2023年6月に開催される日比谷音楽祭の出演アーティストや見どころを紹介します。木村カエラやKREVAなど、幅広い世代から支持を集めるアーティストが出演する予定です。また、WONKやermhoi with the Attention Pleaseなど注目のバンドも出演が決定しています。フードブースやグッズショップなど、音楽以外の楽しみがたくさんあることも魅力です。無料で入場できるので、音楽好きはぜひ参加してみてください。
この記事の目次
日比谷音楽祭とは
日比谷音楽祭は、毎年初夏に東京都千代田区の日比谷公園で開催される入場無料の野外音楽イベントです。子どもから大人まで老若男女問わず楽しめるよう、さまざまなジャンルのアーティストが出演します。オンライン配信が行われる年もあるため、遠方の音楽ファンも開催を心待ちにしています。
2023年は6月3日(土)・4日(日)に開催予定。雨天決行ですが、荒天や災害の場合には中止となる場合もあります。2023年は会場である日比谷野外大音楽堂の100周年を記念し、「祝・日比谷野音100周年 日比谷音楽祭2023」という名称で実施されます。
日比谷音楽祭のコンセプト
日比谷音楽祭のコンセプトは、一言で表現すると「フリーでボーダーレスな音楽祭」。音楽の聖地「野音」で、誰もがトップアーティストやさまざまなジャンルの音楽に触れられるように、という理念のもと開催されています。公式サイトでは、日比谷音楽祭の目指す6つの姿として以下の目標が掲げられています。
・「フリーの」音楽祭
・「世代をつなぎ、ジャンルの枠を超える」音楽祭
・「子どもたちの音楽の芽を育てる」音楽祭
・「質の高い音楽体験を届ける」音楽祭
・「新しい音楽の循環を生む」音楽祭
・「東京の街から日本を元気にする」音楽祭
日比谷音楽祭は子どもたちが音楽に接する機会を増やすことで次世代の音楽の発展に寄与することができると考えています。そのため、東京都内の福祉施設の子どもたちをライブに招待するなどの取り組みも積極的に行っています。
また、日比谷音楽祭は無料での開催を大切にしています。無料にこだわることで、料金を気にせずイベントに参加できるため、世代を問わず生演奏に触れることができます。それが音楽と出会うきっかけになってほしいという想いがあるのです。
日比谷音楽祭の運営チームは、このイベントへの参加が契機となって「アーティストのファンクラブに入ろう」「ライブを見にいってみよう」「音楽のサブスクリプションサービスに加入して、ほかの曲も聴いてみよう」など、音楽に自然と興味を持ち、お金を払う機会が増えることを目指しています。それが本当の意味で音楽業界を活性化させることになると考えているからです。
実行委員長は亀田誠治氏
日比谷音楽祭の2023年実行委員長は音楽プロデューサー、ベーシストとして活躍中の亀田誠治(かめだ せいじ)氏。亀田氏は平井堅や石川さゆり、スピッツなど、さまざまな実力派アーティストのサウンドプロデュースやアレンジを手掛けています。自身も椎名林檎らと東京事変を結成。メンバーの一員として舞台に立っています。
亀田氏は米国ニューヨークのセントラル・パークで毎年夏に開催される無料の音楽イベント「サマーステージ」から日比谷音楽祭を着想しました。本場と同じように、幅広いジャンルのプロのアーティストの演奏を老若男女問わず皆が無料で楽しめるイベントにしたいという熱い思いを抱いて運営を行っています。
今年はこれまで周辺施設への音量の影響から土日祝日にしか利用されてこなかった日比谷野外音楽堂で、平日夜に演奏を行う実験的なイベントも実施予定。今年100周年を迎える日比谷野外音楽堂と音楽業界の更なる発展を目指して、新しいチャレンジに意欲的に取り組んでいます。
祝・日比谷野音100周年 日比谷音楽祭2023の出演アーティスト(50音順)
2023年4月6日現在、出演アーティストは第2弾まで発表されています。下記に現在発表されている出演アーティストを五十音順にまとめました(日比谷音楽祭スペシャルバンドのみ冒頭に記載、敬称略)。今後も発表が続くと予想されますので、ぜひ定期的に公式サイトをチェックしてみてください!
・The Music Park Orchestra(日比谷音楽祭スペシャルバンド)
・石川さゆり(歌手)
・Ichika Nito(ギタリスト)
・WONK(バンド)
・ermhoi with the Attention Please(バンド)
・Ovall( アーティスト/ミュージシャン/プロデューサー)
・おお雨(おおはた雄一+坂本美雨/ミュージシャン)
・沖仁(フラメンコギタリスト)
・小山田壮平(ミュージシャン)
・GAIA CUATRO(日亜混成コンテンポラリー・ジャズバンド)
・≪聞かせ屋。けいたろう≫(絵本読み聞かせライブ)
・木村カエラ(ミュージシャン)
・KREVA(HIP HOPアーティスト)
・GOMA meets U-zhaan(民族楽器ユニット)
・桜井和寿(ミュージシャン)
・さらさ Band set(アーティスト/シンガーソングライター)
・SO-SO(DJ/ビートボクサー/音楽プロデューサー)
・ZOMBIE-CHANG(アーティスト/モデル /女優)
・Tani Yuuki(シンガーソングライター)
・チャラン・ポ・ランタン(唄とアコーディオンの姉妹ユニット)
・帝国喫茶(ロックバンド)
・DJ ダイノジ(DJ)
・新妻聖子(ミュージカル女優/歌手)
・半﨑美子(シンガーソングライター)
・深川バロン倶楽部(芸能団体)
・mahina(シンガーソングライター)
・民謡クルセイダーズ(バンド)
・ゆいにしお(シンガーソングライター)
・弓木英梨乃(ギタリスト)
・YOYOKA(ドラマー/アーティスト)
・LIBERA(ボーイ・ソプラノ・ユニット)
・龍声 〜 Ryusei 〜with 矢井田 瞳(和楽器グループ)
祝・日比谷野音100周年 日比谷音楽祭2023の見どころ
2023年の日比谷音楽祭最大の見どころは「Z世代を意識したアーティスト・ラインナップ」です。コロナ禍は、若い世代からライブやフェスを初めて経験する機会を奪ってしまいました。今こそ若い世代の方々に音楽を届け、皆で一堂に介して盛り上がる楽しさを改めて経験してもらいたいという思いが込められています。
また、コロナ禍で数年間難しかった日比谷公園全体を使ったイベントも復活。青々とした草地広場のファミリーエリアやピクニックフードブースが展開される予定です。日比谷公園は今後再整備工事が始まる予定なので、今年は従来の日比谷公園を楽しめる貴重な機会だといえるでしょう。
実行委員長の亀田氏とその師匠である武部聡志氏による参加型特別企画「セッションワークショップ」も見どころのひとつ。一般公募で選ばれた「歌い手」の方が、武部氏のピアノと亀田氏のベースに合わせて課題曲を歌えるワークショップで、誰でも「人前で歌う経験」や「プロと演奏する経験」を得ることが可能です。
昨年も同様の企画が開催されましたが、無観客収録であったため、聴き手の方はいませんでした。しかし、今年は実際にお客さんのいるステージでの開催が予定されています。選ばれた歌い手の方も、観客としてステージを盛り上げる方も、普段は体験できない音楽の楽しさを味わうことができること間違いありません。
未公開ではありますが、今年の日比谷音楽祭でしか手に入らない限定グッズの開発や体験型リターンも多数開発中とのこと。昨年までに比べ格段にバージョンアップした日比谷音楽祭は見どころ満載だといえるでしょう。
祝・日比谷野音100周年 日比谷音楽祭2023の概要
名称 | 祝・日比谷野音100周年 日比谷音楽祭2023 |
日程 | 2023年6月3日(土)・4日(日) 10:30~20:30 ※雨天決行。荒天、災害時の場合は中止 |
会場 | 日比谷公園 |
アクセス | 東京メトロ各線:霞が関駅から徒歩約1分 東京メトロ各線・都営地下鉄三田線:日比谷駅から徒歩約1分 東京メトロ有楽町線:桜田門駅から徒歩約5分 JR各線:有楽町駅から徒歩約8分 |
料金 | 無料 |
チケット購入方法 | 詳細は今後公式HPにて順次発表 |
公式サイト | https://hibiyamusicfes.jp/2023/ |
2023年6月は日比谷音楽祭で楽しもう
今回は日比谷音楽祭の開催概要について説明しました。入場無料で上質の音楽に触れられる日比谷音楽祭。子どもから大人まで老若男女問わず楽しめるプログラムが目白押しです。再整備前の日比谷公園を堪能できる貴重な機会でもありますので、ぜひ公式サイトの情報を確認のうえ、お立ち寄りください!
※本記事は2023年4月6日時点の内容です。