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修善寺の日帰り温泉おすすめ8選!周辺の見どころも紹介します

修善寺の日帰り温泉おすすめ8選!周辺の見どころも紹介します

伊豆半島を代表する温泉のひとつ「修善寺温泉」。多くの文豪や文化人に愛された名湯には、今も全国から大勢の温泉ファンが訪れています。今回は日帰り入浴ができる温泉施設・温泉旅館と、周辺の見どころを紹介していきます。

修善寺温泉とは?

静岡県伊豆市に位置する「修善寺温泉」は、約1200年の歴史をもつとされる伊豆半島最古の温泉です。弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)、鎌倉幕府の2代将軍・源頼家(みなもとのよりいえ)、北条政子(ほうじょうまさこ)といった歴史上の有名人、さらには夏目漱石や芥川龍之介といった文豪たちも大勢この場所を訪れています。

泉質

修善寺温泉の泉質は「アルカリ性単純温泉」です。源泉の温度は約60℃で、神経痛や筋肉痛、冷え性や疲労回復などに効能があるとされています。6カ所の源泉から湧き出す温泉は「修善寺温泉事業協同組合」が集中管理し、各温泉宿に分配されています。

独鈷の湯

「独鈷の湯(とっこのゆ)」は、弘法大師が独鈷杵(とっこしょ)という仏具で岩を打ち、温泉を湧き出させたと伝わる場所です。以前は外湯として利用できたそうですが、現在は入浴不可。ただし見学は自由なので、修善寺温泉発祥の場所としてぜひ訪れてみたい場所です。

ちなみに独鈷の湯の近くには、ふたつの足湯が整備されています(河原湯とリバーテラス・杉の湯)。どちらも無料で利用できることから、観光客にも大人気です。

施設名独鈷の湯(とっこのゆ)
所在地静岡県伊豆市修善寺
アクセス伊豆箱根バス・東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):修善寺温泉下車 徒歩約3分
駐車場なし
公式サイトhttps://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2376 (伊豆市観光情報サイト)
https://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?c1=6&c2=4&pid=3134 (伊豆市観光情報サイト)

修善寺の日帰り温泉8選

筥湯

画像引用元:【修善寺温泉】筥湯

「筥湯(はこゆ)」は、修善寺温泉で唯一の外湯(日帰り入浴施設)。修善寺温泉にはもともと7軒の外湯がありましたが、昭和20年代ごろには上で紹介した独鈷の湯だけになってしまいました。そこで「再びお客さまに外湯めぐりをしてもらい、大いに温泉を楽しんでいただこう」という思いで作られたのが、この筥湯です。

浴室は内風呂のみですが、浴槽には檜の香りが漂い、古き良き温泉の雰囲気を味わえます。天窓から注ぐ光を浴びながら、ゆったりと入浴を楽しみましょう。

筥湯の建物には、12mの展望台「仰空楼(ぎょうくうろう)」が隣接しています。湯上がりに展望台に上り、修善寺温泉を見渡しながらくつろぐのもおすすめです。

施設名筥湯(はこゆ)
所在地静岡県伊豆市修善寺924-1
営業時間12:00~21:00(受付~20:30)
定休日なし
利用料金一般(小学生以上):350円
旅館組合加盟旅館宿泊者:150円
アクセス伊豆箱根バス・東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):修善寺温泉下車 徒歩約3分
駐車場なし
公式サイトhttps://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2383(伊豆市観光情報サイト)

新井旅館

画像引用元:Relux

和の雰囲気が漂う「新井旅館」は、1872年創業の温泉旅館です。敷地内にある多くの建物が国の登録有形文化財で、なかでも1899年築の「雪の棟」、1908年築の「霞の棟」、1919年築の「月の棟」など8棟は現在も客室として利用されています。このうち月の棟には、芥川龍之介が一カ月滞在した部屋が残されているのだそう。

新井旅館は浴室もノスタルジックです。とくに1934年築の「天平大浴堂」は、総檜造りの浴槽やお寺のお堂のような柱、柱を支える大きな天然石などが印象的。ほかにも自然の風景を眺めながら入浴できる「木洩れ日の湯」、あやめの形をした「あやめ風呂」、内風呂から露天風呂へと浴槽が続く「折節の湯 雪花」など、魅力的なお風呂を楽しめます。

なお新井旅館の日帰り温泉を利用できるのは、食事付きの日帰りプランのみです。人気の温泉施設なので、早めに予約しましょう。

施設名新井旅館
所在地静岡県伊豆市修善寺970
営業時間要確認
定休日要確認
利用料金昼の会食・会席御膳~昼食&入浴:7,150円(2名以上での予約が必要。大浴場は男女時間交代制)
夜の会食・月替わりあらゐ会席~個室&入浴:14,850円(2〜10名での予約が必要。男性は「天平大浴堂」、女性は「木洩れ日の湯」または「あやめ風呂」を利用)
アクセス伊豆箱根バス・東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):修善寺温泉下車 徒歩約5分
修善寺道路/伊豆縦貫自動車道・天城北道路:修善寺ICから車で約3分
駐車場あり(約40台)
公式サイトhttps://arairyokan.net/

宙 SORA 渡月荘金龍

画像引用元:宙 SORA 渡月荘金龍

「宙 SORA 渡月荘金龍(そら とげつそうきんりゅう)」は、15,000坪の「森の庭(大庭園)」が印象的な温泉宿です。

日帰り入浴で利用できる温泉は、4タイプ。このうち空間デザイナーがデザインした「光の露天風呂」は、浴槽全体を「光の箱船」に見立てた斬新な露天風呂。幻想的な空間のなかでゆったりくつろげます。

ほかにも沈む夕日を眺めながら湯あみできる「夕焼けの露天風呂」、プライベートな時間を楽しめる「貸切露天風呂 岩」と「貸切露天風呂 石」など、お好みのお風呂を選べますよ。

施設名宙 SORA 渡月荘金龍(そら とげつそうきんりゅう)
所在地静岡県伊豆市修善寺3455
営業時間日帰り入浴:11:30~16:00
定休日要確認(メンテナンス日あり)
利用料金大人(中学生以上):1,500円+入湯税
小学生:1,200円
園児:1,000円
1才未満:無料
※貸切露天風呂は別途2,000円(40分)
アクセス伊豆箱根バス・東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):修善寺温泉下車 徒歩約8分
修善寺道路/伊豆縦貫自動車道・天城北道路:修善寺ICから車で約5分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.kinryu.net/

瑞の里 〇久旅館

画像引用元:〇久旅館

「瑞の里 〇久旅館(みずのさと まるきゅうりょかん)」は、修善寺温泉の中心部からやや奥まった場所に位置する静かな温泉旅館。修善寺の人気スポット「竹林の小径」にも近いため、修善寺観光の拠点としても便利です。

温泉は基本的に宿泊客向けですが、混み合っていない日や時間帯は日帰りでも利用できます。建物1階の大浴場にはジャグジー、寝湯、打たせ湯、岩露天風呂、サウナが備えられていて、好みのスタイルで修善寺温泉のお湯を楽しめますよ。

施設名瑞の里 〇久旅館(みずのさと まるきゅうりょかん)
所在地静岡県伊豆市修善寺1146
営業時間要確認(宿泊者の利用時間は15:00〜翌10:00)
定休日要確認(宿泊客で混み合っている日は利用不可)
利用料金1,500円(1時間)
アクセス伊豆箱根バス・東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):修善寺温泉下車 徒歩約12分
修善寺道路/伊豆縦貫自動車道・天城北道路:修善寺ICから車で約5分
駐車場あり(約50台)
公式サイトhttps://www.marukyu-ryokan.com/

AKARI et KAORI

画像引用元:AKARI et KAORI

「AKARI et KAORI(あかりえかおり)」は、3本の自家源泉が自慢の温泉宿です。もともとは「ねの湯 対山荘」という名前で親しまれてきましたが、2023年9月に館内の照明や備品がリニューアルされ、新たなブランドとして生まれ変わりました。

温泉は「HINOKIと石の内湯」と「伊豆石の露天風呂」の2種類です。内湯には遠赤外線とマイナスイオンが発生する富士山の溶岩石、露天風呂には敷地内から出た伊豆石(いずいし)がつかわれているそうなので、ぜひ入り比べてみましょう。

なお、湯上がりには煎茶とお茶菓子のサービスもありますよ。

施設名AKARI et KAORI(あかりえかおり)
所在地静岡県伊豆市修善寺883
営業時間立ち寄り湯(日帰り入浴):11:30〜14:00
定休日不定休
利用料金大人:1,100円
子ども:550円
アクセス伊豆箱根バス・東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):みゆき橋下車 徒歩約3分
修善寺道路/伊豆縦貫自動車道・天城北道路:修善寺ICから車で約5分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.akari-et-kaori.com/

温泉大浴場「森の湯」(ラフォーレリゾート修善寺)

温泉大浴場「森の湯」は、ラフォーレリゾート修善寺に併設された温泉施設です。ラフォーレリゾート修善寺は約50万坪という広大な敷地を持つリゾート施設で、伊豆の森のなかにホテルやレストラン、スポーツ施設などが広がっています。

温泉大浴場「森の湯」で楽しめる温泉は、サウナを完備した開放的な内湯と、自然の音を聞きながらのんびりくつろぐ露天風呂の2種類。リゾートの風を感じながら、修善寺温泉のお湯を堪能できますよ。

施設名温泉大浴場「森の湯」(ホテルラフォーレ修善寺)
所在地静岡県伊豆市大平1529
営業時間日帰り入浴:12:00~21:00
※宿泊者は6:00~10:00/12:00~24:00
サウナ:15:00〜22:00
定休日要確認
利用料金大人:940円
小学生:660円
※伊豆マリオットホテル・ホテルラフォーレ修善寺の宿泊者は無料
アクセス無料送迎バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):ラフォーレリゾート修善寺下車 徒歩すぐ
伊豆縦貫自動車道・天城北道路:大平ICから車で約15分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.laforet.co.jp/resort-shuzenji/hotspring/

足湯で楽しむ修善寺温泉

河原湯

修善寺温泉のお湯を手軽に楽しみたいなら足湯がおすすめ。独鈷の湯の前に整備された「河原湯」でほっとひと息つきましょう。

ちなみに河原湯というのは、もともとこの場所の近くにあった外湯の名前だそうです。かつて地域の人々や観光客に親しまれていた温泉施設をしのんで、このように命名されました。

施設名河原湯
所在地静岡県伊豆市修善寺
営業時間5:00〜22:00
定休日第2木曜日
利用料金無料
アクセス伊豆箱根バス・東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):修善寺温泉下車 徒歩約3分
駐車場なし
公式サイトhttps://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?c1=6&c2=4&pid=3134(伊豆市観光情報サイト)

リバーテラス・杉の湯(独鈷の湯公園)

画像引用元:伊豆市観光情報サイト

「リバーテラス・杉の湯」は、独鈷の湯の対岸にある「独鈷の湯公園」内に設置された足湯です。桂川に向かって座るスタイルなので、清流や独鈷の湯を眺めながらゆったりくつろげます。

リバーテラス・杉の湯という名前も、かつてこの近くにあった「杉の湯」という外湯に由来しているそうです。修善寺の歴史に思いをはせながら、歩き疲れた足を癒やしましょう。

施設名リバーテラス・杉の湯(独鈷の湯公園)
所在地静岡県伊豆市修善寺
営業時間6:00〜23:00
定休日要確認
利用料金無料
アクセス伊豆箱根バス・東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):修善寺温泉下車 徒歩約5分
駐車場なし
公式サイトhttps://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2380(伊豆市観光情報サイト)

修善寺温泉のおすすめ観光スポット

竹林の小径・ギャラリーしゅぜんじ回廊

「竹林の小径」は、桂川に沿って続く遊歩道です。竹林のなかをゆるやかにカーブする石畳の道は雰囲気たっぷり。「京都の竹林の小径にも負けず劣らず」という感想も聞かれるほどです。日没後はライトアップされるので、ぜひ幻想的な夜の散策を楽しんでみてください。

竹林の小径の途中には、観光案内所を併設した「ギャラリーしゅぜんじ回廊」があります。年間を通して修善寺にゆかりのある企画展や写真展を開催しているそうなので、ぜひ立ち寄ってみましょう。

施設名竹林の小径・ギャラリーしゅぜんじ回廊
所在地静岡県伊豆市修善寺1031-1(ギャラリーしゅぜんじ回廊)
営業時間9:30~16:30(ギャラリーしゅぜんじ回廊)
定休日なし
アクセス伊豆箱根バス・東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):修善寺温泉下車 徒歩約5分
駐車場なし
公式サイトhttps://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2381(伊豆市観光情報サイト)
https://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=3213(伊豆市観光情報サイト)

ハリストス正教会

温泉街を東側に進むと1912年築の「ハリストス正教会」があります。国の重要文化財に指定されている「函館ハリストス正教会」よりもコンパクトな建物ですが、しっくい仕上げの外壁や緑青銅板の屋根などが異国情緒を漂わせていて、よく似た雰囲気です。ちなみにこちらは静岡県の文化財に指定されています。

ハリストス正教会は基本的に外観のみの見学となります。ただし毎月第2日曜日の10:00から行われる礼拝は、信者以外も参加できるとのこと。建物の内部を見学したい方は、ぜひスケジュールを合わせて出かけましょう。

施設名ハリストス正教会
所在地静岡県伊豆市修善寺861
営業時間外観見学は自由
定休日要確認
アクセス伊豆箱根バス・東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):みゆき橋下車 徒歩約3分
駐車場なし
公式サイトhttps://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2308(伊豆市観光情報サイト)

修善寺 虹の郷

画像引用元:修善寺虹の郷

「修善寺 虹の郷」は、東京ドーム10個分という広大な敷地のなかで、四季折々の自然や西洋建築などを楽しめるテーマパークです。

園内には西洋風の庭園や日本庭園、中世イギリスの田舎町をイメージした「イギリス村」、カナダ・BC州ネルソン市の古い街並みを再現した「カナダ村」、日本の古民家が建ち並ぶ「匠の村」や「伊豆の村」などがあり、それぞれ買い物や食事を楽しめます。

レトロなバスやSLで園内を移動しながら、ちょっとした世界旅行気分を味わいましょう。

施設名修善寺 虹の郷(しゅぜんじ にじのさと)
所在地静岡県伊豆市修善寺4279−3
営業時間4月〜9月:10:00~17:00
10月~3月:10:00~16:00
最終入園受付時間:閉園時間の1時間前
定休日公式サイトのカレンダーによる
アクセス東海バス(伊豆箱根鉄道修善寺駅より乗車):虹の郷下車 徒歩すぐ
修善寺道路/伊豆縦貫自動車道・天城北道路:修善寺ICから車で約6分
駐車場あり
公式サイトhttps://www.nijinosato.com/

修善寺温泉で心も身体も癒やされよう!

歴史ある温泉に加え、豊かな自然と歴史的な街並みが魅力の修善寺温泉。首都圏からのアクセスも便利で、日帰り観光や日帰り温泉旅行にぴったりです。ここで紹介した日帰り温泉や見どころを訪れて、修善寺温泉の魅力を全身で味わってみてくださいね。

※ 本記事は2023年12月8日時点の内容です

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