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銭湯に持ち物は必要?銭湯を楽しむポイントや入湯時のマナーも紹介します

銭湯に持ち物は必要?銭湯を楽しむポイントや入湯時のマナーも紹介します

古き良き日本文化のひとつとして、若い世代や外国人観光客からの人気も高い「銭湯」。でも「銭湯ならではのルールが難しそう」「どんな銭湯を選べばいいんだろう」といった疑問を感じている人も多いはず。この記事では銭湯デビューに役立つ基本の知識を紹介していきます。

銭湯に必要な持ち物とは

家庭のお風呂にはない広々とした浴槽や、ノスタルジックな雰囲気、地元の人との交流など、銭湯にはさまざまな魅力があります。

まずは、そんな銭湯に行くために「必要なもの」をチェックしていきましょう。

現金(小銭)

銭湯に入るためにはお金、特に「小銭」が必要です。入浴料金の支払いはもちろん、施設によってはコインロッカーやドライヤーを使用する際に硬貨をつかいますし、湯上がり後のドリンクを買うときも少額のお金が必要です。

なお新しい施設では電子マネーや交通系ICカードなどで支払いができるケースもありますが、昔ながらの銭湯は「現金」しかつかえないことも多いので注意しましょう。

ちなみに一般的な銭湯(公衆浴場)の料金は都道府県ごとに決められています。たとえば東京都の場合、大人の入浴料金は520円です。銭湯に行く際は入浴料金とは別に、100円玉と10円玉をそれぞれ数枚ずつ持って行くことをおすすめします。

シャンプー・コンディショナー・ボディーウオッシュ・洗顔料

昔ながらの銭湯には、備え付けの「シャンプー」や「コンディショナー」「ボディーウォッシュ」などが用意されていないこともあります。特に「洗顔料」は用意されていない施設が多いです。

備え付けがある場合も他の人と共用なので、いざというときに「シャンプーが切れていた……」ということがないよう、自分用を持って行きましょう。

持参するシャンプーなどは、自宅でつかっているものでもかまいません。ただし「荷物をできるだけ減らしたい」なら、旅行用などのミニボトルに詰め替えて持参したり、コンビニやドラッグストアで売っている1回つかい切りタイプのサンプル品や、化粧水なども一緒になった「お泊りセット」を準備すると便利です。

タオル

銭湯には備え付けの「タオル」がないこともあります。浴室でつかうフェイスタオル、脱衣所で身体を拭くためのバスタオル(もしくはフェイスタオル)の2枚を用意しましょう。どちらも自宅でつかっているものでかまいません。

ふだん身体を洗うためのボディタオルや泡立てネットなどをつかっている人は、それらも持参するとより快適に汗を流せます。

着替え(下着類)

銭湯で身体をきれいにしたあとは、できれば新しい服を着たいものです。下着を含め、湯上がりに着たい「着替え」も用意しましょう。

荷物を最小限にしたい人は下着類と靴下、荷物が多くてもかまわないなら全身一式分の着替えを持参します。

メイク落とし・スキンケア用品・メイク道具など

人によっては、入浴前につかう「メイク落とし」、湯上がり後につかう化粧水などの「スキンケア用品」や「メイク道具」も必要です。

なお銭湯によっては、脱衣所などに十分な広さの洗面台が設置されていないこともあります。メイク道具などは、できるだけコンパクトなものを用意しましょう。

ヘアゴム・シャワーキャップ

髪が長めの人は、浴槽に入るときに髪が湯船に浸かってしまわないよう「ヘアゴム」や「シャワーキャップ」を用意しましょう。

ヘアゴムはアクセサリーが付いたものより、できるだけシンプルなものが好ましいです。

ビニール袋・ポリ袋

「ビニール袋」や「ポリ袋」は、脱いだ後の下着類や濡れたタオルを入れたり、シャンプーのように液だれする可能性があるものを持ち運ぶときに便利です。

コンビニなどの袋でもかまわないので、何枚か用意しておきましょう。

飲み物

銭湯で汗を流したあとは、脱水症状にならないよう水分補給が大切です。銭湯で売っている「飲み物」を買ってもよいですが、好みのものがあるとは限りません。入浴時の飲み物にこだわりがある場合はできるだけペットボトルや水筒などで持参しましょう。

ただし、持ち込み禁止の施設もあるので、事前に行きたい施設のHPなどを調べてから用意するのがベターです。

銭湯利用の流れ

必要な持ち物を揃えたら、いよいよ銭湯へ!ここでは簡単な流れを紹介していきます。

下駄箱に靴を入れる

銭湯の建物に入ったら、最初に靴を脱ぎます。脱いだ靴は下駄箱に入れましょう。施設によっては下駄箱のカギや木札が用意されているので、帰りまでなくさないように保管しましょう。

入浴料を払う

受付(番台)や券売機で入浴料を支払います。基本料金は都道府県ごとに統一されていますが、別料金でサウナなどを利用できる銭湯もあるため、受付で確認してください。

男女別の脱衣所へ

多くの銭湯では、料金を支払った後に男女別の脱衣所に入ります。

荷物はかごやロッカーへ

手荷物や脱いだ服は、脱衣所に用意されているかごに入れるか、ロッカーの中に入れます。鍵付きのロッカーがある場合、カギは手首に巻いておきます。

鍵のないロッカーやかごの場合、貴重品は貴重品ロッカーに入れておきましょう。

入浴後は忘れ物に気をつけて!

入浴が終わって着替えたら、忘れ物に気をつけて帰りましょう。間違えて他の人の荷物や靴を持って帰らないよう注意してください。

銭湯のマナー

銭湯は「共同浴場」です。他の利用客に迷惑をかけてしまうことがないよう、銭湯では以下のマナーを守って入浴しましょう。

まずは身体を洗う

浴室に入ったら、まずは洗い場で身体を洗います。大勢が利用する湯船を清潔に保つため、必ず守りましょう。

手おけやシャワーは静かに使う

用意されているイスに腰掛けて静かに身体を洗いましょう。立ったままの状態で、手おけのお湯を勢いよくかけたりシャワーを浴びたりするのはNGです。

タオルは湯船に沈めない

湯船に入ったら、フェイスタオルは頭の上に乗せたり、お湯がかからない場所に置いたりしましょう。お湯の中に浸したり、沈めたりしてはいけません。

髪は肩より上でまとめておく

髪が長い人はお湯のなかに髪の毛が浸かってしまわないよう、肩より上の位置でまとめておきます。ヘアゴムやシャワーキャップを利用するとよいでしょう。

湯船では静かに過ごす

お湯の中ではみんながくつろいでいます。大声を出したり、周りの人にむやみに話しかけたりせず、静かに過ごしましょう。

イスや手おけは洗って返す

洗い場でつかったイスや手おけは、きれいに流してもとの状態に整えておきます。。

身体を拭いてから脱衣所へ

脱衣所を水だらけにしないよう、浴室を出る前に軽く身体を拭いておきましょう。

銭湯を楽しむポイント

最後に「銭湯選びのコツ」を紹介します。自分に合った銭湯を見つけて、思う存分リラックスしてくださいね。

お湯

ひとくちに「銭湯」といっても、水道水を沸かしているところから天然温泉を利用しているところまでさまざま。

ちなみに温泉にはさまざまな成分が溶け込んでいて疲労回復などの効果がある反面、人によっては体質に合わなかったり、硫黄などのにおいが気になることもあります。

どのようなお湯をつかっているのか、あらかじめチェックしておきましょう。

関連記事:東京は天然温泉が豊富!お湯も風情も楽しめる都内のオススメ温泉施設10選

設備

銭湯には昔ながらのシンプルな湯船しかないところや、ジェットバスや炭酸泉、サウナなどの設備を揃えたところなど、いろいろな施設があります。ノスタルジックな湯船を楽しむも良し、サウナでととのうも良しです。

バラエティ豊かな設備を楽しみたいなら、スーパー銭湯を選ぶのもおすすめですよ。

関連記事:漫画が読める!首都圏のスーパー銭湯・日帰り温泉24選

備品・貸出品

ドライヤーなどの備品・貸出品の有無も、銭湯ごとに事情が違います。比較的新しい銭湯ならある程度の備品を備えていることが多いですが、昔ながらの小さな銭湯などではドライヤーがなかったり、あっても「ひとつだけ」ということが少なくありません。

事前に情報収集できるなら、備品の有無や内容にも注意しておきましょう。

日本の文化「銭湯」を楽しもう!

昔から多くの日本人に愛されてきた銭湯には、家庭のお風呂では得られない魅力があります。ふだんは「自宅でシャワーを浴びるだけ」という人も、ぜひ銭湯に行ってみませんか?きっと新たな発見や心地よさを得られますよ。

※ 本記事は2023年8月13日時点の内容です

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