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初心者にもおすすめ!東京都内のおしゃれなミニシアター10選

初心者にもおすすめ!東京都内のおしゃれなミニシアター10選

映画好きなら一度は訪れたいミニシアター。東京都内には、歴史ある老舗から新進気鋭の映画館まで個性豊かなミニシアターが集中しています。この記事では、日本中の映画ファンが憧れるミニシアターをご紹介。いつもとはひと味違う映画を楽しむために、ミニシアター巡りを楽しんでみませんか?

映画ファンに人気のミニシアター

皆さんは普段、映画を見るときはどんな場所にいきますか?イオンモールのような商業施設の中にある大型の映画館でしょうか。最近では自宅でインターネットを使って映画を見る方も増えていますよね。

ではそんな数ある選択肢のひとつ、「ミニシアター」についてはご存知でしょうか?本記事では、映画好きの方や初めてミニシアターを知ったという方へ向けて、ミニシアターの特徴や都内のオススメ劇場をご紹介します!

ミニシアターとは?

ミニシアターに具体的な定義はありません。一般にはTOHOシネマズやユナイテッド・シネマなど大手シネコンに代表される大型の劇場と対比して使われることが多く、低予算な映画やマイナー映画などを取り扱う映画館の総称とされています。

大手映画館では取り扱われない新米監督の作品や海外の名作など、新しい作品との出会いの場として、映画ファンから長く愛されている劇場です。

チェーン系列ではなく単独の映画館として運営されていることが多いため、館内の展示物や劇場にもこだわりがあり、独特の世界観が楽しめるのも魅力の一つとなっています。

新型コロナの影響を乗り越え、ミニシアター人気が再燃中

ミニシアターの歴史は、昭和43年(1968年)に千代田区神田の神保町に誕生した「岩波ホール」にさかのぼると言われています。スタートした当時はヨーロッパ映画やインド映画などが人気を集め、ミニシアターブームが巻き起こりました。

その後も大手の映画館とは一線を画した独自の路線で映画ファンに愛され、地元に根付いていたミニシアターを襲ったのが、新型コロナウイルスによる大打撃

いよいよこれまでかと思われましたが、俳優の井浦新さん、斎藤工さん、渡辺真紀子さんらがミニシアターパークという取り組みを始め、トークイベントや物販通じてミニシアターを盛り上げました。彼らを始めとするミニシアターファンの愛や最近の昭和レトロブームが呼び水となり、若者からの人気が再燃しつつあるようです。

ミニシアター発祥の地・東京都内には現在でも多くのミニシアターが営業していて、それぞれ違った個性で映画ファンたちを引きつけています。

東京のディープなミニシアター10選

ミニシアターと聞くと、なんか暗い印象?常連さんしか行けないのでは!?とドキドキするかも知れません。

でもそんな心配はご無用!初心者の方でも、大手の映画館では味わえない独特の魅力を楽しめるのがミニシアターの魅力です。

この記事を参考にそれぞれのミニシアターの特徴や違いを把握して、自分にあった場所へぜひ足を運んでみてくださいね。

1日映画を楽しめる!2本立て公演の「新文芸坐」

画像引用元:新文芸坐公式サイト

ミニシアター初心者でも訪れやすい映画館として人気なのが、パチンコホールで有名なマルハンが運営する新文芸坐です。

新文芸坐は2022年4月にリニューアル工事が行われ、清潔感のある座席や4Kレーザー投影など最新技術も楽しめる施設に生まれ変わりました。池袋駅を降りてすぐの場所にあり、明るい受付ホールなど女性一人でも気軽に入ることのできる雰囲気です。

この映画館の魅力は何と言っても、映画ファンには嬉しい「2本立て公演」の日があることです。2本立て公演とは1日に2本の公演を楽しめる料金システムで、1本だけを見るよりお得な価格で映画を楽しめます。

上映している映画は日本映画をはじめ、アメリカ映画、フランス映画、アニメ映画などさまざま。最新の映画も時折上映されてるので、ぜひ公式HPでお気に入りを探してみてくださいね。

施設名新文芸坐
住所東京都豊島区東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル
電話番号03-3971-9422
営業時間開館は原則9:00。終了は作品により異なる。
定休日なし
アクセス各線:池袋駅から徒歩約5分
公式サイトhttps://www.shin-bungeiza.com/

名画座映画館と言えばここ!「早稲田松竹映画劇場」

高田馬場にある早稲田松竹映画劇場。座席数は153席で、日替わりで1日に2本の映画を上映しています(例外となる週もあります)。チケットは2本分の料金設定なので1枚のチケットで2つの映画を楽しめますよ。

松竹映画劇場は日本では数少ない名画座映画館で、ロードショーが終了した作品や過去の名作などを公開していることで人気を集めています。50代、60代の世代であれば、若き日に見た思い出の名作に再会できるかもしれませんね。

建物は昭和を感じさせるレトロな外観で、いかにも昔の映画館!といった印象。初めて訪れても、どこか懐かしい気分に浸ることのできる不思議な空間です。

施設名早稲田松竹映画劇場
住所東京都新宿区高田馬場1-5−16
電話番号03-3200-8968
営業時間開館は初回開映時間の20分前。終了は作品により異なる。
定休日なし
アクセスJR山手線・西武新宿線:高田馬場駅から徒歩約7分
地下鉄東西線:高田馬場駅から徒歩約2分
地下鉄副都心線:西早稲田駅から徒歩約7分
公式サイトhttp://www.wasedashochiku.co.jp/

100年以上の歴史を誇る老舗の映画館!「新宿武蔵野館」

新宿武蔵野館の創業は1920年。100年以上の歴史を持つ老舗の映画館です。関東大震災などの災害や街の再開発で何度も建物が移転し、現在は新宿駅東口すぐの場所で営業をしています。

新宿武蔵野館は都心部のビルの中に位置し、歴史がありつつも近代的な建物や明るいデザインが特徴。誰でも気軽に利用しやすいミニシアターです。

館内には上映映画のポスターやパネルなどがたくさん設置されていて、上映前の時間も気分をワクワクさせる工夫で盛りだくさんです。

ジャンルにとらわれず世界各国の名作を配信している新宿武蔵野館なら、新しい作品にも出会えること間違いなし!

施設名新宿武蔵野館
住所東京都新宿区新宿3-27−10 武蔵野ビル 3階
電話番号03-3354-5670
営業時間作品により異なる。公式HP参照。
定休日なし
アクセスJR各線:新宿駅から徒歩約2分
東京メトロ各線:新宿三丁目駅から徒歩約3分
公式サイトhttp://shinjuku.musashino-k.jp/

カラフルで可愛らしいインスタ映えの映画館!「UPLINK(アップリンク)」

画像引用元:UPLINK公式サイト

2018年12月オープンのミニシアター「UPLINK」です。吉祥寺パルコの中にあり、ファミリー向けの映画や名作映画など幅広いジャンルの映画を気軽に楽しめます。

若者で賑わう商業施設の中にあるため、館内はインスタ映えするカラフルでポップな内装が特徴。真っ赤な受付カウンターやミラーボールの照明など、そこにいるだけで楽しめる空間です。

映画グッズを購入できるセレクトショップやアルコールやオリジナルドリンクが楽しめるカフェもあるので、映画と合わせて楽しんでくださいね。

施設名UPLINK(アップリンク)
住所東京都武蔵野市吉祥寺本町1-5−1 パルコ地下 2階
電話番号0422-70-6556
営業時間作品により異なる
定休日なし
アクセスJR各線:吉祥寺駅から徒歩約2分
京王井の頭線:吉祥寺駅から徒歩約2分
公式サイトhttps://joji.uplink.co.jp/

シネコンでは上映されない隠れた名作映画に出会える!「EUROSPACE(ユーロスペース)」

1982年に開館したEUROSPACEは、渋谷のハチ公前から徒歩10分ほどの場所にあるミニシアターです。鉄筋コンクリートがむき出しというシンプルながらオシャレな外観は、まるで美術館のよう。

館長さんによると上映映画のコンセプトは「シネコンでは上映されない名作」とのこと。館長さんが自分の目で見て納得したものだけを上映しているため、メッセージ性の高い映画が多いのも大きな特徴です。

施設名EUROSPACE(ユーロスペース)
住所東京都渋谷区円山町1−5 B1
電話番号03-3461-0211
営業時間開館は初回開映時間の30分前。終了は作品により異なる。
定休日なし
アクセスJR各線:渋谷駅から徒歩約10分
公式サイトhttp://www.eurospace.co.jp/

昭和の懐かしい映画が多数!「神保町シアター」

地下鉄神保町駅を出てすぐの神保町シアターは、建築家の山梨知彦さん、羽鳥達也さんの2人が手がけた未来的なデザインが特徴。

運営しているのは小学館で、文芸映像作品にまつわるポスターやパネル展示なども豊富です。時期によっては小学館を代表する「ドラえもん」作品の展示など、親子で楽しめるイベントも開催されていますよ。

上映している映画は昭和の名作が中心で、最近の映画にはない魅力を感じられるのも人気の秘密です。

施設名神保町シアター
住所東京都千代田区神田神保町1-23
電話番号03-5281-5132
営業時間作品により異なる。公式HP参照。
定休日不定休
アクセス都営各線、東京メトロ半蔵門線:神保町駅から徒歩約3分
JR各線:お茶の水駅から徒歩約8分
公式サイトhttp://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/

イエローの個性的な座席が特徴!「下北沢トリウッド」

カルチャーや流行の発信地として若者から人気の高い、下北沢にあるミニシアターが下北沢トリウッド

開館は1999年で、当時としては珍しい「短編映画の専門劇場」として営業を開始しました。それまで短編映画を上映できる映画館は国内にあまりなかったため、多くの製作者が下北沢トリウッドに作品を持ち込んでいたのだそう。

実は「君の名は。」や「天気の子」で有名な新海誠監督も下北沢トリウッドの常連で、全国デビューの前から毎日満席が続くほど人気を集めていました。

現在は長編映画の上映も行っているものの、今でも多くの短編映画作家が憧れる伝説のミニシアターです。

ちなみに館内に並ぶイエローの椅子は、開業当時から続く下北沢トリウッドのチャームポイント。ぜひ一度、座ってみてくださいね。

施設名下北沢トリウッド
住所東京都世田谷区代沢5-32−5 シェルボ下北沢 2F
電話番号03-3414-0433
営業時間開館は初回開映時間の20分前。終了は作品により異なる。
定休日平日火曜日
アクセス小田急小田原線、京王井の頭線:下北沢駅から徒歩約5分
公式サイトhttp://tollywood.jp/

開放感のある快適な座席づくりが魅力!「K’s cinema(ケイズシネマ)」

ミニシアターってなんだか狭くて古そう……そんなマイナスイメージを吹き飛ばすのが、新宿駅から徒歩5分にあるK’s cinemaです。

映画観には見えないシンプルでモダンな建物に一歩入ると、そこにあるのは暖かな光が差し込むロビー。前の人が気にならないゆとりを持ったシートも快適な空間づくりに一役買っています。

K’s cinemaの特徴はいろいろなジャンルの作品を上映していること。コンセプトがはっきりしているミニシアターが多い中で、独自の路線を進んでいます。

まったく予想していなかった名作に出会えるかも…そんな面白さを持った映画館です。

施設名K’s cinema(ケイズシネマ)
住所東京都新宿区新宿3-35−13 SHOWAKANビル
電話番号03-3352-2471
営業時間開館は初回開映時間の20分前。終了は作品により異なる。
定休日なし
アクセスJR各線:新宿駅から徒歩約3分
東京メトロ丸の内線:新宿三丁目駅から徒歩約2分
東京メトロ副都心線:新宿三丁目駅から徒歩約2分
都営新宿線:新宿三丁目駅から徒歩約4分
公式サイトhttp://www.ks-cinema.com/

フレンチ料理も楽しめる映画館!「ラピュタ阿佐ヶ谷」

ラピュタ阿佐ヶ谷は、その名の通りジブリ映画の「天空の城ラピュタ」をイメージさせるミニシアター。木々に覆われた特徴的なデザインの建物は、自分たちまで映画の登場人物になったような気分にさせてくれます。

50席というこぢんまりした館内は、木と石を基調とした柔らかい雰囲気が流れる空間。上映している映画は戦後や昭和中期に人気を集めた作品が多く、中にはネット配信でも見られないものも多いため長年のファンが足繁く通っています。

建物には有機野菜をふんだんに使用したフレンチ料理の店が併設されているので、映画を見た後に美味しいお食事を楽しめるデートスポットとしても人気ですよ!

施設名ラピュタ阿佐ヶ谷
住所東京都杉並区阿佐谷北2-12−21 ラピュタビル
電話番号03-3336-5440
営業時間作品により異なる。公式HP参照。
定休日不定休
アクセスJR各線:阿佐ヶ谷駅から徒歩約2分
公式サイトhttp://www.laputa-jp.com/laputa/main/index.html

ドキュメンタリー映画を見るならここ!「ポレポレ東中野」

ポレポレ東中野があるのは、東中野駅の目の前にある雑居ビルの地下。計102席の館内には、ミニシアター独特の昔ながらの雰囲気が漂っており、冒険心をくすぐられます。

上映している映画はドキュメンタリー映画が中心で、若手監督がデビューする場としても有名。ときおり舞台挨拶なども実施されていますよ!

幅広い世代が楽しめるよう上映のラインナップも工夫されているので、親子で訪れてみるのもオススメです。

施設名ポレポレ東中野
住所東京都中野区東中野4-4−1 ポレポレ東中野 坐ビル地下
電話番号03-3371-0088
営業時間開館は初回開映時間の20分前。終了は作品により異なる。
定休日なし
アクセスJR総武線:東中野駅から徒歩約1分
都営大江戸線:東中野駅から徒歩約1分
公式サイトhttps://pole2.co.jp/

東京のミニシアター巡りを楽しもう!

今回は東京都内にあるオススメのミニシアターを10か所ご紹介しました!ここで取り上げたミニシアターには、それぞれ大手シネコンにはない個性的な空間づくりや作品選びといった魅力があります。

次の週末はぜひ、少しディープなミニシアターの世界に足を運んでみてくださいね。

※本記事は2024年4月22日時点の内容です

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