自動車保険を気まずい思いをせず乗り換える方法や注意点、おすすめの自動車保険を紹介。ダイレクト型契約なら乗り換えも簡単、インターネットからの申し込みなら保険料を抑えられるなどのおトク情報も。本記事を参考に自動車保険の乗り換えを実践しましょう。
この記事の目次
自動車保険の乗り換えは気まずくない!
結論からお伝えすると、自動車保険の乗り換えは決して気まずいものではありません。
そもそも、自動車保険を乗り換えにする際に気まずくなるのはどのようなケースなのでしょうか。いくつか事例をまとめました。
- 代理店型契約である
- 満期日以外に乗り換えする
保険の契約方法には「代理店型」と「ダイレクト型」の2種類があります。代理店型、つまり店舗などで契約した場合は解約などの手続きをする際に担当者とやり取りをしなければならないため、乗り換えすることを伝えづらい可能性があります。
加えて、ダイレクト型の保険であっても満期日以外の乗り換えだと連絡が必要になります。担当者の人に乗り換えの理由を聞かれたり、引き止められたりするケースも考えられるでしょう。
とはいえ、保険の3年間で自動車保険を乗り換えたことのある人の割合は31.3%もいるため、乗り換えは決して珍しいことではありません。
利用者としては、より保険料の安い保険に乗り換えることは当たり前のことなので、決して遠慮する必要はありません。
自動車保険を気まずい思いをぜず乗り換える方法
自動車保険を乗り換えることは決して珍しいことではありませんが、やはり気が引けてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、できるだけ気まずさを避けながら自動車保険を解約するポイントを紹介します。
本社に電話して解約する
解約するときは、担当者とのチャットや店頭窓口などではなく、保険会社に直接相談するのがおすすめです。保険会社に直接相談すれば、いつもお世話になっている担当者に理由を聞かれたり引き止められたりすることなく解約手続きができます。
筆者は保険契約の際に担当者とLINEを交換していましたが、乗り換えするときは保険会社の窓口で乗り換えのことを伝えました。後から担当者から連絡が来ましたが「諸事情により保険の見直しをすることになりました。今までお世話になりました」とだけ返信し、細かい詮索はなく無事に乗り換えを成功させました。
乗り換え理由をはっきり言う
保険会社からすると、他社に乗り換えられると売上に影響するので引き止めようとするパターンも考えられます。
引き止められた場合、あいまいな理由を伝えることなく「保険内容に不満がある」「より保険料の安い保険会社を見つけた」とはっきり伝えてしまいましょう。しっかりと調べたうえで熟考したことや、乗り換え先がすでに決まっていることを伝えられると、無理に引き止められる可能性は低いです。
自動車保険の乗り換え時のおすすめタイミングと注意点
自動車保険の乗り換えはタイミングが大切です。乗り換えのタイミングによっては金額が多くかかったり、適切に補償を受けられなくなったりする可能性もあるため、必ず確認しておきましょう。
自動車保険の乗り換えでおすすめのタイミングは?
自動車保険の乗り換えタイミングで最もおすすめなのは、満期日に合わせることです。満期日に乗り換えすれば、解約手続きを省略できるので担当者への連絡なども不要で、気まずさを軽減できます。
また、保険料を年払いしている場合は中途解約すると残りの期間分の保険料が「解約返戻金」として戻ってきます。ただし、解約返戻金は保険料に対して「短期率」をかけて計算するため、保険料が丸々戻ってくるわけではありません。
解約をスムーズにして、なおかつ保険料を損しないためにも、満期日に乗り換えすることをおすすめします。
損をする?自動車保険の乗り換え時の注意点
自動車保険をどうしても満期日以外に乗り換えたい場合、いくつか注意点があります。
- 空白期間を8日以上作らない
- 重複契約にしないようにする
- 等級がリセットされる
空白期間を8日以上作らない
中途解約日と新しい保険の開始日までに空白を作らないよう注意しましょう。
なぜなら、自動車保険の等級は8日以上の空白があると1からリセットになってしまうためです。何年間もコツコツ安全運転して、等級を上げてきたのが無駄になってしまいます。等級が下がれば、当然保険料も割高になります。
重複契約にしないようにする
空白期間を空けるのとは反対に、今までの保険と新しい保険の保険期間が重ならないようにしましょう。保険を複数契約しても、事故の際の保険金受け取りは1社からのみです。複数契約すると単純に保険料が無駄になってしまいます。
なお、場合によっては契約中の保険に「自動更新特約」が付帯しており、今までの自動車保険が知らず知らずのうちに継続してしまっている可能性があります。乗り換えの際は、保険会社の会員ページで現在の契約内容について必ず確認しておきましょう。
等級がリセットされる
中途解約した場合、保険の等級が不利になってしまいます。
1年間無事故の場合、中途解約すると以前の保険の等級を引き継ぐことになり、新しい契約から1年間経たなければ等級が変わりません。したがって、等級の進みが遅くなり、保険料が多少損になってしまう可能性があります。
とはいえ、等級が1段階変わったくらいで大きく保険料が変わることはありません。保険の乗り換えによって保険料を節約できるメリットのほうが大きいでしょう。
自動車保険おすすめ7選
次に、自動車保険の乗り換えを考えている方向けにおすすめの保険を7つ紹介します。
- au自動車ほけん
- SBI損害保険
- ソニー損害保険
- チューリッヒ保険会社
- セゾン自動車火災保険
- 三井ダイレクト損害保険
- アクサ損害保険
それぞれ詳しく紹介していきます。
1.au自動車ほけん
自動車保険の乗り換えを考えている方に最もおすすめなのは、「au自動車ほけん」です。
ダイレクト型の保険なので人件費・店舗運営費などが削減されているようです。ネット申し込みなら保険料が最大10,500円割引、auユーザーならさらに初年度は500円割引になるようです。これら以外にも、さまざまな条件で保険料割引を受けられるのも嬉しいポイントです。
- 複数台割引(1,000円割引)
- 長期無事故割引(2%割引)
- 先進安全自動車(ASV)割引(9%割引)
さらに、年間保険料の1%分のPontaポイントが還元されるほか、保険料支払いをau PAY カードにしている場合は追加で1%のポイント還元を受けられます。
au自動車ほけんの公式サイトによると、他社比較で28,218円おトクになり、乗り換えた人の97.2%が満足しているというデータが出ています。
24時間365日いつでも事故対応サポートを受けられるので安心です。ロードサービスを利用してもノンフリート等級はダウンしないのがうれしいポイント。
もちろん、au以外で携帯電話などを契約している方も契約可能です。
※参考:au自動車ほけん公式ページ
保険名 | au自動車ほけん |
契約方式 | ダイレクト |
URL | https://www.au.com/finance/nonlife-insurance/car/ |
2.SBI損保の自動車保険
「SBI損保の自動車保険」は保険料の安さと充実のロードサービスが魅力です。
ネット申し込みなら初年度14,500円割引になるうえに、2年目以降も10,000円割引になるようです。加えて、すべての契約にロードサービスが無料付帯しており、3年以上契約などの条件を満たすことで『ロードサービス【プレミアム】』にアップグレードします。
アップグレード後は、鍵開け・キー作成が無料対応になったり150kmまで無料レッカー移動できたりさまざまな恩恵を受けられます。
保険会社名 | SBI損保 |
契約方式 | ダイレクト |
URL | https://www.sbisonpo.co.jp/car/ |
3.ソニー損保の自動車保険険
「ソニー損保の自動車保険」は、走る距離が短ければ短いほど保険料が安くなるなど、無駄のない契約プランが魅力です。走行距離に応じて、3,000km以下から無制限まで7区分まで必要分だけの契約を選べます。
インターネット申し込みなら、保険料が初年度12,000円割引になるようです。さらに『安全運転でキャッシュバックプラン』を選択していれば、専用の『GOOD DRIVEアプリ』で測定したスコアに応じて最大30%キャッシュバックを受けられるのも魅力です。
他にも、車を降りている間の怪我や携行品損害まで補償される『おりても特約』など、さまざまなオプションを付帯できます。
保険会社名 | ソニー損保 |
契約方式 | ダイレクト |
URL | https://www.sonysonpo.co.jp/auto/debut/ |
4.チューリッヒの自動車保険
「チューリッヒの自動車保険」では、充実したロードサービスが魅力です。レッカー移動は100kmまで、ガス欠補給は10Lまで無料で対応してもらえます。旅行や仕事、帰省などで長距離移動する機会がある方にも安心のサポート内容です。
他にも、インターネットから申し込みして一定条件を満たすことで最大21,000円割引を受けられるようです。
- インターネット割引(最大20,000円)
- e割(最大500円)
- 早割(最大500円)
契約内容については、3種類の基本補償に加えてさまざまなオプションを付帯できます。
保険会社名 | チューリッヒ保険会社 |
契約方式 | ダイレクト |
URL | https://www.zurich.co.jp/ |
5.おとなの自動車保険
「おとなの自動車保険」は、30代以上の方なら保険料を抑えられるのがポイントです。事故率が下がると割安になるうえに、子どもを保険に加入させる場合でも親の年齢に合わせた保険料が適用されます。
ネット申し込みなら保険料が最大13,600円割引になるうえに、2年目以降も継続することで毎年最大10,600円割引のようです。ネットから申し込みできるのはもちろん、契約後も電話・LINE・メールから好きな方法で問い合わせができます。
ロードサービス拠点は全国約9,200か所あり、修理提携工場・アルソック拠点なども全国に設けられているので、もしものことがあっても安心です。
保険会社名 | セゾン自動車火災保険 |
契約方式 | ダイレクト |
URL | https://www.ins-saison.co.jp/otona/?cid=WHP001 |
6.三井ダイレクト損保の自動車保険
「三井ダイレクト損保の自動車保険」は、各種サポートの充実度が魅力です。
専用コンシェルジュサービスでは、見積もりから契約後のサポート、事故対応まで24時間いつでも対応してくれます。お客さま対応センターの満足度は98.9%と高水準です。
ダイレクト型保険ではありますが、申込時には『見守りチャットサポート』『入力・Web操作フルサポート』により、スマホ操作が苦手な方でも簡単に手続きを進められます。
『レスキュードラレコ』では、衝撃感知で自動的に安否確認がおこなわれ、すぐにサポートデスクに連絡がつながります。もしもの時でも安心です。
保険会社名 | 三井ダイレクト損害保険 |
契約方式 | ダイレクト |
URL | https://www.mitsui-direct.co.jp/car/ |
7.アクサダイレクトの自動車保険
「アクサダイレクトの自動車保険」は、事故が発生した際のサポートが充実しています。
電話交代サービスにより、事故が発生してもオペレーターが事故相手と話を進めてくれるので安心です。ロードサービスでは、指定修理工場なら無制限の無料レッカーサービスを受けられます。
他にも、ガス欠時の燃料補給作業や修理後車両の運搬・引き取り費用、落輪引き上げなどさまざまなサポートを受けられます。ロードサービス拠点は全国10,776箇所と充実しているのも魅力です。
保険会社名 | アクサ損害保険 |
契約方式 | ダイレクト |
URL | https://www.axa-direct.co.jp/auto/ |
自動車保険は気まずくさを避けながら解約できる!
自動車保険の乗り換えは決して気まずいものではありません。
自動車保険を代理店型、つまり店舗型などで契約している場合や満期日以外に乗り換える場合、担当者とやりとりするのが申し訳ないと感じてしまう方も多いでしょう。しかし、自動車保険をよりおトクなものに乗り換えるのは利用者としては当然の行動です。
特に、ダイレクト型保険なら人件費や店舗運営費などが削られている分、大きく保険料を抑えられる可能性があります。インターネット申し込みなら割引を受けられるので、乗り換えを積極的に検討しましょう。