公開日:2023年09月05日
ソロキャンプに必要なものとは?ソロキャンプを安全に楽しむポイントも紹介します
アウトドアブームが広がるなか、ひとりでキャンプを楽しむ「ソロキャンプ」も人気を集めています。この記事では初めてソロキャンプに挑戦する人のために、ソロキャンプに必要なものや、ソロキャンプを安全に楽しむコツを紹介します。
この記事の目次
ソロキャンプの魅力とは
都会の日常を離れて、自然の中で過ごすキャンプ。ワイワイと大勢で行くのも楽しいものですが、たまにはひとりでソロキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ソロキャンプの魅力は、誰にも気を遣わず自由な時間を過ごせること。普段の生活や仕事で気疲れすることの多い人ほど、ソロキャンプで「癒やされる」ことでしょう。
でも「ソロキャンプは気になるけど、どんな準備をすればいいかわからない」という人は少なくありません。この記事ではソロキャンプに必要な道具や、ソロキャンプを安全に楽しむポイントを紹介していきます。
ソロキャンプに必要なもの
ソロキャンプに必要なものといっても、一般的なキャンプと大きな違いはありません。またソロキャンプ(や一般のキャンプ)の持ち物は、移動手段や季節によっても変わってきます。
ここでは「基本的なキャンプ道具」を中心に、これからソロキャンプを始める人が揃えておいた方がよいものを紹介します。
テント・タープ
「テント」は、代表的なキャンプ道具のひとつです。テントの大きさや形はさまざまですが、小屋のような形状をしたロッジ型などの大型テントは設営に手間と時間がかかるため、ソロキャンプには向きません。一般的でコンパクトなドーム型や、傘を開くように簡単に組み立てができるワンタッチ型のテントを選びましょう。
とくにバイクや公共交通機関や徒歩でキャンプ場に行く場合、荷物をできるだけ減らすためにも小型・軽量のテントが便利です。
荷物は少し増えますが、テントと一緒に、屋根をつくれる「タープ」をつかうのもおすすめです。テントを覆うようにタープを張れば、テントの周囲をリビングのようにつかえて便利ですよ。
テーブル・チェア
快適なソロキャンプを楽しみたいなら「テーブル」と「チェア」も用意しましょう。テーブルは食事やちょっとした作業をするときに便利ですし、チェアはゆったりとくつろいで過ごすときに欠かせません。
アウトドア向けのテーブルやチェアは軽量・コンパクトなものが多く、小さくたたんで持ち運べるものも少なくありません。ソロキャンプでは「軽さ」と「収納時のコンパクトさ」を基準に選ぶとよいでしょう。
シュラフ
キャンプ場で夜を過ごすなら「シュラフ」があると便利です。とくに朝夕が冷え込む高原のキャンプや、秋〜春にかけてのキャンプでは、シュラフの有無でソロキャンプの快適度が大きく変わってきます。
シュラフには封筒型とマミー型(人型)がありますが、基本的には好みで選んで大丈夫です。ちなみに封筒型は比較的開放的で、マミー型はぴったりとした包まれ感と保温性が特徴。どちらにしても、たたんだときにコンパクトなものを選びましょう。
ランタン
「ランタン」も、キャンプ場の夜を快適に過ごすためのグッズです。夜間の防犯対策にもなるため、必ず用意しましょう。
ランタンにはいろいろな種類がありますが、おすすめは手軽な電池式です。懐中電灯としても使える、一台二役のランタンもありますよ。
一方、ガスやガソリンを使うランタンは雰囲気が抜群。よりアウトドア気分を味わいたい人に向いています。ただしホヤ(火を囲む部分)がガラス製のため扱いに注意が必要です。とくにガソリンランタンは燃料の管理にも気を遣うため、ソロキャンプ初心者は避けた方がよいでしょう。
バーナー
「バーナー」は、キャンプ場でお湯を沸かしたり料理をしたりするときに便利な道具です。とくに「たき火禁止」のキャンプ場では必須アイテムといえます。
バーナーにはコンロがひとつの「シングルバーナー」と、コンロがふたつある「ダブルバーナー」があります。ソロキャンプではコンパクトで軽いシングルバーナーを選ぶとよいでしょう。
また「ガス式」「ガソリン式」など燃料の違いも重要です。ソロキャンプ初心者なら、手軽に扱えるガス式をおすすめします。
クッカー(調理器具)・食器
「クッカー」とは、鍋ややかんといった調理道具のことです。アウトドア用のクッカーは、アルミやステンレス、チタンなどをつかった丈夫なものがほとんど。機能や性能にさほど差はないため、気に入ったメーカーのものを選びましょう。
ちなみに重厚な鋳鉄製の万能鍋である「ダッジオーブン」は、重くて取り扱いが難しいためソロキャンプにはあまり向きません。
食器も同様で、やはり金属製のものが大半です。どれを選んでもかまいませんが、ボウルに取っ手が付いたような見た目の「シェラカップ」は、直接火にかけてクッカーとしてもつかえるのでおすすめです。
防犯対策・応急手当グッズ
ソロキャンプでは、自分で自分の身を守るための備えも大切です。基本的な備えとしては防犯ブザーや盗難防止チェーンなどの「防犯グッズ」、絆創膏や消毒薬といった「応急手当グッズ」などを用意しましょう。
こうしたグッズを持って行くときは、きちんとつかえるか事前にチェックしておくこともお忘れなく!
ソロキャンプを安全に楽しむポイント
ひとりで気ままに過ごせるのがソロキャンプの魅力ですが、そのぶん安全対策が欠かせません。ここではソロキャンプを「安全」に楽しむためのポイントや注意点を紹介します。
管理人が常駐しているキャンプ場を選ぶ
キャンプ場を選ぶときは、管理人が常駐しているところを選びましょう。管理人がいるキャンプ場では防犯カメラを設置するなどセキュリティ対策がしっかりしているところも増えていますし、万一の場合に助けを呼ぶこともできます。
また管理人付きのキャンプ場は、トイレや流しなどの設備が整っているところが多く、便利です。なかには電源(コンセント)を備えたキャンプ場もありますよ。
他のキャンパーがいるキャンプ場を選ぶ
他のキャンパーがいるキャンプ場を選ぶのもポイントです。ひとりの時間を楽しめるのがソロキャンプの魅力ですが、自分以外だれもいないキャンプ場で過ごすのは防犯・防災の観点でおすすめできません。
周囲の人たちと適度に距離をとりながら、気ままなソロキャンプを楽しみましょう。
携帯の電波が入るキャンプ場を選ぶ
携帯の電波が入るかどうかも大事なポイントです。しっかり電波が入っている場所なら、事故やトラブルに巻き込まれたときにすぐ管理人や警察、救急などに連絡・通報できます。家族や友人などに連絡したり、助けを求めるときにも携帯が役立つでしょう。
もちろん携帯の電波が役立つのは非常時だけではありません。キャンプ場でリモートワークをしたり、遠くにいる友達とチャットをしたりと、ソロキャンプでやりたいことをしながら過ごすうえでも役立ちますよ。
装備をしっかり整える
ソロキャンプを安全に楽しめるかどうかは、準備する道具によっても変わってきます。たとえば秋から春にかけてのキャンプなら、先ほど紹介した必要なものに加えて、暖かいウェアなど防寒対策が必要です。また急な天候の変化に備えるため、レインウェアもあるとよいでしょう。
足場の悪いところでねんざをしないように歩きやすい靴を履いたり、日射病予防のためにつばのひろい帽子をかぶったりするのも効果的。いつどこへ行くか、どのようなことをするかで必要な装備は変わるため、しっかり計画を立てて装備を調えましょう。
万全の準備でソロキャンプを楽しもう!
ひとりの時間を自然のなかで楽しむソロキャンプ。その開放感は、他のレジャーやアクティビティではなかなか味わえません。ただしソロキャンプを安全・快適に過ごすためには十分な準備が必要です。
この記事で紹介した道具や備え、注意点などを参考に、ぜひソロキャンプを楽しんでくださいね。
※ 本記事は2023年8月13日時点の内容です