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【秩父・荒川へ】砂金採りが自然と川を満喫するのにおすすめのアクティビティだった!

【秩父・荒川へ】砂金採りが自然と川を満喫するのにおすすめのアクティビティだった!

せせらぎを聞きながら、川の自然を満喫するアクティビティ。それって釣りやラフティング、キャニオニングくらいだと思っていませんか?今回は、意外と知られていない自然の川を満喫できるアクティビティ「砂金採り」をご紹介。実際にカラデル編集部メンバーが体験してきました!

“川”のおすすめアクティビティ

涼しげな川で自然に触れてみたい。

川の自然を満喫するといえば釣りやラフティング、キャニオニングなどがありますが、それら以外におすすめの川のアクティビティがあるんです!

それは……“砂金採り”

砂金とは、「金鉱脈が露出して川の流れや風雨で表面が削られ、金が剥がれ落ち、川底にたまったもの」。簡単にいうと、川に流れる砂のように小さい金のことです。

川の土砂をお皿ですくい大きな石を取り除きながら、川の水をつかって細かい砂だけ残す。その中から砂金を見つけるのが砂金採りの方法。

なんとこの砂金、日本の多くの川で採ることができるそうなんですよ。

川で遊びたい、自然に触れたいあなた、少し変わったアクティビティ「砂金採り」をしてみませんか?

今回は、筆者が実際に砂金採りをしに川へ行った模様をお届けします!

砂金採りの魅力

ちなみに、砂金採りをやっている人は結構多いんです。

その魅力を一部紹介すると……

・自然に触れられる
・無心になることができる
・初めてでもすぐできる
・お金がかからない(道具が100均でそろう)
・宝探し感覚でおもしろい

「自然に触れられる以外に無心になることでのストレス発散」や「簡単にできる」ことを魅力に感じている方が多いようです。
しかも、砂金が採れるかもしれないというのも、宝探しのようで楽しいという声も。

ではどこの川で砂金が採れるのでしょうか。

砂金採りで有名なスポット

画像出典元:あおい商店

日本の多くの川で採れると言われていますが、金鉱山があることがひとつの目安だそう。

関東で言うと東京・青梅市の「多摩川上流エリア」、埼玉・秩父市の「荒川上流エリア」、茨城・奥久慈「久慈川上流エリア 」など。

東京から少し離れますが、有名なのが、静岡・伊豆市土肥の「土肥金山砂金館」 、山梨・南巨摩郡身延町の「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」があります。

砂金グッズなどを販売する「あおい商店」さんのHP(https://www.aoi-shop.jp/horikata.html#horikata02)に全国マップがあるので、関東以外で知りたい方はチェックしてみてください。

砂金採りで必要なアイテム

 画像出典元:amazon

ここでは砂金採りで必要な道具を紹介します。

上記写真は「ゴールドパン」。砂金採り専用の道具で2,000円くらいします。ガチでやらないのであれば必要ないアイテムかも。

筆者は今回、道具はすべて100円均一ショップで購入しました。

購入したものはいろいろあるのですが、実際につかって良かったのは下記、

・植木鉢の皿(浅めのもの)※チリトリでもOK
・水切りカゴ
・スコップ
・てぶくろ
・クリームケース(小さいヘラ付き)(砂金入れ用)

これが1名用。人数が増えればその分買い足す方が良いです。

砂金採りへGO!埼玉・秩父の荒川上流へ

関東の砂金採りスポットでおすすめと言われる埼玉・秩父の荒川上流へ向かうため、西武秩父駅。

専門家からおすすめスポット情報をGET

どの川でも砂金が採れるみたいですが、自然を保護しているエリアも多くどこでもOKというわけではないようです。

そのため「一般社団法人 秩父地域おもてなし観光公社」さんにご協力いただき、「秩父まるごとジオパーク推進協議会事務局」の吉田さんからおすすめの砂金採りスポットを教えてもらっていました。

砂金採りおすすめスポット「道の駅 大滝温泉」

道の駅のそばを流れる荒川が勝負の地

「秩父まるごとジオパーク推進協議会事務局」の吉田さんにご紹介いただいたスポットは「道の駅 大滝温泉」。西武秩父駅からバスで約30分で到着です。

道の駅なので、大きな駐車場や飲食店、お土産屋さん、日帰り温泉施設もコンビニもあります。

施設の充実も良いですが、自然もすばらしい!実際の景色は上の写真でご確認を。

階段を降りて川辺に。数日雨が降っていない期間でしたので、川の流れは穏やか。川で遊ぶ際には、当日の天候もそうですが、前日の天候もチェックしてくださいね。前の日に雨が降っていると水かさが増したり、流れが速かったり、危険度が増します。

砂金採りスタート!カラデル編集部から3名参戦

川の自然に癒されながらの砂金採り

※まずはお手本を見せる筆者。でも初めてやっています。

筆者は一定の流れがあるスポットで、端っこあたりの砂を集めて砂金採りをスタートさせました。

当日は、都心では5月なのに30度近くの気温になっている日でした。川沿いで緑がたくさんあるスポットですが、紫外線や直射日光を避けるため帽子や長袖などの服装で臨んでいます。

※すぐにコツをつかんで黙々と砂金採りをする新卒メンバー。

助っ人として新卒メンバーに協力してもらいました。砂金を採りに行くなんて、入社する前には思っていなかったでしょうね……。

夏のように暑い日でしたので、冷たい川の水がとても気持ち良く感じました。川の水の色と木々の緑のコントラストが素敵でとても癒される。砂金採りで川の自然を満喫できてるなと、スタート早々に実感しました。

金色に輝く小さい石粒を発見!

※「砂金ぽいけど、違うかな?」と目を凝らす。

ゴールドパンの代用品として購入していた「おつりトレー」。
底のトゲみたいなやつに砂金が引っかかってくれるかもと思っていたのですが、実際につかったメンバーに言わせると、「砂金があってもつかみにくい」、「砂がトゲの間に詰まる」だそうで、砂金採りには不向きなようです。

※邪魔なてぶくろとつかえないトレーを取り替えて再チャレンジ

比較的流れの強いスポットよりも、穏やかな流れで砂地が広がるスポットが良さそうということで移動して再チャレンジ。

1時間ほどやっていると、趣味で砂金採りをしているという男性がやってきました。その方の情報だと前日くらいに“砂金採りガチ勢”がきてかなり掘り起こしていったので、今日は期待できないらしい。そんなこともあるんですね。

※砂金と思われるものに指をさすカラデル編集部メンバー

「あったかもしれません!」と嬉々としてピンセットで砂金を採る新卒メンバー。このあとピンセットではつかみにくいということで、小さいプラスチックのヘラをつかいます。これが便利でした。

砂金と思われるものは本当に小さく、砂というより小さい破片とという表現が近い。とにかくあったと思っても、つかむことが難しいのです。

※趣味でやっている方からゴールドパンをお借りしてチャレンジするメンバー

時間があっという間に過ぎていきます。喧噪から逃れて、ただただ無心に。

自然と一体化したような没入感がありました。

砂金採りの結果は…

※カメラをアップにして見ると……

約3時間、砂金採りを楽しみました!
時間はあっという間に過ぎていて、もっとできそうなのですが、いろいろほかにも回ったのでここでフィニッシュ!

結果は上の写真。砂金と思われる欠片はひとつが1~2ミリ程度の大きさです。

正直、もっと採れると思ってました!!!!

でも常連の方にお聞きすると、「こんなもんですよ」とのこと。

とはいえ、GETしたのは本当に金なのでしょうか。

金かどうか判別する方法として、良く紹介されているのがトイレ用洗剤で酸性の強いものにつけて変色するかしないか。しなかったら金であるというもの。
ただ危険な薬品ですし、今回採れたのが少量ということと自然を満喫するのが目的ということで、調べなくても良しとしました。

スポット名道の駅 大滝温泉
住所埼玉県秩父市大滝4277-2
営業時間 10:00~20:00(4~11月)/10:00~19:00(12~3月)
定休日毎週木曜日(祝日の場合は営業、振替なし)
アクセス西武観光バス「三峯神社線」:大滝温泉遊湯館下車 
駐車場普通車77台、障がい者用3台
公式サイトhttps://www.michinoeki-network.jp/otaki/

砂金採りの後は、グルメと温泉で癒されて…

お食事処 郷路館

砂金採り中にお腹が減ったらこちら「お食事処 郷路館」がおすすめ。今回訪れた「道の駅 大滝温泉」にあるんです。

おすすめは、地元秩父名物「豚肉の味噌漬け」をつかった「豚みそ丼」(写真はミニ豚みそ丼)。豚肉にしっかり味噌が染み込んでいて、お米との相性がバッチリ。

ほかにもお蕎麦やホルモン定食なども人気だそうです。

スポット名お食事処 郷路館
住所「道の駅 大滝温泉」内
営業時間食堂11:00~16:00/売店10:00~16:00
定休日毎週木曜日
公式サイトhttps://www.michinoeki-network.jp/otaki/

大滝温泉 遊湯館

砂や泥で汚れた身体を綺麗にしたいのなら、「大滝温泉 遊湯館」がおすすめ。この施設も「道の駅 大滝温泉」内にあるんです。

取材時の5月時点は、改修のため休館。2023年8月31日までは休館だそうなので、もし日帰り温泉も楽しみたい方は9月以降に訪れると良いですよ。

スポット名大滝温泉 遊湯館
住所「道の駅 大滝温泉」内
営業時間10:00~20:00(4~11月)/10:00~19:00(12~3月)
※2023年8月31日まで改修工事のため休館
定休日毎週木曜日(祝日の場合は営業、振替なし)
公式サイトhttps://www.michinoeki-network.jp/otaki/

大滝民俗資料館

大滝の歴史がわかる「大滝民俗資料館」も「道の駅 大滝温泉」内に建っています。無料ではないですが、社会科見学気分で覗いてみるのも楽しいと思いますよ。

スポット名大滝民俗資料館
住所「道の駅 大滝温泉」内
営業時間9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日毎週木曜日/年末年始(12/28~1/4)
入館料一般 210円/生徒・児童 100円団体(20名以上)は、2割引き
公式サイトhttps://www.city.chichibu.lg.jp/4522.html

三峯神社

「道の駅 大滝温泉」へ向かうバスの終点は、知る人ぞ知る“関東最強のパワースポット”といわれる「三峯神社」なんです。

取材の準備をしている最中に三峯神社が近いということに気がつき、取材で砂金が採れるようゴールドラッシュ祈願で参拝をさせていただきました!

この模様は別の記事で紹介させていただきますね。

ただ、かなり広い神社ですので、砂金採りと別日で訪れたほうが良いかもしれません。筆者は予定詰め込みタイプなので、朝の9時出発のバスで10時半に神社につき、2時間で境内をまわり12時半のバスで砂金採りの現場まで行きました。体力に自信のない方には、おすすめしません。

筆者が実際に訪れた際の記事はこちら
三峯神社へ行くと人生が変わる!? 関東最強のパワースポットでお参りしてきた

スポット名三峯神社
住所埼玉県秩父市三峰298-1
営業時間御祈祷受付時間 9:00~16:00 
定休日無休
アクセス西武観光バス「三峯神社線」:三峯神社下車 
駐車場三峰駐車場 ※通常時は、8:00~18:00(有料)
公式サイトhttps://www.mitsuminejinja.or.jp/

川の自然に癒されて砂金採りは最高!

川の自然が満喫できる砂金採り体験、いかがだったでしょうか。

今回参加した新卒メンバーからは

・久々に素足で川を感じたのが最高に気持ちよかった。
・コミュニケーションが苦手な人でも、沈黙ができても砂金に集中してるからとなるので楽かも。
・ほかの体験系と違って疲れないから、老若男女関係なしにできそう。
・川のせせらぎの音と木々のやさしい緑を感じながら、無心でいられたので気分がスッキリした。

と感想をもらいました。

100均へ行けば道具がすべて揃います。川の自然を感じる砂金採りに、今週末でもお出かけしてみませんか?

<取材協力>
一般社団法人 秩父地域おもてなし観光公社
秩父まるごとジオパーク推進協議会事務局

※本記事は2023年5月30日時点の内容です

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