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東京の和菓子・甘味処といえばここ!老舗の名店から人気店まで紹介します

栗ようかんのイメージ

東京には江戸時代から続く和菓子の文化があります。この記事では芋ようかんや最中、たい焼きなどの定番和菓子と、伝統の味わいを今に伝える名店・人気店をピックアップしました。あなたも東京で、和菓子の世界に浸ってみませんか?

東京は、江戸時代から続く和菓子の文化が根強く残る街。昔ながらの老舗から新しい風を取り入れた人気店まで、魅力的な和菓子店が集まっています。

ひとくちに和菓子といっても、素材や製法はさまざまです。季節の移ろいを感じさせる繊細な味わいは、日本が誇る文化のひとつと言えるでしょう。

今回は、東京でぜひ味わいたい定番和菓子と、その和菓子を味わえる人気の甘味処をご紹介します。この記事を読めば、あなたもきっと、東京の奥深い和菓子の世界に魅了されるはず。次の休日は、自分へのご褒美に、大切な人へのお土産に、とっておきの和菓子を探してみてはいかがでしょうか?

東京の人気和菓子10選

東京の和菓子には、長年にわたり親しまれている伝統の味がたくさんあります。ここではその代表的なものを紹介します。

芋ようかん(舟和)

舟和の「芋ようかん」
画像引用元:舟和

舟和の「芋ようかん」は、浅草で人気のある伝統の和菓子です。もともと芋問屋だった舟和の創業者が「高価で庶民の口に入らなかった煉(ねり)ようかんの代わり」として考案したと伝えられています。

甘さをおさえた、素朴な味わいの芋ようかん。そのまま食べてもおいしいですが、オーブンで焼けば焼き芋の味、バターやマーガリンをつかって焼けば洋風の味が楽しめますよ。いろいろアレンジしながら、自分好みの味を見つけてみましょう。

商品名芋ようかん
製造元舟和
購入できる場所舟和の直営店舗、駅売店、羽田空港など
金額5本詰 864円
8本詰 1,382円
10本詰 1,728円
12本詰 2,073円
18本詰 3,110円
24本詰 4,147円
公式サイトhttps://funawa.jp/

空也最中(ぎんざ空也)

「空也最中」は、1884年創業の老舗和菓子屋、空也の看板商品です。香ばしく焼いた「焦がし皮」のなかには、北海道十勝地方の小豆と厳選した砂糖で炊いたあんこがたっぷり詰まっています。手作りの最中は「その日のうちに売り切る」ため、売り切れ必至。確実に手に入れたい方は事前に予約しておきましょう。

ちなみに空也には「空いろ」というブランド店舗もありますが、空也最中を販売しているのは銀座の「空也」店舗のみです。

商品名空也最中
製造元ぎんざ空也
購入できる場所空也の店舗(東京都中央区銀座6-7-19)
※ 空いろ店舗では取り扱いなし
金額10個 1,200円(化粧箱)/1,100円(自家用箱)
15個 1,800円(化粧箱)/1,650円(自家用箱)
20個 2,400円(化粧箱)/2,200円(自家用箱)
24個 2,840円(化粧箱)
30個 3,600円(化粧箱)/3,300円(自家用箱)/4,000円(木箱)
40個 4,700円(化粧箱)
50個 5,850円(化粧箱)/5,500円(自家用箱)/6,500円(木箱)
75個 8,700円(化粧箱)
108個 13,500円(木箱)
公式サイトhttps://www.sorairo-kuya.jp/

鯛焼(高級鯛焼本舗 柳屋)

高級鯛焼本舗 柳屋の「鯛焼」
画像引用元:高級鯛焼本舗 柳屋

高級鯛焼本舗 柳屋の「鯛焼」は、職人がひとつずつ金型で焼く伝統の味。薄めの皮に、北海道産小豆で炊いたあんこが「しっぽまでぎっしり」詰まっています。ちなみにあんこは粒あんのみです。

たい焼きは1個からテイクアウトできますが、6個から25個までの箱入り販売もしています。家族や友達へのお土産にもぴったりですよ。暑い時期なら、鯛焼のあんをつかった「アイス最中」もおすすめです。

商品名鯛焼
製造元高級鯛焼本舗 柳屋
購入できる場所高級鯛焼本舗 柳屋の店舗(東京都中央区日本橋人形町2-11-3)
金額1個 180円
6個入 1,200円
10個入 1,940円
12個入 2,320円
15個入 2,860円
20個入 3,800円
25個入 4,700円
公式サイトhttps://sites.google.com/view/yanagiya-official/

竹皮包羊羹(とらや)

江戸の伝統を感じる和菓子といえば、とらやの「竹皮包羊羹」は外せません。とらやに伝わる資料(虎屋黒川家文書「諸方御用留帳」)には、300年以上前から羊羹を竹皮で包んでいたことが記録されています。

ちなみに現代の竹皮包羊羹は「夜の梅(小倉羊羹)」「おもかげ(黒砂糖入羊羹)」「新緑(抹茶入羊羹)」の3種類。ぜひ、それぞれの味を食べ比べてみましょう。大切な方への贈り物にするなら、格調高い「印籠杉箱入」がおすすめです。

商品名竹皮包羊羹
製造元とらや
購入できる場所直営店、百貨店、虎屋茶寮、羽田空港など
金額化粧箱入 1本入 3,240 円
化粧箱入 2本入 6,264 円
化粧箱入 3本入 9,396 円
印籠杉箱入 2本入 7,344 円
印籠杉箱入 3本入 10,692 円
公式サイトhttps://www.toraya-group.co.jp/

おだんご(新宿追分だんご本舗)

新宿追分だんご本舗の「おだんご(みたらし)」
画像引用元:追分だんご本舗

追分だんご本舗の「おだんご」は、手軽な和菓子の代表格。3つのだんごを竹串に刺したスタイルは、時代や年代を超えて多くの方に愛されています。

さまざまな味が楽しめるのも魅力のひとつ。ベーシックな「みたらし」「こしあん」「小倉」はもちろん、「抹茶あん」や「白あん」「胡麻たれ」なども人気です。甘いものはちょっと苦手……という方には、特製みたらしダレに山椒や生七味をブレンドした「大人のみたらし」がおすすめですよ。

商品名おだんご
製造元追分だんご本舗
購入できる場所追分だんご本舗 新宿本店(東京都新宿区新宿3-1-22)
金額216円〜270円
公式サイトhttps://oiwakedango.co.jp/

せんべい(菊見せんべい総本店)

菊見せんべい総本店の「醤油せんべい」
画像引用元:菊見せんべい

甘くない和菓子が好みなら、1875年から続く菊見せんべい総本店の「せんべい」もおすすめです。一般にせんべいというと丸い形をイメージしますが、こちらのせんべいは正方形。「天円地方」(天は円く、地は方形)という中国の思想に基づき、「地に住まう人々に愛されるように」という願いが込められているそうです。

看板商品の「醤油せんべい」のほかにも、唐辛子と山椒をまぶした「唐辛子せんべい」、風味ゆたかな「茶せんべい」や「胡麻せんべい」もおすすめ。甘じょっぱい「甘せんべい」も人気ですよ。

商品名せんべい
製造元菊見せんべい総本店
購入できる場所菊見せんべい総本店の店舗(東京都文京区千駄木3-37-16)
金額醤油せんべい 90円
甘せんべい/茶せんべい/唐辛子せんべい/胡麻せんべい 100円
公式サイトhttps://www.kikumisenbei.tokyo/

わらび餅(目黒東山 菓匠雅庵)

目黒東山 菓匠雅庵の「わらび餅」
画像引用元:雅庵

目黒東山 菓匠雅庵の「わらび餅」は、上品で繊細な味と食感が魅力。「極限までやわらかくした」というわらび餅は、口の中でとろけていきます。国産大豆をつかったきな粉の、香ばしい風味も人気の秘密です。ただし消費期限は1〜2日間なので、購入後はできるだけ早めに食べてくださいね。

ちなみに目黒東山 菓匠雅庵の和菓子をつくるのは、日本菓子協会東和会「最優秀会長賞」や全国菓子大博覧会の「全菓博工芸文化賞」「農林水産大臣賞」など、さまざまな賞を受賞している職人。匠の技を、ぜひ味わってみましょう。

商品名わらび餅
製造元目黒東山 菓匠雅庵
購入できる場所目黒東山 菓匠雅庵の店舗(東京都目黒区東山1-13-4)
金額972円
公式サイトhttps://www.wagashi-miyabian.com/

一枚流し 麻布あんみつ羊かん(麻布昇月堂)

麻布昇月堂の「一枚流し 麻布あんみつ羊羹」
画像引用元:麻布昇月堂

麻布昇月堂の「一枚流し 麻布あんみつ羊羹」は、目にも楽しい和菓子です。箱いっぱいにちりばめられたあんみつの具(寒天、求肥、栗)が、羊羹で固められています。上品に切り分けて、複数人でシェアするのがおすすめです。

麻布昇月堂では、ほかにも「フルーツ最中」や「栗羊かん」「栗蒸し羊かん」など、季節感たっぷりの和菓子を扱っています。ぜひ何度もリピートして、お気に入りの味を探してみましょう。

商品名一枚流し 麻布あんみつ羊羹
製造元麻布昇月堂
購入できる場所麻布昇月堂の店舗(東京都港区西麻布4-22-12)
金額小 1,404円
大 2,808円(オンライン販売のみ)
公式サイトhttps://www.azabusyougetsudou.com/index.html

虎家㐂(菓子司 玉英堂 彦九郎)

菓子司 玉英堂 彦九郎の「虎家㐂」
画像引用元:玉英堂

菓子司 玉英堂 彦九郎の「虎家㐂(とらやき)」は、インパクトのあるどら焼きです。豆の形を残して、ふっくらと炊いた自家製のあんこをたっぷりと楽しめます。「出来上がりまで4日間」かかるという自慢の逸品を、ぜひ味わってみましょう。

ちなみに虎家㐂という商品名は、子孫繁栄を意味する中国の故事に由来しています。玉英堂の21代目から23代目(現当主)まで、3代続いて寅年に男子が生まれたことから、京都の鞍馬寺で命名されたそうです。縁起の良い和菓子として贈答品にもぴったりですよ。

商品名虎家㐂(とらやき)
製造元菓子司 玉英堂 彦九郎
購入できる場所玉英堂彦九郎の店舗(東京都中央区日本橋人形町2-3-2 玉英堂ビル 1F)
金額6個入り 2,280円
10個入り 3,600円
15個入り 5,250円
公式サイトhttps://gyokueidou.com/

人形焼 七福神(人形焼本舗板倉屋)

人形焼本舗板倉屋の「人形焼 七福神」
画像引用元:板倉屋

縁起の良い和菓子といえば、人形焼本舗板倉屋の「人形焼 七福神」もおすすめ。1907年の創業以来「手焼き」にこだわり、当時から伝わる型で表情ゆたかに焼き上げています。

ちなみに七福神という名前が付いているものの、「顔」のバリエーションは6人分だけ。食べる方の笑顔を足して「七福神」になるというのがその理由です。ぜひ、福の神になった気分で味わいましょう。

商品名人形焼 七福神
製造元人形焼本舗板倉屋
購入できる場所人形焼本舗板倉屋の店舗(東京都中央区日本橋人形町2-4-2)
金額5個入り 700円
10個入り 1,400円
※ ほかに紙箱入り、化粧箱入りあり
公式サイトhttps://itakuraya.com/

東京のおすすめ甘味処5選

伝統の和菓子は、甘味処で味わうのもおすすめです。ここではショッピングや東京観光のついでに気軽に立ち寄れる甘味処を紹介します。

虎屋茶寮 赤坂店(港区)

「虎屋茶寮 赤坂店」の外観
画像引用元:とらや

「虎屋茶寮 赤坂店」は、とらやの味覚を楽しめる甘味処。看板商品の羊羹(飲み物付き 1,540円)をはじめ、黒蜜がたっぷりの「あんみつ」(1,760円)や「お汁粉」(1,540円)などを味わえます。季節によってメニューの一部が変わるため、あらかじめ公式サイトを確認してから出かけましょう。

ランチタイムには「赤坂 季節の食事」(3,850円)や「赤坂 季節のうどん」(1,870円)もおすすめです。

店舗名虎屋茶寮 赤坂店
所在地東京都港区赤坂4-9-22
営業時間11:00〜17:30(L.O17:00)
※ ランチタイム 11:00~14:00
定休日毎月6日(12月を除く)
アクセス東京メトロ各線:赤坂見附駅から徒歩約7分
駐車場あり(9台)
公式サイトhttps://www.toraya-group.co.jp/

新宿追分だんご本舗 喫茶室(新宿区)

「新宿追分だんご本舗 喫茶室」の店内
画像引用元:追分だんご本舗

「新宿追分だんご本舗 喫茶室」は、新宿三丁目駅から徒歩2〜3分という、アクセス良好な甘味処です。人気のメニューはもちろん「おだんご」。好きなおだんごを選べる「だんご2本盛」(748円〜)で、気になる味を食べ比べてみましょう。「あんみつ」(1,100円)や、「田舎しるこ」(1,210円)も定番です。

全部食べたい!という欲張りな方には、みたらしだんご・あんみつ・田舎しるこがセットになった「田舎小路」(1,540円)がおすすめですよ。

店舗名新宿追分だんご本舗 喫茶室
所在地東京都新宿区新宿3-1-22
営業時間【販売】
10:30 ~ 19:00
【喫茶】
平日 12:00~18:00
土日祝 11:30~18:00(L.O 17:30)
定休日1月1日・2日
アクセス東京メトロ各線:新宿三丁目駅から徒歩約2分
都営地下鉄新宿線:新宿三丁目駅から徒歩約3分
JR各線:新宿駅から徒歩約8分
駐車場なし
公式サイトhttps://oiwakedango.co.jp/

浅草梅園 浅草本店(台東区)

「浅草梅園 浅草本店」の外観
画像引用元:浅草梅園

「浅草梅園 浅草本店」の喫茶で味わえるのは、この店ならではの「あわぜんざい」(825円)。餅きびを蒸してつくった餅とこしあんを「椀で合わせただけ」という、贅沢でユニークな逸品です。1854年の創業時から変わらないという伝統の味を、ぜひ試してみましょう。

ほかにも「田舎しるこ」(803円)や「あんみつ」(803円)などの甘味もおすすめです。

店舗名浅草梅園 浅草本店
所在地東京都台東区浅草1-31-12
営業時間平日 10:00~17:00(L.O 16:30)
土日祝 10:00~18:00(L.o 17:30)
定休日月2回水曜日不定休(要確認)
アクセス東武伊勢崎線/東京メトロ銀座線:浅草駅から徒歩約2分
都営地下鉄浅草線/つくばエクスプレス:浅草駅から徒歩約5分
東京メトロ銀座線:田原町駅から徒歩約8分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.asakusa-umezono.co.jp/

あんみつ みはし 上野本店(台東区)

「あんみつ みはし」の外観と店内
画像引用元:あんみつ みはし

1948年にあんみつ屋として創業した「あんみつ みはし」。上野公園や不忍池にほど近い「上野本店」は、動物園や博物館・美術館めぐりを楽しんだあとに立ち寄りたい甘味処です。

店内ではシンプルな「あんみつ」(620円)をはじめ、「クリームあんみつ」(760円)や「白玉あんみつ」(750円)、「杏あんみつ」(750円)など、さまざまなバリエーションのあんみつを楽しめます。「おぞうに」(780円)などの軽い食事メニューも人気ですよ。

店舗名あんみつ みはし 上野本店
所在地東京都台東区上野4-9-7
営業時間10:30~21:00(L.O. 20:30)
定休日不定休
アクセス京成電鉄本線:京成上野駅から徒歩約2分
JR各線:上野駅から徒歩約3分
東京メトロ銀座線:上野広小路駅から徒歩約4分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.mihashi.co.jp/

船橋屋 亀戸天神前本店(江東区)

1805年に創業した「船橋屋」。亀戸天神のすぐそばにある「亀戸天神前本店」には、和モダンな喫茶ルームが併設されています。まちあるきや参拝のついでに、ぜひ立ち寄ってみましょう。

看板メニューは「くず餅」(790円)や「あんみつ」(800円)。暑い時期には、くず餅乳酸菌が入った「かき氷」(季節限定。1,050円〜1,200円)も人気です。

店舗名船橋屋 亀戸天神前本店
所在地東京都江東区亀戸3-2-14
営業時間テイクアウト 9:00~18:00
イートイン 11:00~17:00
定休日要確認
アクセスJR総武線:亀戸駅から徒歩約10分
JR総武線/東京メトロ半蔵門線:錦糸町駅から約10分
東京メトロ半蔵門線/都営地下鉄浅草線/京成電鉄押上線/東武伊勢崎線:押上駅から徒歩約25分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.funabashiya.co.jp/

東京ならではのおいしい和菓子を味わおう

今回紹介した和菓子は、どれも職人の技と心が光る魅力的なものばかり。老舗の伝統的な味はもちろん、新しい感覚を取り入れた和菓子も見逃せません。

今回ご紹介したお店以外にも、東京にはまだまだ隠れた名店がたくさん眠っています。ぜひあなた自身の足で、お気に入りの和菓子を探してみてください。きっと和菓子の新たな魅力に出合えますよ。

※ 本記事は2024年9月8日時点の内容です

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