雨の日のUSJはどんなところ？

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）に行く場合、天気が気になる方も多いでしょう。ですが天候に左右されず楽しめるのがUSJの魅力。たとえば、「マリオカート」や「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」などは、屋内アトラクションなので、雨の日でも存分に楽しめますよ。

また、アトラクションの待ち時間が少ない、雨の日限定グリーティングなど、雨の日にしかない嬉しいポイントもあります。雨の日ならではのUSJの魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。

嬉しいポイント：アトラクションの待ち時間が短め

雨の日はUSJに来場する人が少なくなるため、アトラクションの待ち時間が短い傾向があります。大阪府民などのUSJへ気軽に訪れられる方や年間パスを持っている方は、無理に雨の日に来なくなるからです。

たとえば参考値として、2023年度の「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」の平均待ち時間は以下のようです。

平日：晴／くもり 約82.9分、雨／雪 約69.1分
休日：晴／くもり 約81.5分、雨／雪 約60.8分

平日なら約13.8分、休日なら約20.7分、待ち時間が短くなります。

待ち時間の変動はアトラクションごとに違いますが、多くのアトラクションで短くなる傾向です。

なるべく待たずにUSJを楽しみたい方は、雨の日の利用を検討してみるのも良いでしょう。

嬉しいポイント：雨の日限定のグリーティングも

雨でパレードやショーが中止になった場合、屋内で雨の日限定のグリーティングが実施されることがあります。

グリーティングとは「あいさつ」という意味で、雨の日限定のグリーティングでは、中止になったショーやパレードに出演予定だったキャラクターなどと、写真撮影や握手などができますよ。

離れた距離から出演者のパフォーマンスを見て楽しむパレードやショーと違い、近い距離で触れ合えます。

グリーティングが実施される場合、パーク内の放送などで告知があるので、ぜひチェックしてみてください。

グリーティングが実施されるのは、大雨などでパレードやショーの開始時間前に中止が濃厚な場合です。開始時間近くまでパレードやショーが実施できるかわからない場合、パレードやショーが中止になってもグリーティングが実施されないことがあります。

気になるポイント：屋外アトラクションが休止する？

雨の日は、屋外アクトラクションが休止する可能性があります。

小雨程度なら運行することが少なくありませんが、事前に休止になりやすいアトラクションは把握しておくのがおすすめです。

おもな休止になりやすいアトラクションは、以下の通りです。

• フライング・ダイナソー
• ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド
• フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ

これらのアトラクションは、強い雨風により休止となることがあるため、注意が必要です。

ただし、天候が回復すると、運行再開となることもあります。運行状況はUSJの公式アプリや公式サイト、パーク内のインフォメーションボードにて掲示されます。利用したいアトラクションがあるなら、こまめにチェックするのがおすすめです。

気になるポイント：パレードやショーも中止？

雨が降っている場合、パレードやショーは中止になることがほとんどです。パレードやショーの途中で雨が降ってきた場合も、中止になることがあります。

ただし小雨程度であれば、開催されるパレードがある場合があります。

たとえば、2024年4月6日（土）まで開催されている「NO LIMIT! パレード」には、雨の日バージョンがあり、小雨程度であれば開催されています。

今後も小雨で開催されるパレードやショーが企画される可能性があるので、事前にチェックしておくのがおすすめです。

雨の日のおすすめアトラクション5選

雨の日でも楽しめるおすすめアトラクションを紹介します。各アトラクションの内容や待ち時間などを解説するので、ぜひ参考にしてください。

おすすめ1 ミニオン・ハチャメチャ・ライド

「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」は、映画『怪盗グルー』シリーズのキャラクターであるミニオンたちをテーマにした体験型アトラクション。ミニオンたちが巻き起こすハチャメチャ大騒動を、巨大ドームスクリーンの臨場映像で体感できます。

ミニオン・ハチャメチャ・ライドは、屋内アトラクションなので、雨の日でも関係なく楽しめます。

参考値として、1年間の平均待ち時間をご紹介します。

平日：晴／くもり 約72.8分、雨／雪 約69.1分
休日：晴／くもり 約64.6分、雨／雪 約58.2分

短いときは30分も待ちませんが、長いときは待ち時間が120分以上になることがあります。待ち時間を短縮したい場合は、開園直後を狙ったりエクスプレス・パスを利用したりすることをご検討ください。

おすすめ2 ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー

ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーは、ハリー・ポッターエリア内にある人気アトラクション。ハリーたちと一緒にホグワーツ城内外を飛び回っているかのような体験を楽しみながら、魔法の世界を満喫できます。

屋内アトラクションなので、天候に関係なく楽しめます。1年間の待ち時間の平均（参考値）は以下の通りです。

平日：晴／くもり 約72.8分、雨／雪 約69.1分
休日：晴／くもり 約68.3分、雨／雪 約54.0分

待ち列に並んでいる間は、ホグワーツ城の内部を見ることができるので、待ち時間も楽しく過ごせます。

ただし、混雑する時期は待ち時間が200分以上になることもあります。待ち時間が長い場合は、エクスプレス・パスを利用するのがおすすめです。

おすすめ3 ウォーターワールド

ウォーターワールドは、映画『ウォーターワールド』をテーマにしたアクションショー。温暖化によって海に沈んだ未来の地球が舞台で、モーターボートや水上バイクの滑走や火だるまになったスタントマンによる高所からのダイブなど、壮絶なアクションを楽しめます。

ウォーターワールドには屋根があるので、雨でも濡れずにショーを観覧できます。雨が一種の演出のようにも感じられることもありますよ。

ただし、前列の席は雨が降り込んでくる可能性があるほか、ショーの水しぶきを浴びることもあるので注意が必要です。水に濡れたくない場合は、後方に座るようにしてください。

通常、ウォーターワールドは待ち時間なく観覧できます。ただし、混雑する時期は満席になると早めに入場が打ち切られるので、開演30分〜1時間前に並んでおくと安心です。

おすすめ4 マリオカート～クッパの挑戦状～

マリオカート〜クッパの挑戦状〜は、マリオカートの世界を体感できる人気のアトラクション。ARやプロジェクションマッピング、空間演出などの最新技術により、コースを走ったり甲羅を投げたりして、実際にレースをしているような体験を楽しめます。

スーパー・ニンテンドー・ワールド内の屋内アトラクションのため、悪天候でも影響がありません。

1年間の待ち時間の平均（参考値）は以下の通りです。

平日：晴／くもり 約94.4分、雨／雪 約81.1分
休日：晴／くもり 約95.8分、雨／雪 約89.6分

待ち列に並んでいる間も、作り込まれたクッパ城の内装を楽しめるので、退屈せずに過ごせますよ。

ただし、混雑時期には120分以上になることもあるので、注意が必要です。時間を短縮したい場合は、シングルライダー（余った1席を利用）やエクスプレス・パスの利用をご検討ください。

おすすめ5 エルモのバブル・バブル

エルモのバブル・バブルは、『セサミストリート』のキャラクターであるエルモにフィーチャーした家族向けのアトラクションです。屋内アトラクションなので、天候に関係なく楽しめます。

エルモのペットである金魚のドロシーの背中に乗って、シャボン玉だらけの小川をプカプカと進みます。最後には小さな急流すべりもありますよ。

1年間の待ち時間の平均（参考値）は以下の通りです。

平日：晴／くもり 約46.8分、雨／雪 約41.2分
休日：晴／くもり 約54.4分、雨／雪 約44.0分

長いときには、待ち時間が60分以上になることもあります。エルモのバブル・バブルは、乗車時間を指定予約できる「よやくのり」の対象です。予約時間までは列に並ぶ必要がなくなるので、「よやくのり」を活用するのがおすすめです。

雨の日USJの服装・持ち物

雨の日のUSJにおすすめの服装や持ち物を紹介します。快適に過ごすためのポイントや、パーク内で買える雨具についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

おすすめの服装

雨の日のUSJは、濡れても快適に過ごせる動きやすい服装を心がけましょう。アウターは撥水性がある軽いものがおすすめです。雨を弾くことはもちろん、長時間着用しても疲れにくくなりますよ。

下はジーンズなどの重たい素材のものを避けて、濡れても乾きやすい軽量の素材のものを選びましょう。ジーンズは濡れると重く、乾きにくいので、疲れやすくなってしまいます。女性はスカートよりもパンツを選ぶほうが、急な土砂降りのときなどに素早く動けますよ。

足元は濡れても問題がない、防水性のある靴が良いでしょう。防水性の高いレインシューズや滑りにくいソールの靴がおすすめ。キャンバス生地のような雨が染みやすいものや長靴のように長時間履くと疲れるものは、避けると安心です。靴の中に水が入らないよう、事前に防水スプレーもかけておきましょう。

カバンはリュックやショルダーバッグのような、両手が自由になるものが最適。雨具や寒くなったときのための上着など、雨の日は荷物が増えがちなので、普段カバンを持ち歩かない人も用意しておくと便利です。

USJは海沿いにあるので、春・秋・冬は雨が降るとグッと気温が下がります。季節にあわせた防寒対策も忘れずに行いましょう。

おすすめの持ち物

普段の持ち物以外に、雨のUSJにあると便利な持ち物は以下の通りです。

• 雨具（傘、カッパ、レインコートなど）
• タオル・ミニタオル
• 履き替え用の靴下
• ビニール袋・フリーザーバッグ
• カイロ（秋・冬の場合）
• 水・お茶（ペットボトル・水筒）

傘やカッパ（ポンチョ）、レインコートなどの雨具は必須。以下のように、雨具は雨風の強さなどに応じて選ぶのがおすすめです。

• 小雨：折りたたみ傘
• 大雨：大きめの傘・カッパ・レインコート
• 雨風が強い：カッパ・レインコート

単に傘だけを持っていくと、邪魔になったり雨風を防げなかったりする場合があります。状況に応じて雨具を選ぶと、雨でも快適に過ごしやすくなりますよ。

濡れたときにつかうタオルや履き替え用の靴下も用意しておくと、不快感が軽減されます。濡れた靴下やタオル、カッパを入れる用に、ビニール袋やフリーザーバッグなども用意しておくと便利です。

USJでは、ペットボトルや水筒に入れたお茶や水などの飲み物を持ち込むことができます（缶やビン、アルコール類は不可）。温かいお茶などを入れておくと、冷え込んだときに身体を温められます。秋や冬にはつかい捨てカイロも用意しておくのもおすすめです。

雨具はパーク内でも買える

雨具はパーク内でも販売しています。雨具を忘れたときや急な雨にあったときは、パーク内のショップで雨具を購入しましょう。

パーク内では、ミニオンやスヌーピーなどの傘やマリオやエルモになれるカッパ・ポンチョなど、人気キャラクターの雨具が種類豊富に販売されています。

かわいらしい華やかなデザインの雨具だけでなく、大人でもつかいやすいデザインが控えめの雨具も販売されているので好みのものを選んでみてはいかがでしょうか。

ショップはパーク内のいたるところにあるので、急な雨の際にも、すぐに雨具を購入できますよ。

普段なら少し恥ずかしく感じるキャラクターの雨具も、パーク内なら気分を盛り上げてくれるツールになります。ぜひキャラクターの雨具をつかって、雨の日のUSJを楽しんでみてください。

雨の日ならではのUSJを楽しむ

USJに行く日が雨なのであれば、雨の日ならではのUSJを楽しみましょう。空いているUSJで存分にアトラクションを楽しんだり、雨の日限定のグリーティングで好きなキャラクターと触れ合ったり、楽しみ方はさまざまです。

さらに、雨の日限定シールも魅力のひとつ。USJではクルーから無料でオリジナルシールをもらえますが、雨の日しかもらえないシールもあります。クルーやショップの店員さんに声を掛けると、無料でシールがもらえるので、これを機会にシール集めをしてみるのもおすすめです。

また、雨の日のUSJは写真撮影も楽しめます。しっとりとした雰囲気の写真が撮れるほか、雨上がりに水たまりの反射を利用すれば、インスタ映えする1枚も撮影できますよ。

ぜひ、雨のUSJでしか味わえない魅力を発見してください。

雨のUSJで特別な1日を過ごそう

せっかくのUSJなのに、雨が降っているとガッカリしてしまいがちですが、残念がる必要はありません。たとえば、アトラクションの待ち時間が短くなったり、雨の日限定のグリーティングでお気に入りのキャラクターと写真が撮れたりなど、雨のUSJにも魅力がたくさんあります。ぜひ、この記事で紹介した雨の日だからできる楽しみ方を参考にして、雨のUSJで特別な1日を過ごしてください。

※本記事は2024年3月9日時点の内容です。