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伊勢神宮のパワースポットまとめ!ご利益や参拝のマナーも紹介します

伊勢神宮のパワースポットまとめ!ご利益や参拝のマナーも紹介します

「お伊勢さん」の名前でも親しまれている伊勢神宮。内宮・外宮を合わせると広大な敷地があり、そのなかに多くのパワースポットが点在しています。この記事では伊勢神宮にあるパワースポットと、そのご利益を紹介します。

伊勢神宮とは?

全国に数ある神社のなかでも、特別な神社として敬われる伊勢神宮。実は伊勢神宮というのはひとつの神社ではなく、三重県伊勢市とその周辺にある125のお社の総称です。

なかでもよく知られているのが「外宮(げくう)」と「内宮(ないくう)」で、一般に「伊勢神宮に参拝する」という場合、この2か所にお参りすることを意味します。

ちなみに伊勢神宮参拝は江戸時代にブームとなり、「お蔭参り(おかげまいり)」と呼ばれる集団参拝が行われていました。もちろん現代でも、国内外から大勢の観光客や参拝客が訪れる人気の観光スポットです。

伊勢神宮の参拝時間

伊勢神宮の参拝時間は早朝5時からですが、参拝終了の時間は季節によって変わります。以下を参考に、参拝計画を立てましょう。

【1月・2月・3月・4月・9月】5:00~18:00
【5月・6月・7月・8月】5:00~19:00
【10月・11月・12月】5:00~17:00

伊勢神宮へのアクセス

伊勢神宮の外宮と内宮は、直線距離で4〜5kmほど離れています。公共交通機関を利用する場合と、自家用車を利用する場合のアクセスは以下の通りです。

【外宮 豊受⼤神宮(げくう とようけだいじんぐう)】

所在地三重県伊勢市豊川町279
アクセスJR参宮線・近鉄山田線:伊勢市駅から徒歩約5分
三重交通(内宮前より乗車):外宮前下車 徒歩すぐ
伊勢自動車道:伊勢西ICから車で約6分
伊勢自動車道:伊勢ICから車で約10分
駐車場外宮第1駐車場(50台)
外宮第2駐車場(210台)
外宮第3駐車場(60台)
北御門広場臨時駐車場(120台)

【内宮 皇大神宮(ないくう こうたいじんぐう)】

所在地三重県伊勢市宇治館町1
アクセス近畿日本鉄道鳥羽線:五十鈴川駅から徒歩約30分
三重交通(五十鈴川駅前・外宮前より乗車):内宮前下車 徒歩すぐ
伊勢自動車道:伊勢西ICから車で約12分
伊勢自動車道:伊勢ICから車で約14分
駐車場内宮A1・A2駐車場(49台)
内宮A4駐車場(53台)
内宮B1駐車場(254台)
内宮B2駐車場(98台)
内宮B3駐車場(73台)
内宮B4駐車場(98台)
内宮B5駐車場(625台)
内宮B6駐車場(386台)

伊勢神宮【外宮】のパワースポット

伊勢神宮では、まず外宮から先にお参りしましょう。ここではモデルコースとして、外宮のおすすめ「パワースポット」を道順に沿って紹介します。所要時間は30〜60分程度です。

清盛楠(きよもりぐす)

画像引用元:伊勢神宮

火除橋(ひよけばし)という橋を渡って外宮の神域に入ると、右手の方に清盛楠(きよもりぐす)というクスノキがあります。平清盛が外宮を訪れた際に冠が枝に触れたため、その枝を切り落とさせたと伝わる、樹齢1000年近い大木です

まずは伊勢神宮の歴史の古さと、歴史上の人物との関わりに思いを馳(は)せましょう。

正宮 豊受⼤神宮(しょうぐう とようけだいじんぐう)

画像引用元:伊勢神宮

外宮の中心地ともいえるのが、ご祭神「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」をおまつりする正宮(しょうぐう)です。豊受大御神は衣食住や産業の守り神で、開運招福、厄除け、農業・漁業の守護、産業振興のご利益があるとされます

ただし正宮は、国家の平和や世界平和など、公の願い事や神様への感謝をささげる場所。ここでは感謝の気持ちを伝えて、先に進みましょう。

三ッ石(みついし)

画像引用元:伊勢神宮

三ッ石(みついし)とは、20年ごとに社殿を造り替える「式年遷宮(しきねんせんぐう)」の際に、調度品や奉仕員のお清めをする場所。川原祓所(かわらのはらいしょ)とも呼ばれ、規模は小さいながらも強力なパワースポットです。

なお、あくまで儀式のためのパワースポットなので、個人的な願い事をしたり、石の上に手をかざしたりといった行動は慎みましょう。

別宮 多賀宮(べつぐう たかのみや)

画像引用元:伊勢神宮

外宮の中には伊勢神宮を構成するお社がいくつもあります。その代表格ともいえるのが、多賀宮(たかのみや)です。

多賀宮は「別宮(べつぐう)」と呼ばれる重要なお社のひとつで、正宮に次ぐ規模を誇ります。ご祭神は正宮と同じ豊受大御神ですが、「荒御魂(あらみたま)」という、荒々しく勇猛な一面をおまつりしているそうです。

ぜひこの場所で、開運や厄除け、商売繁盛をお祈りしてください

別宮 土宮(べつぐう つちのみや)

画像引用元:伊勢神宮

土宮(つちのみや)も、外宮にある別宮のひとつです。ご祭神は「大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)」で、外宮の北西方向にある「宮川堤防」の守り神とされています。

土宮の付近は、式年遷宮で行われる儀式「山口祭(やまぐちさい)」「御船代祭(みふなしろさい)」が行われる祭場です。

別宮 風宮(べつぐう かぜのみや)

画像引用元:伊勢神宮

もうひとつの別宮「風宮(かぜのみや)」も外宮のお参りに欠かせません。ご祭神は「級長津彦命(しなつひこのみこと)」と「級長戸辺命(しなとべのみこと)」の2柱で、どちらも風雨をつかさどり、かつてモンゴル軍が攻めてきた際に「神風」を吹かせた神様とされています

強力な神様をおまつりするパワースポットを参拝したら、内宮へと向かいましょう。

伊勢神宮【内宮】のパワースポット

日本神話の最高神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」をおまつりする内宮。2000年以上の歴史を持つとされるこの場所で、おすすめのパワースポットを紹介していきます。参拝の所要時間は、およそ60〜90分程度です。

宇治橋(うじばし)

画像引用元:伊勢神宮

内宮のシンボルとしても有名な宇治橋(うじばし)は、「日常の世界から神聖な世界を結ぶ架け橋」です。まずは橋の手前で一礼してから、全長101.8mの橋を渡りましょう。

ちなみに宇治橋には約600枚の敷板が使われています。これらの板は和船の船底を造る「すりあわせ」という技法で組み合わされていて、雨水が橋脚に漏れることはないそうです。

五十鈴川 御手洗場(いすずがわ みたらしば)

神社では「手水舎(てみずや)」で手と口を清めるのが一般的です。内宮にも手水舎はありますが、神域に沿って流れる「五十鈴川(いすずがわ)」でもお清めができます

参道から右手に向かい緩やかに下っていくと、五十鈴川の岸に「御手洗場(みたらしば)」という石畳があるので、そこで身も心も清めてから先に進みましょう。

瀧祭神(たきまつりのかみ)

画像引用元:伊勢神宮

御手洗場のそばにある瀧祭神(たきまつりのかみ)は、五十鈴川の守り神をおまつりした小さなお社です。

瀧祭神では、毎年8月1日(八朔の日)に五十鈴川で汲んだ水をお供えする風習があります。地元ではこの水を自宅に持ち帰り、神棚にあげて無病息災を祈る風習があるそうですよ。

正宮 皇大神宮(しょうぐう こうたいじんぐう)

画像引用元:伊勢神宮

お清めをしたら、いよいよ天照大御神をおまつりする正宮(しょうぐう)へ行きましょう。正宮の正式名称は皇大神宮(こうたいじんぐう)といい、もともとは三種の神器のひとつ「八咫鏡(やたのかがみ)」をご神体としておまつりした場所とされています。

外宮と同じく、神様への感謝をお祈りして、先に進みましょう。

御稲御倉(みしねのみくら)

画像引用元:伊勢神宮

御稲御倉(みしねのみくら)は、三節祭(さんせつさい)というお祭りの際に、神宮神田で収穫した稲を奉納するお社です。小さなお社ですが、古代日本の高床式倉庫から発展したとされる「神明造(しんめいづくり)」という建築様式を観察できます。

外幣殿(げへいでん)

画像引用元:伊勢神宮

外幣殿(げへいでん)も神明造の小さなお社です。こちらには古神宝(こしんぽう)と呼ばれる、神様のためにかつて捧げられた生活道具(日用品、食器、衣服、鏡など)が納められています

別宮 荒祭宮(あらまつりのみや)

画像引用元:伊勢神宮

内宮第一の別宮として、天照大御神の荒御魂をおまつりするのが荒祭宮(あらまつりのみや)。正宮に次ぐ規模のお社です。

最高神、天照大御神は「あらゆる願いを聞き届ける」神様とされていますが、とくに開運や出世、健康祈願、子孫繁栄、魔除け・厄除けのご利益があるとのこと。忘れずにお参りしていきましょう。

四至神(みやのめぐりのかみ)

画像引用元:伊勢神宮

参道沿いにひっそりとたたずむ四至神(みやのめぐりのかみ)。四至とは神域の四方のことで、四至神は神域の守り神をおまつりする特別な場所です。

石畳だけとはいえ、神様が宿るとされるお社なので、他のお社と同じように作法を守ってお参りしましょう。※お参りの作法は記事の最後で紹介します

別宮 風日祈宮(かざひのみのみや)

画像引用元:伊勢神宮

別宮の風日祈宮(かざひのみのみや)は、外宮の風宮と同じく「級長津彦命」と「級長戸辺命」をおまつりしています。神風を操る神様の、強力なパワーにあやかりましょう。

ちなみに風日祈宮へは、島路川(しまじがわ)という川の上を渡っていきます。川にかかる風日祈宮橋からは、新緑や紅葉など季節ごとの自然を楽しめますよ。

大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)・子安神社(こやすじんじゃ)

画像引用元:伊勢神宮

最後にお参りするのは、親子の神様をおまつりする大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)と子安神社(こやすじんじゃ)。大山祇神社のご祭神は大山祇神という山の神、そして子安神社のご祭神は大山祇神の娘、木華開耶姫命(このはなさくやひめ)です。

とくに木華開耶姫命は安産や子授け、縁結びのご利益があるとされているので、良縁や子宝を求めている方は必ずお参りしましょう!

伊勢神宮の参拝マナー

最後に、伊勢神宮の参拝マナーをご紹介します。

すでに説明した通り伊勢神宮のお参りは、まず「外宮」、そして「内宮」という順番です。外宮は左側通行、内宮は右側通行が正式なので、参拝の際は注意しましょう。

また外宮も内宮も、神域では飲食をしたり、ペットを連れての入場はできません(ペットは入口の衛士見張所で預けることができます)。

お清めと参拝の作法

伊勢神宮に限りませんが、神社では一般に以下の方法でお清めと参拝を行います。

【お清めの作法】

・まず手水舎で右手に柄杓(ひしゃく)を持ち、左手に水を注いで清めます
・柄杓を左手に持ち替え、右手を清めます
・柄杓を右手に持ち替えて、左手で水を受けながら口をすすぎます
・もういちど左手を清めます
・最後に柄杓を立てるようにして柄の部分を清め、手水舎に戻します

ちなみに五十鈴川の御手洗場には、柄杓はありません。清流に直接手を浸して清めましょう。

【参拝の作法】

・お社に向かい「二拝」、つまり深いお辞儀を2回行います
・次に「二拍手」をします
・最後に「一拝」をします

「二拝二拍手一拝」は、感謝の心や「おかげさまの心」を持って行いましょう。願い事をするタイミングは、「二拍手の後」でも「一拝の後」でもかまいません。

伊勢神宮でパワースポットめぐりをしよう!

伊勢神宮はパワースポットの宝庫です。外宮や内宮には、今回紹介したものの他にもたくさんの見どころがあります。ぜひ時間に余裕を持って、伊勢神宮のパワースポットめぐりを楽しんでくださいね。

※ 本記事は2023年7月2日時点の内容です

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