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安産祈願で有名な全国の神社・お寺11選!お参りの方法や服装についても紹介します

安産祈願で有名な全国の神社・お寺11選!お参りの方法や服装についても紹介します

母子ともども健康に出産できることをお祈りする安産祈願。日本全国には安産祈願で有名な、多くの神社やお寺があります。今回はそのなかでもとくに有名な11スポットを選びました。ぜひ、夫婦で安産祈願に行く際の参考にしてください。

関東で有名な安産祈願スポット5選

水天宮|東京都中央区

画像引用元:水天宮

「水天宮(すいてんぐう)」は、日本の神々の先祖神とされる天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)をはじめとする4柱の神様をおまつりする神社です。天御中主大神は安産や子授けの神様と信じられており、水天宮は安産祈願の神社として多くの人に信仰されてきました。

境内には、子犬を見つめる母犬をかたどった「子宝いぬ」や、仲睦まじいかっぱの母子を模した「安産子育河童」の像があり、安産祈願のパワースポットとして人気です。

なお水天宮では祈祷の予約を受け付けていません。安産祈願のご祈祷を受けたい方は、受付で直接申し込みましょう。

名称水天宮(すいてんぐう)
所在地東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
開門時間7:00〜18:00
祈祷受付時間8:00〜15:15
※初回祈祷は9:00(戌の日は8:30)ごろ開始
アクセス東京メトロ半蔵門線:水天宮前駅から徒歩約1分
東京メトロ日比谷線:人形町駅から徒歩約6分
都営地下鉄浅草線:人形町駅から徒歩約8分
都営地下鉄新宿線:浜町駅から徒歩約12分
首都高速:浜町ICから車で約3分
駐車場あり(最大40台)
公式サイトhttps://www.suitengu.or.jp/

子安神社|東京都八王子市

画像引用元:子安神社

1200年以上の歴史をもつ「子安神社(こやすじんじゃ)」。当時の皇后の安産祈願のために創建されたと伝わる神社です。ご祭神の木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は、日本神話のなかで「自ら火を放った産屋で無事に出産した神様」とされ、安産や子授けの神様として信仰されてきました。

子安神社の安産祈祷は、授与品として「底抜け柄杓」をいただけるのが特徴。「水が抜けるように安産でありますように」という願いが込められているそうです。

祈祷の予約はできないため、希望日に早めに受付に行って申し込みましょう。

名称子安神社(こやすじんじゃ)
所在地東京都八王子市明神町4-10-3
開門時間4月~9月:6:00~18:00
10月~3月:6:00~17:00
祈祷受付時間9:00~15:30
※土日祝日の戌の日は8:30〜15:30
アクセスJR各線:八王子駅から徒歩約5分
京王電鉄京王線:京王八王子駅から徒歩約2分
中央自動車道:八王子ICから車で約10分
駐車場なし
公式サイトhttps://koyasujinja.or.jp/

鴻神社|埼玉県鴻巣市

鴻巣市にある「鴻神社(こうじんじゃ)」は、この地域に伝わる「こうのとり伝説」と関係の深い神社です。こうのとり伝説とは、この地域の「神の木」に住み着いていた大蛇をこうのとりが追い払ったというもの。これが鴻巣という地名の由来になっています。

鴻神社には子授け・安産のご神体として樹齢数百年の大杉から造られた「ご神卵」がおまつりされています。また、社殿の両側には樹齢500年以上のご神木「夫婦銀杏(めおといちょう)」があり、夫婦円満・子授け・安産などのご利益があるそうです。

さらに安産祈願を行うのは、赤ちゃんを運んでくる鳥とされる「こうのとりのご神像」の前。まさに鴻神社は、安産や子授け専門の神社といえるでしょう。なお安産祈願をした方には「こうのとりのたまごお守り」が授与されます。ご祈祷は予約不要なので、受付で直接申し込みましょう。

名称鴻神社(こうじんじゃ)
所在地埼玉県鴻巣市本宮町1-9
開門時間要確認
祈祷受付時間9:00〜16:00
アクセスJR高崎線:鴻巣駅から徒歩約8分
圏央道:桶川加納ICから車で約15分
関越自動車道:東松山ICから車で約30分
東北自動車道:加須ICから車で約35分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.koujinja.or.jp/

鶴岡八幡宮|神奈川県鎌倉市

「鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)」は、鎌倉を代表する人気スポットです。ご祭神は応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、比売神(ひめがみ)の3柱で、このうち神功皇后は安産のご利益があると信じられています。

鶴岡八幡宮へ続く「若宮大路」は、鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝(みなもとのよりとも)が妻・政子の安産祈願のために造営したと伝わる参道神社。安産祈願のご利益を願って、全国から大勢の人が参拝に訪れるのも納得です。

境内には、源頼朝が政子のために安産祈願をしたという「政子石」が安置されています。ご祈祷に訪れた際は、政子石も見逃さないようにしましょう。

鶴岡八幡宮のご祈祷も予約はできません。大石段下の受付で直接申し込みましょう。

関連記事:鶴岡八幡宮の見どころとは?各スポットの由来やご利益も紹介します

名称鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)
所在地神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
開門時間10月〜3月:6:00〜21:00
4月〜9月:5:00〜21:00
※施設によって営業時間が異なる
祈祷受付時間8:30~16:30
※正月期間中の祈祷時間についてはお知らせにて要確認
アクセスJR各線・江ノ島電鉄:鎌倉駅から徒歩約10分
横浜横須賀道路:朝日奈ICから車で約15分
駐車場あり(普通車40台)
公式サイトhttps://www.hachimangu.or.jp/

雨引観音|茨城県桜川市

「雨引観音(あまびきかんのん)」は、西暦587年に創建された由緒あるお寺です。正式名称は雨引山楽法寺(あまびきさんらくほうじ)といい、あじさい寺としても知られています。

雨引観音ではその昔(730年)聖武天皇と光明皇后が安産祈願を行い「功験あらたかであった(おおいに効果があった)」そうです。その後は安産祈願の寺として有名になり、周辺地域には「一に安産、二に子育よ、三に桜の楽法寺」という歌が伝えられてきました。

雨引観音では安産御守を申し込む際に、希望すれば安産祈願の護摩祈祷を受けられます。予約はできないため、直接受付で申し出るようにしましょう。

名称雨引観音(あまびきかんのん)
所在地茨城県桜川市本木1
開門時間要確認
祈祷受付時間要確認
アクセスヤマザクラGO(JR岩瀬駅より乗車):雨引観音下車 徒歩すぐ(土日祝日)・本木下車 徒歩約30分(平日)
北関東自動車道:桜川筑西ICから車で約13分
常磐自動車道:土浦北ICから車で約45分
駐車場あり(約300台)
公式サイトhttp://www.amabiki.or.jp/

関西で有名な安産祈願スポット4選

住吉大社|大阪府大阪市

大阪市住吉区の「住吉大社(すみよしたいしゃ)」は、ご祭神として息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)をおまつりしています。息長足姫命とは神功皇后のことで、身ごもったまま出陣し、無事帰還して応神天皇を出産したことから安産の神様として信仰されてきました。

住吉大社の境内には、誕生石(たんじょうせき)と呼ばれる一角があります。伝説によると、ここは丹後局(たんごのつぼね)が源頼朝の子を出産した場所なのだそう。石柵の内側にある小石は、安産のお守りとして持ち帰ることができます。無事に出産を終えた後にお礼参りでお返しくださいね。

なお安産祈願のご祈祷は予約を受け付けていないため、本殿左側の受付で直接申し込みましょう。

関連記事:大阪の住吉大社のご利益は?五大力、招き猫、おもかる石などのパワースポットも

名称住吉大社(すみよしたいしゃ)
所在地大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
開門時間4月~9月:6:00〜16:00(外周門)・17:00(御垣内)
10月~3月:6:30(毎月1日と初辰日は6:00)〜16:00(外周門)・17:00(御垣内)
※正月期間・住吉祭(夏祭り)期間は要問合せ
祈祷受付時間9:00〜16:00
アクセス南海鉄道南海本線:住吉大社駅から徒歩約3分
南海鉄道南海高野線:住吉東駅から徒歩約5分
阪堺電車阪堺線:住吉鳥居前停留場から徒歩すぐ
阪神高速道路:玉出出口から車で約7分
駐車場あり※正月期間と住吉祭期間(7月30日~8月1日)は閉鎖
公式サイトhttps://www.sumiyoshitaisha.net/

わら天神宮|京都府京都市

京都市北区の「わら天神宮」は、安産・子授けの神様とされる木花開耶姫命をおまつりする神社です。正式名称は敷地神社(しきちじんじゃ)といいますが、神様への捧げ物を入れる「稲わらの籠(かご)」から抜け落ちたわらを安産祈願のお守りにする風習から、わら天神宮という通称が定着しました。ちなみに安産御守のわらに「ふし」があれば男の子、なければ女の子が産まれると言い伝えられています。

安産祈願は安定期に入った「妊娠5カ月ごろ」を目安に行うのが一般的ですが、わら天神宮では、この時期の昇段祈祷は行っていません(普通の「お参り」は可能です)。ただし出産予定日の前月の9日に行う「九ヶ月九日参り」の際に申し込みをすれば、出産予定日の前後15日間、神職が神前で毎日名前を読み上げて安産祈願をしてくれます。

名称わら天神宮
所在地京都府京都市北区衣笠天神森町10
開門時間要確認
祈祷受付時間安産祈祷:8:30〜16:30
安産特別祈祷については要確認
アクセス市バス(JR円町駅・阪急西院駅・地下鉄北大路駅より乗車):わら天神前下車 徒歩すぐ
第二京阪道路:鴨川東ICから車で約25分
駐車場あり
公式サイトhttp://waratenjin.com/

中山寺|兵庫県宝塚市

聖徳太子によって創建されたと伝わる「中山寺(なかやまでら)」。ご本尊の「十一面観世音菩薩立像(じゅういちめんかんぜおんぼさつりゅうぞう)」は、古代インドの王妃・勝鬘夫人(しょうまんぶにん)が女人救済を願って作らせたものと伝えられています。この伝承から、中山寺は安産祈願のお寺として知られてきました。

また、中山寺は豊臣秀吉(とよとみひでよし)とも深い関係があります。50歳を過ぎても世継ぎができなかった秀吉は、この寺で熱心に子宝を祈願しました。その後子どもが生まれたことから、秀吉の信仰はますます篤くなったといわれています。

中山寺の安産祈祷は、予約は必要ありません。お参り当日に直接申し込んで祈祷を受けましょう。

名称中山寺(なかやまでら)
所在地兵庫県宝塚市中山寺2-11-1
開門時間24時間
祈祷受付時間9:00〜16:00
アクセス阪急電鉄宝塚線:中山観音駅から徒歩約1分
JR宝塚線:中山寺駅から徒歩約10分
中国自動車道:宝塚ICから車で約10分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.nakayamadera.or.jp/

安産 帯解寺|奈良県奈良市

画像引用元:帯解寺

奈良を代表する安産のお寺が「安産 帯解寺(あんざん おびとけでら)」です。今から1200年ほど前、染殿皇后(そめどのこうごう)がこの寺で祈願し、無事に清和天皇を出産した(=帯が解けた)ことから帯解寺と名付けられました。

帯解寺は今でも天皇家との縁が深く、上皇后、皇后、秋篠宮妃ご懐妊の際にも安産祈願の「腹帯」を献上したそうです。その由緒から全国的に安産・子授けの寺として有名になり、全国から大勢の方が祈願に訪れています。

帯解寺の安産祈祷は、妊婦の名前と出産予定日等を書いた「安産祈祷札」をおまつりして出産月まで毎日祈祷する安産祈祷と、出産日が近づいたころにその「安産祈祷札」を渡す安産再祈祷の2種類。どちらも予約は不要なので、お参りの際に直接申し込みましょう。

名称安産 帯解寺(あんざん おびとけでら)
所在地奈良県奈良市今市町734
開門時間9:00~16:00
祈祷受付時間8:30~16:30
アクセスJR万葉まほろば線:帯解駅から徒歩約5分
奈良交通バス(近鉄奈良駅より乗車):下山(帯解寺前)下車 徒歩約15分
西名阪道路:天理ICから車で約6分
第二阪奈道路:宝来ICから車で約15分
京奈和自動車道:木津ICから車で約20分
駐車場あり
公式サイトhttps://obitokedera.or.jp/

その他の有名安産祈願スポット2選

塩竈神社|愛知県名古屋市

画像引用元:塩竈神社

「塩竈神社(しおがまじんじゃ)」は、鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)をおまつりする神社です。鹽土老翁神は一般に漁業や製塩の神様として有名ですが、それと同時に「潮流を司る海路の神」、さらには出産が潮の干満に関係することから「安産守護の神」としても知られています。

塩竈神社では祈祷の予約を受け付けていないため、安産のご祈祷を受ける際は当日に直接申し込んでください。

名称塩竈神社(しおがまじんじゃ)
所在地愛知県名古屋市天白区御幸山1328
開門時間要確認
祈祷受付時間9:00〜15:00
アクセス名古屋市営地下鉄鶴舞線:塩釜口駅から徒歩約10分
名古屋第二環状自動車道:植田ICから車で約10分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.siogamajinja.or.jp/

宇美八幡宮|福岡県糟屋郡宇美町

「宇美八幡宮(うみはちまんぐう)」は神功皇后と深い関わりのある神社です。神社に伝わる伝説によると、身ごもったまま出陣した神功皇后は戦に勝利した後、この地で応神天皇を出産したとされています。宇美(古くは宇瀰)という地名も「産み」に由来しているそうです。

境内には神功皇后が出産の際に取りすがった槐(えんじゅ)の木の子孫とされる「子安の木」をはじめ、神功皇后が産湯(うぶゆ)の水を汲んだとされる「産湯の水」、神功皇后をおまつりする「聖母宮(しょうもぐう)」などがあり、安産祈願のパワースポットとして人気を集めています。

宇美八幡宮の祈祷も予約は必要ありません。お参りの際に、受付で直接申し込みましょう。

名称宇美八幡宮(うみはちまんぐう)
所在地福岡県糟屋郡宇美町宇美1-1-1
開門時間要確認
祈祷受付時間9:00〜17:00
アクセスJR香椎線:宇美駅から徒歩約5分
西鉄バス(博多バスターミナルより乗車):宇美八幡前下車 徒歩すぐ
九州自動車道:太宰府ICから車で約15分
九州自動車道:須恵スマートICから車で約10分
福岡都市高速:月隈出口から車で約15分
駐車場あり
公式サイトhttp://www.umi-hachimangu.or.jp/

安産祈願のよくある質問

Q:そもそも安産祈願って何?

妊娠中のお母さんと、お腹のなかのお子さんの健康を願い、無事に生まれてくることを祈ることです。

伝統的な安産祈願では、神社やお寺に出向いて、腹帯(岩田帯)を巻いて帯祝いという儀式を行います。ただし多くの神社やお寺では、神前や仏前で祈祷を行い、お祓いをした腹帯やお守りなどの授与品をいただくのが安産祈願の流れです。

Q:安産祈願はいつ行けばいいの?

安産祈願は、安定期に入る「妊娠5カ月目ごろ」の「戌(いぬ)の日」に行うのが一般的です。

犬は比較的お産が軽いことから「犬のようにスムーズにお産ができるように」、また狛犬のように悪鬼を祓(はら)う存在であることから「赤ちゃんを悪いものから守ってもらいたい」という願いが込められています。

ただ安産祈願で有名な神社やお寺は、戌の日に多くの参拝客で混み合います。安産祈願の予約を受け付けていない神社・お寺も多いため注意しましょう。最近では戌の日にこだわらない方も増えていますよ。

Q:安産祈願の持ち物や服装を教えて!

安産祈願の持ち物といえば、まずは「腹帯(岩田帯)」が挙げられます。ただしご祈祷の授与品として腹帯をいただけることも多いため、あらかじめ確認しておきましょう。

またご祈祷を受ける際はラフな格好を避け、きちんとした服装(身体に負担がかからない程度のもの)をしていきましょう。本人(女性)はワンピース、男性ならスーツで行くのが無難です。

体調と相談しながら、無理せずにお参りしよう

この記事では、安産祈願でとくに有名なスポットを紹介しました。全国にはほかにも、安産祈願の祈祷を受け付けている神社やお寺はたくさんあります。安産祈願のお参りに行く際は、自分の体調と相談して無理のない範囲でお出かけするようにしてくださいね。

※ 本記事は2023年12月10日時点の内容です

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