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東京周辺の日帰りハイキングスポット9選!自然のなかで手軽にリフレッシュしよう

ハイキングのイメージ画像

山や渓谷といった自然のなかを、楽しみながら歩くハイキング。気分転換はもちろん体力作りにも役立つアクティビティとして人気です。この記事では東京エリアや東京近郊にある、おすすめのハイキングコースを紹介します。

ハイキングは四季折々の自然を楽しめる手軽なアクティビティです。日本中にさまざまなハイキングコースが整備され、老若男女をとわず大勢の方が楽しんでいます。今回は日帰りで気軽に楽しめるハイキングコースとして、東京都内の5か所と近郊エリアの4か所をピックアップしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

東京都内のハイキングスポット5選

高尾山(八王子市)

高尾山 四号路の吊り橋

八王子市にある「高尾山」は、都心からわずか1時間ほどでアクセスできる人気スポットです。ミシュランガイドで三ツ星に選ばれたことでも話題となり、週末になると大勢のハイカーが訪れます。

人気の秘密は、なんといっても豊富なコースが整備されていること。「自然研究路」と名付けられた6つのコース(1号路〜6号路)や、稲荷山コース( 見晴らし尾根コース )、高尾山・陣馬山コースなどが有名です。体力に自信がない方や時間があまりない方は、中腹までケーブルカーやリフトで登ることもできますよ。

標高599メートルの高尾山の山頂までは、山のふもとから歩いて片道1時間半ほど。ケーブルカーやリフトをつかう場合は、終着駅(ケーブルカーは高尾山駅、リフトは山上駅)から30分〜1時間弱で山頂です。

高尾山からの眺め

山頂からの眺めは「雄大」のひとこと。天気が良ければ丹沢山地から南アルプス、富士山まで一望できます。コースの途中やケーブルカーの駅周辺にもいくつか展望台が整備されていて、それぞれに違った絶景を楽しめるのが魅力です。

山頂からの眺めを堪能したあとは、さらに先(小仏城山)を目指す登山コースもあります。所要時間は片道1時間ほどなので、時間と体力に余裕があればぜひ目指してみましょう。高尾山の山頂からそのまま下山する場合も、来た道とは別のコースを選べば最後まで新鮮な気分を味わえますよ。

初心者向けのおすすめコースについては、下の記事もぜひ参考にしてください。

関連記事:【初めての登山】高尾山のおすすめ初心者コースを紹介!パワースポットやグルメも

スポット名高尾山
所在地東京都八王子市高尾町
アクセス【高尾登山電鉄:清滝駅まで】
京王電鉄高尾線:高尾山口駅から徒歩約5分
圏央道:高尾山ICから車で約5分
駐車場あり
・高尾山薬王院祈祷殿駐車場(250台)
・八王子市営高尾山麓駐車場(80台)
公式サイトhttps://www.city.hachioji.tokyo.jp/kankobunka/002/takao/index.html(八王子市)

御岳山(青梅市)

御岳山の渓流エリア

都心から1時間半ほどでアクセスできる、青梅市の「御岳山(みたけやま)」。古くから信仰の土地として知られる山で、今でも手つかずの自然が残されています。

御岳山でハイキングをするなら、まずはKEIO御岳登山鉄道の滝本駅を目指しましょう。JR御嶽駅からであれば徒歩とバスで約15分ほどです。また駐車場もあるため、マイカーやレンタカーでもアクセスできます。滝本駅からケーブルカーに乗ると、6分ほどでハイキングの出発点、御岳山駅に到着です。

ハイキングコースの所要時間はおよそ3時間。「天狗岩」と呼ばれる奇岩、「ロックガーデン」と呼ばれる渓流エリア、「七代の滝」や「綾広の滝」など、見どころたっぷりです。

御岳山 武蔵御嶽神社の鳥居

御岳山ハイキングの別の見どころは、山頂(標高929メートル)にある武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)です。御岳山駅からは約30分ほどの道のりで、途中には売店や休憩所が並ぶ参道、「神代ケヤキ」と呼ばれる巨木があります。

紀元前の創建とも伝えられる武蔵御嶽神社は、古くから盗難除け・魔除け・豊作の神として信仰されてきた場所。ぜひお参りをしていきましょう。

スポット名御岳山
所在地東京都青梅市御岳山
アクセス【御岳登山鉄道:滝本駅まで】
JR青梅線:御嶽駅から徒歩約45分
路線バス(御嶽駅より乗車):ケーブル下バス停下車 徒歩すぐ
圏央道:日の出ICから車で約30分
圏央道:青梅ICから車で約40分
中央道:八王子ICから車で約60分
駐車場あり(約135台)
公式サイトhttps://tadanoyamajanai.jp/(御岳山公式サイト)
https://www.omekanko.gr.jp/course/mitake-mountain-hiking/(青梅市観光協会)

秋川渓谷(あきる野市)

秋川渓谷の石舟橋

渓谷沿いのハイキングコースとして人気なのが、あきる野市の「秋川渓谷」です。渓谷は約20キロメートルにわたり続いていますが、とくに決められたコースはないため、体力や気分に合わせて気ままに歩いてみましょう。

秋川渓谷の見どころとして有名なのは、歩行者専用の吊り橋「石舟橋」です。約96メートルの橋からは四季折々の渓谷の風景を楽しめます。近くの十里木バス停までバスで行き、そこからJR武蔵五日市駅まで戻る3時間ほどのコースがおすすめです。石舟橋の近くには天然温泉「瀬音の湯」があるので、自然のなかで気持ちよく汗を流すのもよいでしょう。

秋川渓谷 城山コースの山頂

秋川渓谷の周辺では山歩きも楽しめます。十里木登山口、もしくは西戸倉登山口から始まる「城山」コースは、トータル1時間半ほどのトレッキングコース。標高約434メートルの山頂は戸倉城跡と呼ばれ、周辺にはかつての石垣や土塁などの遺構が残されています。五日市から都心へと続く街並みを眺めながら、気持ちのよい風に吹かれてみましょう。

スポット名秋川渓谷
所在地東京都あきる野市
アクセス【十里木登山口】
路線バス(武蔵五日市駅より乗車):十里木バス停下車 徒歩すぐ
【西戸倉登山口】
路線バス(武蔵五日市駅より乗車):西戸倉バス停下車 徒歩約5分
駐車場要確認
公式サイトhttps://www.akirunokanko.com/(あきる野市観光協会)

鳩ノ巣渓谷(奥多摩町)

鳩ノ巣渓谷の鳩ノ巣小橋

“奥多摩きっての渓谷美”と呼ばれ、多くのハイカーに愛されている「鳩ノ巣渓谷」。多摩川の浸食によって生まれた渓谷は「大多摩ウォーキングトレイル」というハイキングコースの一部で、とくに鳩ノ巣渓谷からJR白丸駅へと続く1時間ほどのコースが人気を集めています。

コース中の見どころのひとつは、鳩ノ巣駅から徒歩約10分ほどの場所にある「鳩ノ巣小橋」です。橋の上からは渓流に沿って続く絶景を楽しめます。橋のたもとにあるカフェ「絶景カフェぽっぽ」で、渓谷を眺めながら休憩するのもおすすめです。

白丸ダムの画像

高さ約40メートルの断崖が続く渓谷を眺めながら歩いて行くと、迫力のある「白丸ダム」が見えてきます。ダムの堤(つつみ)からも迫力の風景を楽しみましょう。白丸ダムから白丸湖に沿って歩いて行くと、JR白丸駅に到着です。

なお、大多摩ウォーキングトレイルや鳩ノ巣渓谷の登山道情報は「奥多摩ビジターセンター」のホームページに掲載されています。安全のためにも、最新情報を必ずチェックしてから出かけましょう。

スポット名鳩ノ巣渓谷
所在地東京都西多摩郡奥多摩町棚沢
アクセスJR青梅線:鳩ノ巣駅から徒歩約3分
路線バス(白丸駅より乗車):鳩の巣バス停下車 徒歩約4分
圏央道:青梅ICから車で約45分
駐車場あり(町営鳩ノ巣駐車場 約30台)
公式サイトhttps://www.ohtama.or.jp/sightseeing/350.html(大多摩観光連盟)

浅間嶺(檜原村)

浅間嶺の休憩所

檜原村にある「浅間嶺(せんげんれい)」も奥多摩の人気スポットです。浅間嶺が位置する尾根は、戦国時代以前から江戸時代までつかわれた「古甲州道」という道の一部でした。今では生活道路としてつかわれることはなくなりましたが、四季折々の自然を感じられるハイキングコースとして愛されています。

コースは尾根沿いに続く一本道です。「払沢の滝(ほっさわのたき)入口」から入って「浅間尾根登山口」に下りるルートか、その逆のルートでハイキングを楽しみましょう。所要時間は約4時間30分です。入口、出口とも近くにバス停があり、JR武蔵五日市駅から簡単にアクセスできます。

浅間嶺展望台からの眺め

コース上の最大の見どころは、なんといっても標高約890メートルの「浅間嶺展望台」。鷹ノ巣山をはじめとする奥多摩の山々はもちろん、富士山や丹沢山地まで見渡せる大パノラマが広がる絶景ポイントです(ちなみに浅間嶺の標高は約903メートル)。

東京で唯一、日本の滝百選に選ばれている「払沢の滝」も見どころのひとつ。約60メートルの落差がある4段の滝を見るために、年間を通して大勢の方が訪れています。ただし冬の浅間嶺周辺は滝の水が凍結するほど冷え込むこともあるため、しっかりと装備を調えてから出かけるようにしましょう。

関連記事:日帰りドライブにもぴったり!自然を感じる関東の滝15選

スポット名浅間嶺
所在地東京都檜原村
アクセス【払沢の滝入口】
路線バス(武蔵五日市駅より乗車):払沢の滝入口バス停下車 徒歩すぐ
【浅間尾根登山口】
路線バス(武蔵五日市駅より乗車):浅間尾根登山口バス停下車 徒歩すぐ
駐車場要確認
公式サイトhttps://hinohara-kankou.jp/suggested-itinerarie/yama_sengen1/(檜原村観光協会)

東京近郊のハイキングスポット4選

日和田山(埼玉県)

日和田山のハイキングコース

埼玉県日高市にある「日和田山」は、都心から1時間ほどでアクセスできる人気スポットです。最寄りの高麗駅から日和田山登山口までは徒歩でおよそ20分ほど。そこから標高約305メートルの山頂まで登り、ふたたび駅に戻るまで2時間半ほどのハイキングを楽しめます。

それほど高くない山ですが、コースの途中には手足をつかって岩場をよじのぼる場所もあり、ちょっとしたスリルを味わえますよ。ちなみに岩場を通らないルートもあるので、体力に自信がないという方もご安心を。

日和田山からの眺め

日和田山山頂の手前には鳥居が立てられています。鳥居の先は大きく視界が開けていて、ふもとの町並みや、彼岸花(曼珠沙華)で有名な「巾着田(きんちゃくだ)」を一望できるのが魅力です。天気次第では、東京都心のビル群やスカイツリーまで見渡せます。

「もうちょっと歩きたい」という方は、さらに「五常の滝」に向かうコースもおすすめ。日和田山から五常の滝を経由して、武蔵横手駅に向かいます。スタート地点の高麗駅からゴールの武蔵横手駅までは、3時間半程度です。

スポット名日和田山
所在地埼玉県日高市高麗本郷
アクセス【登山口まで】
西武鉄道池袋線:高麗駅から徒歩約20分
圏央道:狭山日高ICから車で約20分
駐車場あり(50台)
公式サイトhttps://www.city.hidaka.lg.jp/hidaka_life/watch_play.html(日高市役所)
https://chocotabi-saitama.jp/spot/40849(埼玉県物産観光協会)

鋸山(千葉県)

鋸山登山道の切通し跡

千葉県の富津市と鋸南町にまたがる「鋸山(のこぎりやま)」は、都心から2時間ほどでアクセスできる山です。山といっても標高約330メートルの低山で、山頂までは片道1時間ほど。しかも山麓から山頂までロープウェイ(鋸山ロープウェー)が通っているため、片道だけ歩きで…という楽しみ方もできます。

鋸山の特徴は、まるで古代の遺跡のような雰囲気の岩肌です。それもそのはず、この山は江戸時代から石切場としてつかわれ、長年にわたる採石によって独特の景観が生み出されました。大岩のあいだをまっすぐに掘り抜いた「切り通し跡」や、「ラピュタの壁」と呼ばれる垂直な崖、階段状の「観音洞窟」など、ファンタジーの世界のような景観を楽しんでください。

鋸山山頂付近の絶景スポット「地獄のぞき」

ちなみに鋸山という名前は、山頂付近がギザギザとした形をしていることから名付けられました。そんな「ノコギリの歯」の一本が、絶景スポットとして人気の「地獄のぞき」です。手すり越しとはいえ、330メートル近い高さから真下をのぞくというスリリングな体験を味わえますよ。

山頂から500メートルほど離れた山頂駅展望台からは、都心から富士山まで一望できるパノラマ風景が広がります。

スポット名鋸山
所在地千葉県富津市/安房郡鋸南町
アクセス【登山口まで】
JR内房線:浜金谷駅から徒歩約10分
富津館山道:富津金谷ICから車で約5分
駐車場あり(ロープウェー利用者専用 乗用車200台)
公式サイトhttps://nokogiriyama.jp/

丹沢・大山(神奈川県)

大山の登山道

都心から1時間半ほどでアクセスできる「大山」は、神奈川県の面積の約6分の1を占める丹沢山地のなかでもとくに登りやすい山です。

コースのスタート地点は大山観光電鉄の大山ケーブル駅。ここから徒歩で約30分、ケーブルカーをつかえば6分ほどで、標高約700メートルの「阿夫利神社下社」に到着します。神社から先は急な上り坂が始まるので、体力を温存したい方は迷わずケーブルカーに乗りましょう。

阿夫利神社下社からは相模湾をはじめ、房総半島から伊豆諸島まで見渡すことができます。参拝と休憩を済ませたら山頂に向かいましょう。

大山の山頂

標高約1,252メートルの大山山頂は、駿河湾から富士山までの大パノラマが広がる絶景スポットです。道中には富士山の裾野まで一望できる「富士見台」や、都心や横浜方面の景色が広がる「見晴台」などの見どころもあるので、眺望を楽しみながらハイキングをしましょう。

ふもとの大山ケーブル駅から阿夫利神社下社を経由して山頂に向かい、ふたたび大山ケーブル駅に戻ってくるまでの所要時間は、トータルで4時間程度です(ケーブルカーをつかった場合)。すべて徒歩でも5時間程度なので、体力に自信がある方はぜひ挑戦してみましょう。

スポット名丹沢・大山
所在地神奈川県伊勢原市/秦野市/厚木市
アクセス【登山口(大山ケーブル駅)まで】
路線バス(伊勢原駅より乗車):大山ケーブルバス停下車 徒歩約8分
駐車場あり(市営第1駐車場:80台/市営第2駐車場:40台)
公式サイトhttps://isehara-kanko.com/area-oyama/(伊勢原市観光協会)
https://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/course.html(神奈川県公園協会)

筑波山(茨城県)

筑波山のつつじヶ丘

都心から1時間半ほどでアクセスできる「筑波山」。古くから富士山と並び称されてきた山で、現代では日本百名山のひとつにも数えられています。

筑波山には男体山(標高約871メートル)と女体山(標高約877メートル)というふたつの山頂があり、それぞれケーブルカーやロープウェイで簡単にアクセスできます。片道だけ乗り物を利用して、手軽にハイキングを楽しむのもおすすめです。

ハイキングコースの起点は、筑波山神社入口。男体山の山頂に向かうコースは片道約1時間半、女体山を目指すコースは約2時間です。男体山と女体山の山頂は、山頂連絡路と呼ばれるコースを通って互いに行き来できます(所要時間は約30分)。

筑波山からの眺め

筑波山の山頂からは広大な関東平野を一望できます。この雄大な風景こそ、筑波山の人気の秘密。ケーブルカーやロープウェイを上手につかって、無理なく手軽にハイキングを楽しみましょう。

スポット名筑波山
所在地茨城県つくば市
アクセス【筑波山神社まで】
筑波山シャトルバス(つくば駅より乗車):筑波山神社入口バス停下車 徒歩すぐ
常磐自動車道:土浦北ICから車で約35分
駐車場あり(筑波山神社、つつじヶ丘駅とも)
公式サイトhttps://ttca.jp/%E8%A6%B3%E5%85%89%E6%83%85%E5%A0%B1/%E7%AD%91%E6%B3%A2%E5%B1%B1/(筑波観光コンベンション協会)

天気の良い日は、日帰りハイキングに出かけよう!

富士山を見渡せる山頂から、迫力のある渓谷まで……今回は、豊かな自然に囲まれた人気のハイキングコースを紹介しました。いずれも都内から無理なく日帰りできるところばかりなので、ぜひ現地を訪れて、自分の足で歩いてみてくださいね。きっと新しい発見があるはずです。

※ 本記事は2024年4月26日時点の内容です

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