約30分
駐車場	あり（有料）
公式サイト	https://www.americacampmura.jp/

川井キャンプ場／多摩川（奥多摩町）

「川井キャンプ場」は、秩父多摩甲斐国立公園の奥多摩の大自然で川遊びができるスポットです。目の前を流れる多摩川は小さい子どもにもピッタリの浅瀬がありますが、場所によっては流れが速く深いところもあるため、必ず大人と一緒に遊ぶようにしましょう。

イベントが充実しているのも川井キャンプ場の魅力です。通年体験プログラムではバウムクーヘンやピザ、クレープなどの調理体験、体験型アクティビティではカヌー体験やラフティング体験が楽しめます。身体を動かすことより食べるのが好き！という人も大満足の施設ですね。。

最寄りの川井駅までは東京都心から電車で約2時間かかるものの、駅からのアクセスは徒歩約7分と、とっても便利。公共交通機関を利用して川遊びに行きたい家族にはおすすめです。

施設名	川井キャンプ場
住所	東京都西多摩郡奥多摩町梅沢187
開門時間	プランにより異なる
定休日	要確認
アクセス	JR青梅線：川井駅から徒歩約7分
駐車場	あり（有料）
公式サイト	https://www.okutamas.co.jp/kawai/

氷川キャンプ場／多摩川（奥多摩町）

秩父多摩甲斐国立公園の中にある「氷川キャンプ場」も川遊びスポットです。キャンプ場の目の前を流れる多摩川には、川泳ぎもできる水量があります。小さい子どもたちは大人と一緒に浅瀬で川遊びさせるようにしましょう。

なお日帰りプランでは、デイキャンプや手ぶらバーベキュー、宿泊プランではキャンプサイト・ロッジ、バンガローを利用できます。大自然の中で優雅なひとときを過ごしたい家族には、グランピングロッジでの宿泊プランもありますよ。

東京都心から最寄りの奥多摩駅まで2時間以上かかるため、道中はすっかり旅行気分。秘境に来た気分で川遊びを楽しみましょう。

施設名	氷川キャンプ場
住所	東京都西多摩郡奥多摩町氷川702
開門時間	プランにより異なる
定休日	要確認
アクセス	JR青梅線：奥多摩駅から徒歩約5分
駐車場	あり（町営有料駐車場）
公式サイト	https://www.okutamas.co.jp/hikawa/

奥多摩フィッシングセンター／多摩川（青梅市）

御岳渓谷にある「奥多摩フィッシングセンター」は、今回ご紹介するスポットの中で唯一のフィッシングセンターです。東京都内でも有数の渓流釣りのスポットで、多くの釣り愛好家から人気の場所でもあります。

釣り場は多摩川の上流部を活用していて、長さはなんと全長1,000m！一般エサ釣り場、初級者エサ釣り場、釣り堀エリア、ルアー・フライ・テンカラ釣り場と、レベル別に釣り場が分かれています。貸竿もあるため、初めて釣りをする子どもでも十分楽しめますよ。

入場は予約制ではなく先着順のため、時間に余裕をもって訪れたほうがよいでしょう。ただ、「バーベキューハウス」の利用は予約も行っています。

なお奥多摩フィッシングセンターでは川遊びや遊泳が禁止されています。訪れたときは施設のルールを守って楽しく遊びましょう。

施設名	奥多摩フィッシングセンター
住所	東京都青梅市御岳2-333
開門時間	7:00～日没（3月～11月） 7:30～日没（12月～2月）
定休日	12月29日～1月2日
アクセス	JR青梅線：御嶽駅から徒歩約19分
駐車場	要確認
公式サイト	http://www.okutama-fc.co.jp/okutama_fc_esa.html

釜の淵公園／多摩川（青梅市）

最後にご紹介する「釜の淵公園」は、最寄りの青梅駅から徒歩約15分というアクセスの良さが魅力の川遊びスポットです。多摩川が大きく曲がった場所が公園になっているため、川へ向かって半島状に突き出たような地形がユニークです。

浅瀬が続く多摩川は川遊びにはピッタリですが、比較的水の量が多いため、小さい子どもが足をとられることがないよう十分注意しましょう。

ちなみに川には魚がたくさんいるので、釣り好きな子どもたちにもおすすめです。

広い河原でデイキャンプやバーベキューを楽しむ人たちも大勢いますが、周辺エリアは散策スポットとしても人気。「柳淵橋」と「鮎美橋」という歩行者用の橋を通って、四季折々の自然を楽しむのもいいですね。

施設名	釜の淵公園
住所	東京都青梅市大柳町1392
開門時間	特になし
定休日	年中無休
アクセス	JR青梅線：青梅駅から徒歩約15分 都営バス：郷土博物館入口下車 徒歩約5分
駐車場	あり（有料）
公式サイト	https://www.omekanko.gr.jp/spot/80201/

今回は東京都内にある川遊びができるおすすめのスポットを9か所ご紹介しました！ここで取り上げた川遊びができるスポットはそれぞれ個性があるので、訪れる方々の趣味や年齢にあわせた選び方ができます。

なお、川遊びは前日の雨の影響で水かさが大きく変わります。また、浅瀬で安全だと思っても、コケで滑って転んでしまうこともあるでしょう。川は自然そのものです。絶対に安全ということはありません。さまざまな状況を考えて無理をしないで安全に楽しく遊びましょう。

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※本記事は2024年4月26日時点の内容です