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関東にある紫陽花の名所に行こう!おすすめの鑑賞スポット12選を紹介します

関東にある紫陽花の名所に行こう!おすすめの鑑賞スポット12選を紹介します

梅雨の時期を彩る紫陽花。日本全国でおなじみの花ですが、関東にも、そんな紫陽花の名所が数多くあります。この記事では関東にある紫陽花の人気鑑賞スポットを写真付きで紹介するとともに、それぞれのスポットを楽しむコツも案内します。

関東の紫陽花について

5月から7月にかけて、色とりどりの花を咲かせる紫陽花。日本全国に分布する紫陽花ですが、関東にも公園やお寺の境内、レジャー施設など、「紫陽花の名所」と呼ばれるスポットがたくさんあります。

そもそも「紫陽花」とはどんな花?

紫陽花は多くの人にとって身近な植物ですが、意外と知られていない一面もあります。ここでは紫陽花についての豆知識をちょっとだけご紹介しましょう。

【原産地】
イギリスなどの愛好家からも人気の紫陽花ですが、その原産地は日本。現在ヨーロッパに広がっている「西洋アジサイ」も、もとをたどれば日本から中国に渡り、シルクロード経由で伝えられたものだそうです。

【紫陽花の花】
紫陽花といえば、小さな花が花束のように、あるいは手まりのように集まった姿をイメージする人も多いでしょう。しかし一般に「花びら」と思われているのは、実は葉っぱが変形した萼(がく)と呼ばれる部分です。

【紫陽花の色】
紫陽花の色は、青、ピンク、紫、白などさまざまです。この色は品種の違いというよりも、紫陽花が植えられている土壌の性質によって決まるのだそう。土壌が酸性なら青みが強くなり、アルカリ性なら赤っぽい色になるといわれています。

【紫陽花の花言葉】
紫陽花には「辛抱強い愛」という花言葉があります。これは江戸時代に日本を訪れたドイツ人医師、シーボルトと日本人妻の恋愛エピソードにちなんだものです。一方、土壌の性質によって色が変化する性質から「移り気」「浮気」という花言葉もあるそうですよ。

関東にある紫陽花の名所12選

紫陽花の見頃は、梅雨から初夏にかけての約3か月間です。ぜひ今後の休日は、身近な場所にある紫陽花の名所を訪れてみませんか?ここでは東京を中心に、関東にある紫陽花の名所を12か所紹介します。

南沢あじさい山(東京都)

東京都あきる野市にある「南沢あじさい山」。都心から離れた場所にもかかわらず、紫陽花を見に毎年10,000人もの観光客が訪れる都内の人気スポットです。

南沢あじさい山には約1万株の紫陽花が育てられていますが、これらはすべて、ひとりの方が50年間かけて植え続けたものだそう。ぜひ、その驚きの風景を楽しんでみてください。

南沢あじさい山の入場料(入山拝観料)は大人600円です。

名称南沢あじさい山
住所東京都あきる野市深沢368
開園時間入山時間 9:00~17:00
定休日なし
アクセスJR五日市線:武蔵五日市駅から徒歩約40分
武蔵五日市駅からシャトルバス(期間限定):南沢あじさい山 下車すぐ
駐車場なし
公式サイトhttps://ajisai-yama.com/

旧芝離宮恩賜庭園(東京都)

江戸初期に大名庭園として誕生し、現在は東京都の公園として親しまれている「旧芝離宮恩賜庭園」。庭園内には紫陽花をはじめ、四季折々の植物が植えられています。

旧芝離宮恩賜庭園で紫陽花を楽しめるポイントは、根府川山の東側にある池の岸辺や石橋付近、庭園南西側の園路脇などです。それほど数は多くないものの、風情のある大名庭園と紫陽花のコントラストに目を引かれます。

旧芝離宮恩賜庭園の入園料は、一般150円です。

名称旧芝離宮恩賜庭園
住所東京都港区海岸1
開園時間9:00~17:00(入園は16:30まで)
休園日12月29日~翌年1月1日
アクセスJR各線:浜松町から徒歩約1分
都営地下鉄各線:大門駅から徒歩約3分
ゆりかもめ:竹芝駅から徒歩約10分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index029.html

鎌倉 長谷寺(神奈川県)

鎌倉を代表する寺院のひとつ「鎌倉 長谷寺」は、紫陽花の名所としても有名です。とくに本堂裏の斜面を見渡せる散策路は「あじさい路」と名付けられ、大勢の参拝客でにぎわいます。

なお、あじさい路を見学する場合は、拝観料(400円)のほかにあじさい鑑賞券(500円)が必要です。密を避けるため入場制限されることもあるため、あらかじめ余裕を持ったスケジュールで出かけましょう。

名称鎌倉 長谷寺
住所神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
開門時間(拝観時間)7月~3月:8:00〜16:30(閉山17:00
4月〜6月:8:00〜17:00(閉山17:30)
アクセス江ノ島電鉄:長谷駅から徒歩約5分
京急バス:長谷観音下車 徒歩約5分
駐車場あり(普通車30台・バス4台)
公式サイトhttps://www.hasedera.jp/

明月院(神奈川県)

鎌倉でも指折りの紫陽花の名所が「明月院」です。境内に数千本の紫陽花が植えられており、別名「あじさい寺」と呼ばれています。

明月院の紫陽花の特徴は、そのすべてが青系で統一されていること。青一色で染まった参道の姿は「明月院ブルー」と呼ばれ、大勢の参拝客を魅了しています。

明月院の拝観料は、高校生以上500円です。

名称明月院(あじさい寺)
住所神奈川県鎌倉市山ノ内189
開門時間9:00~16:00 ※6月のあじさい時期は変更の場合あり。要確認
アクセスJR横須賀線:北鎌倉駅から徒歩約10分
駐車場なし
関連サイトhttps://trip-kamakura.com/place/230.html (鎌倉観光公式ガイドホームページ)

箱根登山鉄道 あじさい電車(神奈川県)

ちょっと変わった紫陽花の名所が「箱根登山鉄道 あじさい電車」です。電車そのものは基本的にいつもの箱根登山鉄道ですが、毎年6月中旬頃から沿線の紫陽花が見頃を迎えることから、この時期に走る電車を「あじさい電車」と呼んでいます。

ちなみに、沿線の紫陽花の見頃は以下の通りです。

・箱根湯本駅付近:6月中旬〜6月下旬
・大平台駅付近:6月下旬〜7月上旬
・宮ノ下駅付近:6月下旬〜7月上旬
・彫刻の森駅付近:6月下旬〜7月中旬
・強羅駅付近:6月下旬〜7月中旬
・早雲山駅付近:7月中旬〜7月下旬

例年6~7月頃には、沿線での紫陽花のライトアップにあわせて「夜のあじさい号」と呼ばれる特別電車が運行されます。2024年は6月14日~6月30日の18:30~22:00に開催が決定。ぜひ幻想的な風景を楽しんでみてください。

夜のあじさい号は全席指定で、座席料金はおとな500円(片道)です。

名称箱根登山鉄道 あじさい電車
運行区間小田原駅~早雲山駅
運行時間6時台〜22時台 ※1時間に1〜4本運行
夜のあじさい号2024年度夜間ライトアップ期間: 2024年6月14日~6月30日 18:30~22:00
※上記時間帯に2~4本運行
公式サイトhttps://www.hakonenavi.jp/hakone-tozan/ajisai/

権現堂公園(幸手権現堂桜堤)(埼玉県)

埼玉県の幸手市と久喜市にまたがる、広大な「権現堂公園」。その中の「幸手権現堂桜堤(4号公園)」と呼ばれるエリアも紫陽花の名所です。

もともと幸手権現堂桜堤は、その名の通り「桜の名所」として知られてきました。しかし「桜の季節が終わってからも四季折々に咲く花を」という思いから、敷地内には100種・約1万株の紫陽花をはじめ、多くの花々が植えられているそうです。

公園への入場料は無料です。

名称権現堂公園(幸手権現堂桜堤)
住所埼玉県幸手市内国府間887-3
開園時間要確認
定休日年末年始の6日間
アクセス朝日バス:権現堂下車すぐ
首都圏中央連絡自動車道:幸手ICから車で約10分
東北自動車道:久喜ICから車で約20分
駐車場あり
4~8月:8:30~19:00/10~2月: 8:30~17:00/3・9月: 8:30~18:00
公式サイトhttps://gongendo.jp/

美の山公園(埼玉県)

秩父市と皆野町にまたがる、蓑山(みのやま)の山頂にある紫陽花の名所が「美の山公園」。約4,000株の紫陽花が植えられており、6月下旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。

美の山公園は標高約580mと標高が高く、紫陽花とともに、秩父市街地や奥秩父の山々をパノラマで楽しめるのも大きな魅力です。

入場料も駐車料金も無料なので、ぜひドライブついでに立ち寄ってみましょう。

名称美の山公園(美の山国民休養地)
住所埼玉県秩父郡皆野町大字皆野
開園時間常時開放 ※夜間照明なし
アクセス関越自動車道:花園ICから車で約55分
駐車場あり
第1駐車場(普通車16台)
第2駐車場(普通車60台、大型バス6台)
第3駐車場(普通車33台)※第3駐車場は2024年9月末日まで使用禁止
関連サイトhttps://www.pref.saitama.lg.jp/b0504/minoyamakouen-top/ (埼玉県ホームページ)

本土寺(千葉県)

松戸にある「本土寺」は、別名「あじさい寺」と呼ばれる紫陽花の名所です。境内では毎年6月下旬になると、10種類以上・5万本以上の紫陽花が見頃を迎えます。

なお紫陽花をはじめ、桜や菖蒲などの時期は有料参拝期間(参拝料は500円)となります。期間中は限定の御朱印が用意されるため、御朱印集めが趣味という方にもおすすめです。

紫陽花の見頃や有料参拝期間の開始・終了時期についてはブログやインスタグラムで発信しているので、ぜひチェックしてみてください。

名称本土寺(紫陽花寺)
住所千葉県松戸市平賀63
開門時間拝観時間 5:00~17:00(最終受付 16:30)
有料参拝期間 9:00~16:30(最終受付 16:00)
アクセスJR常磐線:北小金駅から徒歩約10分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.hondoji.net/

服部農園あじさい屋敷(千葉県)

18,000平方メートルという広大な敷地の中に、250種・1万株以上の紫陽花が咲く「服部農園あじさい屋敷」。山林の斜面に沿って植えられた紫陽花は、白、青、紫、赤、ピンク、紫など、実にカラフルです。

服部農園あじさい屋敷は、紫陽花が旬を迎える6月上旬から7月上旬までの期間限定で公開されています。ぜひ見逃さないようにしましょう。

入園料は大人(中学生以上)600円です。

名称服部農園あじさい屋敷
住所千葉県茂原市三ヶ谷719
営業時間6月1日〜7月上旬 8:00〜18:00
定休日開園期間中は無休
アクセスJR外房線:茂原駅から車で約10分
圏央道:茂原長南ICから車で約10分
駐車場あり(120台)
公式サイトhttp://ajisaiyashiki.la.coocan.jp/

小野池あじさい公園(群馬県)

渋川市の「小野池あじさい公園」は、江戸時代に作られた人工池・小野池周辺を整備して作られた公園です。13,800平方メートルの公園内には約20種類・8,000株以上の紫陽花が植えられています。

ちなみに渋川市では、平成21年4月に紫陽花を「市の花」に指定し、小野池あじさい公園の整備を進めています。これからの公園の発展も楽しみです。

公園の入場料は無料です。紫陽花の見頃(6月中旬から7月下旬)は混雑が予想されるため、できるだけ公共の交通機関を利用するようにしましょう。

名称小野池あじさい公園
住所群馬県渋川市渋川2979
アクセス関越交通バス:上郷下車 徒歩約1分
日本中央交通:あじさい公園下車 徒歩約1分
関越自動車道:渋川伊香保ICから車で約6分
駐車場あり
関連サイトhttps://www.city.shibukawa.lg.jp/kankou/kankou/midokoro/shizen/flowers/p000245.html (渋川市観光情報ホームページ)

太平山神社あじさい坂(栃木県)

栃木県の紫陽花の名所といえば、「太平山神社あじさい坂」が有名です。太平山神社の本殿は標高341メートルの山頂にありますが、そこに至る約1,000段の石段沿いに2,500株ほどの紫陽花が植えられ、あじさい坂と呼ばれています。

太平山神社あじさい坂の見頃は、6月下旬から7月上旬。この時期は「太平山とちぎあじさいまつり」が開催され、大勢の参拝者や観光客でにぎわいます。期間中は「あじさい俳句コンクール」やコンサートなどのイベントも開催されるため、ぜひ参加してみましょう。

なお太平山神社あじさい坂の入場料は無料です。

名称太平山神社あじさい坂
住所栃木県栃木市平井町659
開門時間9:00~16:30(太平山神社・お祓い受付時間)
アクセスJR両毛線・東武鉄道日光線:栃木駅から車で約12分
関東バス:国学院前下車 徒歩約4分
駐車場あり(太平山とちぎあじさいまつり期間中は有料)
公式サイトhttp://www.ohirasanjinja.rpr.jp/

雨引観音(茨城県)

最後に紹介する「雨引観音」は、茨城県を代表する紫陽花の名所です。境内には野生品種の紫陽花が5種(ヤマアジサイ・コアアジサイ・タマアジサイ・ツルアジサイ・ノリウツギ)自生するほか、計100種・5,000株の紫陽花が植えられているとのこと。

毎年6月10日から7月20日にかけては「あじさい祭」が開催され、多くの参拝者や、観光客の目を楽しませてくれます。拝観料は無料です。

名称雨引観音
住所茨城県桜川市本木1
開門時間8:30〜17:00(問合せ時間)
アクセスJR水戸線:岩瀬駅から車で約10分
桜市バス「ヤマザクラGO」:雨引観音バス停下車 徒歩すぐ(土・休日のみ)、本木バス停下車 徒歩約30分
常磐自動車道:土浦北ICから車で約40分
北関東自動車道:桜川筑西ICから車で約30分
駐車場あり(第1〜第5駐車場まで。小型車約300台)
公式サイトhttp://www.amabiki.or.jp/

風情たっぷり!関東の紫陽花を観賞しに行こう

緑の葉と、色とりどりの花のコントラストが美しい紫陽花。今回はそんな紫陽花を楽しめる名所をご紹介しました。梅雨の時期はどうしても家にこもりがち…という方も、ぜひこの時期ならではの美しい景色を楽しんでくださいね。

※ 本記事は2024年5月1日時点の内容です

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