「子どもの“好き”をみんなで見つけよう」をコンセプトにするSonoligo Kids(ソノリゴ キッズ)。親子向けのお出かけサービスとして2023年5月に株式会社Sonoligoよりリリースしました。今回は、すべての子どもたちが文化体験に気軽に触れられる社会を実現するために生まれたSonoligo Kidsの魅力と、それを立ち上げた株式会社Sonoligo代表の想いをご紹介いたします。
この記事の目次
親子向けサービスSonoligo Kidsとは
私たち、カラデルのコンセプトである「ちょっとした時間で、新しいコト・トキ・イミを発見できるメディア」と同じ体験への想いをもった “家族と子どもたちのためのお出かけ”に特化したサービスSonoligo Kids(ソノリゴ キッズ)とはどのようなサービスなのでしょうか。
全国の親子に気軽に文化体験を届けたい
Sonoligo Kidsは、会員登録無料で音楽鑑賞・スポーツ観戦・伝統芸能・ミュージアムの鑑賞などの文化体験を小学生であれば無料で体験できるというサービスです。
しかも、保護者分のチケットも通常よりもおトクに取得できます。
実際に体験できるものはなにかというと……
【提供しているおもな文化体験(過去含む)】
・エンターテインメント体験:
日本モンキーパーク入園/豊橋総合動植物公園入園/大須演芸場定席寄席
・スポーツ観戦:
サッカーJ1リーグ名古屋グランパス/卓球Tリーグ代々木第二体育館/フットサルFリーグ立川アスレティックFC
・美術館鑑賞:
徳川美術館 夏期特別展/曼茶羅美術館 観蔵院/名古屋陶磁器会館 常設展
…and more
名古屋市からはじまり、今年の9月より豊島区を皮切りに東京へ進出。今後も関東の神奈川、千葉、埼玉から全国に拡大予定の期待のサービスです。
協賛金の在り方を変え、企業と親子をマッチング
「小学生が完全無料」このサービスを可能にしている最大のポイントは、企業の協賛金。
イベントの協賛金といえば、これまでは主催者側に渡すことが多く利用者側に直接つかわれることはありませんでした。
しかし、「コロナ禍によりご家族でのお出かけの機会が減少。子どもたちにさまざまな体験をさせてあげたい」、「家庭の経済格差が子ども体験格差に繋がっていることを解決したい」、「体験してもらうことでファン層を拡大させたい」などの企業の考えと重なり、協賛金は主催者側へという固定観念を壊した新たなサービスが生まれました。
Sonoligo Kidsの生みの親 遠山寛治氏に聞く
Sonoligo Kidsは、どのような想いで生まれたサービスなのか。生みの親である株式会社Sonoligoの代表遠山寛治さんはどういった方なのでしょうか。
代表ご本人も文化活動に精通し、輝かしい功績をもつ
遠山さんは、愛知県出身。中学から楽器のサックスを始め、多くのコンクールで入賞。全国大会で優勝、国際コンクールの本選にも出場したほどの腕前です。大学は、名古屋大学工学部を卒業し、同大学大学院情報学研究科に進学。在学中に、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に選出され、ドイツのミュンヘン工科大学に1年間の留学を経験しています。株式会社Sonoligoを設立したのは、その帰国後。現在は、本サービスに注力している。
Sonoligo Kidsの立ち上げの背景
文部科学省が2020年調査したところによると、小学生のころのスポーツ観戦、美術館・博物館見学、音楽鑑賞などといった文化的な体験は、勉強に対する意識や自己肯定感、精神回復力などに良い影響を与えるという結果が出ました。
一方、世帯収入が低いほど子どもの文化体験の機会が少なく、家庭の格差が生じています。
また、文化体験を主催する側からしても、新規の顧客獲得は大変難しく、業界によっては顧客の高齢化などで若年層ファンづくりが課題という背景がありました。
この両者の課題をこれまでにない方法で繋げたのが、Sonoligo Kidsです。
Sonoligo Kidsへの想いとこれから
カラデル編集部:
Sonoligo Kidsへの想いとこれからの展望についてお聞かせください。
遠山さん:
小学校の頃に学校の体育館で演劇を見たり、音楽鑑賞をしたり、社会科見学で博物館などに行ったことはなかったでしょうか?そして、不思議とその体験を鮮明に覚えていないでしょうか。
子どもの頃の文化体験は、一生心に残るものです。その経験で新たな“好き”に出会い、熱中するものが見つかるかもしれません。当時は、なんだかよくわからなくても10年後、20年後にいくつかその体験がよみがえり、人生に生きることがあると思います。それほどに文化体験というものは、子どもにとって刺激的なものなのです。
また、Sonoligo Kidsは、家族でのお出かけ機会を産むことにもなります。それは社会にとっても大きなインパクトがあります。お出かけするということは、電車や車などの交通インフラの利用が生まれますし、イベント前後に外食や買い物なども生まれるでしょう。
コロナ禍で落ち込んでしまった地域経済を活性化することにも大いに貢献すると予想しています。
カラデル、まねぶーを展開するmedibaへの期待
カラデル編集部:
medibaとの連携で期待することはどういったことでしょうか?
遠山さん:
KDDIグループであるmediba様からSonoligo Kidsの取り組みをサポートいただくことで、Sonoligo Kidsをより大きく広げていけると思っております。Sonoligo Kidsはご家族での新たなお出かけの機会を生む取り組みでもあるため、おでかけメディア カラデル様との相性は非常に良いです。親子で楽しめる文化体験をカラデル様とともに発信していきたいです。
また、知育アプリ まねぶー様とも連携することで、Sonoligo Kidsの協賛企業様の企業体験をアプリで楽しめるようにすることで、子どもたちに社会体験の機会も提供していきたいです。
現在、名古屋市と首都圏でSonoligo Kidsを展開していますが、今後徐々に展開地域を広げていきます。その際にmediba様やKDDI様とご連携することで大きく早くSonoligo Kidsを広げていけると考えております。
パートナー企業とともにより多くの子どもたちのもとへ
カラデル編集部:
子どもたちにより多くの文化体験を展開していくために、今後どのような企業と連携されていくことをイメージされてますでしょうか?
遠山さん:
数十年後の未来を創っていく子どもたちを応援し、良い社会を実現していく同じ想いの企業様とご連携をしていきたいです。
Sonoligo Kidsは、地域ごとに応援いただける企業様から協賛金をいただき、それを元に成り立っています。イメージとしては、Jリーグのチームはその地域の企業からスポンサーで成り立っているように、Sonoligo Kidsもその地域の企業からの協賛でさまざまな体験を子どもとご家族に提供する仕組みです。
現在、Sonoligo Kidsの協賛企業様は、大手メーカー・鉄道会社・銀行・スタートアップ・ 子ども向けスクールなど多くの業種の企業様がご参画いただいております。
協賛企業様に共通して感じることは、長期的な視点をもって、地域の子どもたちとご家族とともに良い世の中にしていきたいという純粋な理念です。
2023年から始まった新しい仕組みですが、数年後にはSonoligo Kidsのおかげで子どもとご家族がお出かけを気軽に楽しむ世の中にしていきたいです。
カラデルやまねぶーなどを運営するmedibaは、遠山さん、Sonoligo Kidsの熱い想いに共感し、子どもたちの将来のための体験の機会創出をサポートしていきます。展開エリアが拡大中のSonoligo Kids、今後も最新情報があれば紹介させていただきます。
本記事に関するお問い合わせ:
portal-support@mail.mediba.jp