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東京のおすすめ美術館12選!おしゃれな景観も楽しもう

東京のおすすめ美術館12選!おしゃれな景観も楽しもう

コロナ禍では開催しづらかったアートの催しや展示会も、2023年は復活の予感!ぜひ東京の美術館を巡って芸術の魅力に溢れた時間を過ごしてみませんか?東京には素晴らしいコレクションだけでなく、おしゃれな建物や庭園をもつ施設も多く、景観とアートを同時に楽しむこともできます。この記事ではぜひ訪れておきたい東京の美術館をご紹介します。

美術館を訪れる前に知っておきたい3つのポイント

美術館を訪れる前に、知っておきたい3つのポイントをご紹介します。これらのポイントを抑えておくことで、より充実した美術館巡りを楽しめます。

常設展と企画展の違いを知ろう!展示入替期間に注意!

美術館の展示には、年間通して公開されている「常設展」と、期間を限定した「企画展」があります。

常設展とは、美術館が所蔵している永久収蔵品やコレクションなどを展示するもので、その美術館ならではの魅力を堪能できる展示会です。修繕や調査など特別な理由で持ち出されていない限り、基本的にはいつでも見られます。

一方、企画展は特定のテーマや作家などに焦点を当てた展示で、その美術館では普段見られない作品や、他の美術館からの貸し出し作品などが期間限定で開催されます。通常は会期が終了すると展示品は撤去され、次の企画展に置き換えられます。

また企画展は初日から会期終了まで同じ展示を続けるわけではなく、前期・後期、あるいは3〜4回に分けて展示替えを行うこともあります。目当ての美術品があって来館したのに、いざ行ってみたら展示期間ではなくて見られなかった……という失敗をしないために、事前に展示入れ替えのスケジュールも調べておきましょう。

建物や庭園もアートの一部として堪能しよう

美術館は、その建物や庭園もアートの一部として重要な役割を果たしています。美術館自体が歴史的・美術的な価値をもっていることも少なくありません。逆に近年オープンした美術館では、モダンで斬新なデザインの建物を楽しめるところもあります。美術館を訪れる際には、建物や庭園も一緒に鑑賞してみましょう。より深く楽しむことができますよ。

おしゃれなカフェやレストランも楽しもう

美術館には、おしゃれなカフェやレストランが併設されていることも多いです。展示会を鑑賞する合間に、休憩がてら美味しいものを堪能しましょう。

美術館によっては企画展とコラボレーションした独自メニューが楽しめたり、展示会のチケットと一緒にカフェやレストランの利用がセットになっていたりすることもあります。美しいものを見て、美味しいものを食べるのは最高の贅沢だと思いませんか?ぜひ事前にチェックしてみてください。

【東京の美術館】国立美術館4選

ここからは具体的におすすめの美術館を紹介していきます。まずは国立の美術館です。

【上野】東京国立博物館

「東京国立博物館」は、日本を代表する国立博物館のひとつです。愛称は「東博(トーハク)」。日本の歴史・文化を代表する多数のコレクションを保有しています。国宝・重要文化財の品々が多数収蔵されており、収蔵品のジャンルは陶磁器、絵画、仏像、漆器、鎧兜、日本刀、古墳の出土品など多岐にわたります。その数は約11万点にも及ぶとのこと。

常設展示室では、古代から現代までの日本文化の変遷を時代順に展示しています。また、季節ごとに特別展示が行われており、年間を通じて多彩な展示を楽しめます。

博物館の建物は大正時代に建設された歴史的な建造物で、平成13年に重要文化財に指定されました。敷地内の庭園もしっとりと落ち着いた雰囲気をあじわえます。また博物館に隣接する建物内や近隣には、おしゃれなカフェやレストランがあり、企画展に合わせたメニューも楽しめます 。

東京国立博物館は館内が非常に広く、混雑具合によっては見学に一日かかることも。時間に余裕を持って訪れてくださいね。

施設名東京国立博物館
住所東京都台東区上野公園13-9
開館時間9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日・月曜日
(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
・年末年始
・その他、臨時休館・臨時開館あり
観覧料(常設展)一般:1,000円 大学生:500円
※常設展=総合文化展
アクセス(電車)JR各線:上野駅から徒歩約10分
東京メトロ各線:上野駅から徒歩約15分
東京メトロ千代田線:根津駅から徒歩約15分
京成電鉄:京成上野駅から徒歩約15分
台東区循環バス「東西めぐりん」:東京国立博物館前バス停 下車すぐ
駐車場なし
公式サイトhttps://www.tnm.jp/
直近の企画展・特別展https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=ctg&cid=1
[年間スケジュール]
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1255

【上野】国立西洋美術館

「国立西洋美術館」は、西洋美術の重要なコレクションを収蔵する美術館です。中世から現代まで、西洋美術の数々の傑作が展示されています。

本館は20世紀を代表するフランスの建築家ル・コルビュジエ(1887-1965)の設計により、1959年3月に竣工した歴史的建造物。2007年に重要文化財に指定されています。

コレクションには中世から近現代にかけての絵画、彫刻、素描、版画、写本、工芸西洋美術史上の重要な作品が豊富です。そのなかにはオランダの画家フェルメールの作品 、19世紀の印象派の画家たちの作品、20世紀初頭のキュビズムやシュルレアリスムの作品など、多くの有名な作品が含まれています。

常設展示室に加え、定期的に特別展示を開催しているのも国立西洋美術館の特徴です。季節やテーマに合わせてさまざまな作品を展示するため、訪れるたびに新しい発見があることでしょう。

美術館内にはカフェレストランもあり、見学の合間に一息つくことができますよ。

施設名国立西洋美術館
住所東京都台東区上野公園7番7号
開館時間【開室時間】
・常設展 9:30~17:30
金曜・土曜日 9:30~20:00
※入室は閉室の30分前まで
・企画展 9:30~17:30
金曜・土曜日 9:30~20:00
※入室は閉室の30分前まで
【開館時間】
9:30~17:30
金曜・土曜日 9:30~20:00
休館日・毎週月曜日
※月曜日が祝日又は祝日の振替休日となる場合は開館し、翌平日が休館
※年末年始(2022年12月30日〜2023年1月1日)
※その他、臨時に開館・休館あり
観覧料(常設展)一般:500円(団体 400円)
大学生:250円(団体 200円)
※無料観覧日(常設展示のみ無料)  
5月18日(国際博物館の日)、11月3日(文化の日)
アクセス(電車)JR各線:上野駅から徒歩約1分
京成電鉄:京成上野駅から徒歩約7分
東京メトロ各線:上野駅から徒歩約8分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.nmwa.go.jp
直近の企画展・特別展https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/upcoming.html

【竹橋】東京国立近代美術館

「東京国立近代美術館」は、20世紀初頭から現代までの日本の美術作品を所蔵・展示する日本で最初の国立美術館です。

横山大観、菱田春草、岸田劉生らの手による重要文化財を含む作品、19世紀末から今日までの幅広いジャンルにわたる日本美術の名作を収蔵しています。その数は13,000点を超え、近代美術のコレクションとしては国内最大級。常設展示だけでなく、企画展示やイベントも開催されています。

また、美術館60周年を記念して、美術館本館2階に「ラー・エ・ミクニ」(三國清三プロデュース)がオープン。意匠を凝らした「美味しいアート」をランチやディナーで楽しめるほか、ウェディングプランも提供しています。

皇居にほど近いエリアなので、美術鑑賞後は散策もおすすめ。街中にあるおしゃれなカフェやレストランまで足をのばして、食事やお茶を楽しむのも素敵ですね。

なお同じ北の丸公園内には、最近まで「東京国立近代美術館 分室」としてつかわれていた赤レンガ造りの洋館があります。これは旧近衛師団司令部庁舎といって、明治43年に建てられた歴史ある建物。重要文化財ですが、現在は展示にはつかわれておらず外観のみ見学できます。

施設名東京国立近代美術館
住所東京都千代田区北の丸公園3-1
開館時間10:00~17:00(金・土曜は10:00-20:00)
※企画展は、展覧会により開館時間が異なる場合あり
※いずれも入館は閉館30分前まで
休館日月曜日(祝休日は開館し翌平日休館)、展示替期間、年末年始
観覧料(常設展)一般:500円(団体400円・5時から割引300円)
大学生:250円(団体200円・5時から割引150円)
※いずれも消費税込
アクセス(電車)東京メトロ東西線:竹橋駅から徒歩約3分
東京メトロ各線:九段下駅から徒歩約15分
東京メトロ各線:神保町駅から徒歩約15分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.momat.go.jp/
直近の企画展・特別展https://www.momat.go.jp/am/exhibition/#upcoming

【乃木坂・六本木】国立新美術館

2007年にオープンした「国立新美術館」は、現代美術を中心に展示する国立の美術館です。黒川紀章氏が手がけた建物は、ガラス張りの壁や曲線を多用した斬新なデザインで、それ自体がひとつの芸術作品のような印象を与えます。

館内には国内外の現代美術作品が展示されており、絵画や彫刻、写真、インスタレーションなど、多様なジャンルの芸術作品を鑑賞できます。また、企画展も多数開催されており、常に新しい作品やアートに触れることも可能。現代美術作品の展示に特化した美術館として、国内外から多くのアートファンに愛されている美術館です。

館内のレストランはまるで中空に浮いたように感じるデザインが特徴で、2階の「サロン・ド・テ ロンド」、3階の「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」ともにぜひ利用したいお店です。期間限定の展覧会コラボメニューもありますよ。

施設名国立新美術館
住所東京都港区六本木7-22-2
開館時間・企画展 10:00~18:00
※会期中の毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
・公募展 10:00~18:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日毎週火曜日(祝日又は振替休日に当たる場合は開館し、翌平日休館)、年末年始
※2023年5月2日(火)は開館。
観覧料(常設展)企画展は展覧会ごと、公募展は美術団体によって異なるため要問合せ
アクセス(電車)東京メトロ千代田線:乃木坂駅から徒歩すぐ(駅直結)
東京メトロ日比谷線:六本木駅から徒歩約5分
都営地下鉄大江戸線:六本木駅から徒歩約4分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.nact.jp/
直近の企画展・特別展https://www.nact.jp/exhibition_and_event/index.html

【東京の美術館】都立・公立美術館4選

東京都が所有・運営する美術館は個性あふれる楽しさがあります。

【上野】東京都美術館

「東京都美術館」は、上野公園内にある美術館のひとつ。正式名称は「東京都美術館」、略称は「都美」です。

東京都美術館は、日本の美術品を中心に絵画、彫刻、工芸品など幅広いジャンルの作品を所蔵しており、定期的に企画展を開催しています。また国内外の著名な美術品の展示も行われており、アートファンにとってはぜひ訪れたいスポットのひとつです。有志による展示など、個性的な催しも行われていますよ。

建物は近代的なデザインが特徴的で、館内には展示スペースやミュージアムショップのほか、レストラン、カフェも備えています。レストランとカフェは3か所あり、それぞれでコンセプトの異なるメニューを楽しめます。店内のインテリアや雰囲気も異なるため、鑑賞の後の気分で選んでみてはいかがでしょうか。

施設名東京都美術館
住所東京都台東区上野公園8-36
開館時間9:30~17:30
*特別展開催中の金曜日:9:30~20:00
※いずれも入館は閉館時間の30分前まで
休館日・全館休館日:第1、第3月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
・特別展・企画展:月曜日休室(祝日・振替休日の場合は翌日)
・整備休館: 2024年1月11日~18日、2024年7月9日~16日、2024年12月21日〜28日
・年末年始:2024年12月29日~2025年1月3日
観覧料(常設展)入館は無料(観覧料は展覧会ごとに異なる)
アクセス(電車)JR各線:上野駅から徒歩約7分
東京メトロ各線:上野駅から徒歩約10分
京成電鉄:京成上野駅から徒歩約10分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.tobikan.jp/
直近の企画展・特別展https://www.tobikan.jp/exhibition/index.html

【清澄白河】東京都現代美術館:ミュージアム オブ コンテンポラリー アート 東京 (MOT)

2005年に開館した「東京都現代美術館(MOT)」は、その名のとおり現代美術専門の美術館です。現代美術作品の展示、ワークショップなどを通じて現代美術の魅力を広く発信するとともに、アートに触れることができる文化スペースとしても親しまれています。

地下2階・地上3階の建物は広々としており、常設展示室のほかにも、企画展示室をはじめとするさまざまなスペースがあります。常設展示室では世界的に有名なアーティストたちの作品を間近で鑑賞でき、企画展示室では年間を通じて多くの企画展が開催されているのが魅力です。

館内にはミュージアムショップ、カフェ、レストランもあり、鑑賞の後にゆったりと余韻にひたることができますよ。

施設名東京都現代美術館
住所東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
開館時間10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
休館日月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替え期間、年末年始
観覧料(常設展)展覧会により異なる
アクセス(電車)東京メトロ半蔵門線:清澄白河駅から徒歩約9分
都営地下鉄大江戸線:清澄白河駅から徒歩約13分
東京メトロ東西線:木場駅から徒歩約15分
都営地下鉄新宿線:菊川駅から徒歩約15分
都営バス:東京都現代美術館前バス停 下車すぐ
駐車場あり(90台)
公式サイトhttps://www.mot-art-museum.jp/
直近の企画展・特別展https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/

【白金台】東京都庭園美術館

「東京都庭園美術館」は名前のとおり、広々とした美しい庭園を備えた美術館です。

最大の特徴は重要文化財に指定されている建物にあります。アール・デコ様式の美しい建築は朝香宮ご夫妻の邸宅として建てられたもので、建設にあたってはフランス人芸術家アンリ・ラパンに設計を依頼するなど、日本の近代建築の白眉といえる建物です。現在は美術館としてつかわれていますが、昭和初期当時の姿をそのままうかがい知ることができます。

敷地内には広大な日本庭園、西洋庭園があります。美術鑑賞の後は、日本の伝統的な庭園を楽しみましょう。

庭園美術館では年間を通じて多様な企画展や催し物が開催されており、時期によって異なる美術作品を楽しめます。また体感型の展示もあり、本館隣に新しくできた新館ではモダンアートなども鑑賞できます。

都心にありながら、広々とした空間も楽しめる、都内屈指の美術館のひとつです。

施設名東京都庭園美術館
住所東京都港区白金台5-21-9
開館時間10:00~18:00 (入館は17:30まで)
休館日毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始
観覧料(常設展)・入館料:展覧会によって異なる
・庭園入場料:一般200円(160円)、大学生(専修・各種専門学校含む)160円(120円)、中・高校生・65歳以上100円(80円)( )内は20名以上の団体料金
アクセス(電車)JR山手線・東急目黒線:目黒駅から徒歩約7分
都営三田線・東京メトロ南北線:白金台駅から徒歩約6分
駐車場駐車場(有料)あり 料金:普通自動車 1回 1,500円
※レストラン利用のみの駐車場利用は不可
公式サイトhttps://www.teien-art-museum.ne.jp/
直近の企画展・特別展https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/upcoming.html

【恵比寿】東京都写真美術館

「東京都写真美術館」は、恵比寿にある日本で唯一の専門的な写真美術館です。1995(平成7)年1月に恵比寿ガーデンプレイス内に開館し、今日まで数々の写真作品を展示してきました。

この美術館の特徴は、写真を芸術的な観点から捉え、独自のテーマで展示を行っていることです。常設展示室では日本の写真家たちの歴史や作品を紹介し、写真に関する資料も多数展示されています。企画展示室では国内外の様々な写真家の展示が行われ、ただ写真を展示するだけでなく、写真家のトークショーなどさまざまな企画が開催されます。

カフェやスタジオ、図書館もあるので、見学の合間にひと休みも可能です。写真に興味のある人や芸術愛好家にとっては必見のスポット、ぜひ訪れてみてくださいね。

施設名東京都写真美術館
住所東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間10:00~18:00(木・金曜日は20:00まで、図書室を除く) 
※入館は閉館時間の30分前まで
休館日毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始および臨時休館
観覧料(常設展)展覧会・上映によって料金が異なるため、各展覧会・上映の詳細を要確認
アクセス(電車)JR山手線:恵比寿駅から徒歩約7分
東京メトロ日比谷線:恵比寿駅から徒歩約10分
駐車場なし
公式サイトhttps://topmuseum.jp/
直近の企画展・特別展[年間スケジュール]https://topmuseum.jp/contents/schedule/index.html

【東京の美術館】個人コレクション発祥や企業運営の美術館4選

戦前、実業家のトップは文化の担い手として美術品を蒐集し、洋の東西やジャンルを問わず芸術作品を保護したそうです。その心を今も受け継ぎ、文化発信の要となっている美術館を紹介します。

【東京駅】三菱一号館美術館

「三菱一号館美術館」は、東京駅からほど近い位置にある美術館です。東京駅と似た赤レンガの美しい建物が目をひきます。

歴史的建造物である建物は、明治時代に建設された三菱本社ビルが前身。英国人建築家ジョサイア・コンドルが設計した、日本最初の本格的な近代的煉瓦建築物です。元々の建物は老朽化のために1968(昭和43)年に解体されたのですが、2010(平成22)年春、コンドルの設計を忠実に復元し、同じ場所に三菱一号館美術館として生まれ変わりました。

三菱一号館美術館では通年、常設展と企画展が開催されています。常設展は美術館のコレクション作品を中心に展示されており、ヨーロッパやアメリカの近・現代美術を中心とした作品が豊富に揃っています。企画展は多彩なテーマに沿って展示が行われます。

建物内には1894(明治27)年の三菱一号館創建当時、銀行営業室として利用された空間を復元したミュージアムカフェ・バー「Café 1894」があり、そのクラシカルな趣も相まって人気を集めています。メニューには企画展タイアップのものも用意されていますので、美術館を堪能した後に楽しんでみてはいかがでしょうか。建物に囲まれた中庭も美しく、美術館内から眺めるのも、庭を散策してカフェでひと休みするのもおすすめです。

施設名三菱一号館美術館
住所東京都千代田区丸の内2-6-2
開館時間10:00~18:00(入館は閉館時間の30分前まで)
※祝日・振替休日除く金曜、第2水曜、展覧会会期中の最終週平日は21:00まで
※臨時の時間変更の場合あり
休館日毎週月曜(祝日・振替休日・展覧会会期中最終週の場合は開館)、年末、元旦、展示替え期間
※臨時の開館・休館の場合あり
観覧料(常設展)展覧会により異なる
アクセス(電車)東京メトロ千代田線:二重橋前〈丸の内〉駅から徒歩約3分
都営地下鉄三田線:日比谷駅から徒歩約3分
JR各線:東京駅から徒歩約5分
東京メトロ丸ノ内線:東京駅から徒歩約6分
JR各線・東京メトロ有楽町線:有楽町駅から徒歩約6分  
駐車場なし
公式サイトhttps://mimt.jp/
直近の企画展・特別展https://mimt.jp/exhibition/

【表参道】根津美術館

「根津美術館」は、表参道駅から徒歩圏内にありながら、都会の喧騒を忘れ、ゆったりと美術鑑賞を楽しむことができる貴重なスポットです。

元は実業家・初代根津嘉一郎(1860〜1940)の古美術品コレクション保存のためにつくられた美術館で、有名な国宝・尾形光琳の「燕子花図」もこちらの収蔵品。館内には、茶道具や陶磁器、絵画、書画など、日本の古美術から現代美術、中国古代の祭器、アジア仏教に由来する美術品まで、幅広い時代・ジャンルの美術品が展示されています。

根津美術館は展示スペースが比較的小さいため、一つひとつの作品にゆっくりと向き合うことができます。美術館には伝統的な日本庭園もあり、庭園内にある和モダンでおしゃれなカフェ「NEZUCAFÉ」で休憩することもできます。コーヒーやスイーツをいただきながら、心静かに庭園の美しさも楽しむことができますよ。

敷地内には茶室も備えており、定期的に茶会なども開かれています。

施設名根津美術館
住所東京都港区南青山6-5-1
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日・展示替期間・年末年始
※月曜日が祝日の場合、翌火曜日
観覧料 ※根津美術館では「企画展」と「特別展」に分類【企画展】
・オンライン日時指定予約:一般1,300円/学生(高校生以上)1,000円
・当日券(窓口販売):一般1,400円/学生(高校生以上)1,100円
【特別展】
・オンライン日時指定予約:一般1,500円/学生(高校生以上)1,200円
・当日券(窓口販売):一般1,600円/学生(高校生以上)1,300円
アクセス(電車)都営地下鉄各線:表参道駅から徒歩約8分
駐車場あり(9台 ※うち身障者優先駐車場1台)
公式サイトhttps://www.nezu-muse.or.jp/
直近の企画展・特別展https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html

【六本木】森美術館

「森美術館」は六本木ヒルズ森タワー53階部分にあり、複合文化施設「森アーツセンター」の核となる施設です。地上約230m(53階)にあり、建物内にある美術館としては日本で最も高い場所となります。

展示されているのは、おもに現代美術を中心とした世界的なアーティストの作品群です。日本はもちろん、アジア太平洋地域における現代アートの作品収集を行っており、これらは美術館の通称から「MAMコレクション」と呼ばれています。コレクションの内容は絵画、写真、映像、インスタレーションなど多種多様です。

企画展のほか、定期的にコンサートやトークイベント、ワークショップなど、さまざまなイベントも開催されており、年間を通して多くの人に親しまれています。年に1回行われる「六本木クロッシング展」は、新しい才能やアイデアを発掘することを目的に、若手アーティストによる展覧会として知られています。

美術館のある六本木ヒルズ森タワー自体や周辺にも商業施設が多数立ち並び、楽しめる要素がたくさんあるので、美術鑑賞とともに文化都市・六本木を楽しみましょう。

施設名森美術館
住所東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
開館時間月・水~日 10:00~22:00(最終入館 21:30)
火 10:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日展覧会会期以外は閉館(会期はこちら
観覧料(常設展)展覧会によって異なる
アクセス(電車)東京メトロ日比谷線:六本木駅から徒歩約3分
都営地下鉄大江戸線:六本木駅から徒歩約6分
都営地下鉄大江戸線:麻布十番駅から徒歩約9分
東京メトロ千代田線:乃木坂駅から徒歩約10分
東京メトロ南北線:麻布十番駅から徒歩約12分
駐車場あり
※詳しくは、六本木ヒルズの駐車場一覧ページを参照
公式サイトhttps://www.mori.art.museum/jp/
直近の企画展・特別展https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/index.html

【六本木】21_21 DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)

「21_21 DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)」は、東京・六本木「東京ミッドタウン」にある美術館です。世界的建築家・安藤忠雄氏が監修したモダンな建物が目を引き、現代のデザイン・アートを扱う斬新な美術館として注目されています。

展示内容はデザインを中心としたアート、建築、映像、ファッションなど多岐にわたり、企画展示やワークショップ、トークイベントなどが開催されています。

また、東京ミッドタウンから徒歩圏内に、国立新美術館、森美術館、他にもさまざまな美術館があります。こちらを訪れた際には、展示品だけでなく、建物や周辺の景色も一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

施設名21_21 DESIGN SIGHT
住所東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
開館時間10:00 – 19:00(入場は18:30まで)
休館日火曜日、年末年始、展示替え期間
観覧料(常設展)一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料(いずれも消費税込)
アクセス(電車)都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線:六本木駅から徒歩約5分
東京メトロ千代田線:乃木坂駅から徒歩約5分
駐車場なし
公式サイトhttps://www.2121designsight.jp/
直近の企画展・特別展【Gallery 1&2】
https://www.2121designsight.jp/program/
【Gallery 3】
https://www.2121designsight.jp/gallery3/

美術館での4つの注意点

美術館を訪れる際の注意点について見ていきましょう。

チケット購入方法を確認しておく

美術館のチケット購入方法は、オンラインでの事前購入や窓口での購入など様々です。特に人気の展覧会や混雑が予想されるイベントでは、チケットが完売することもあります。訪問前に公式サイトなどで購入方法を確認し、必要であれば事前に購入しておくことをおすすめします。

混雑期間の状況は前もって調べておく

美術館に行く際は、混雑状況を事前に調べておくことがおすすめです。

週末や祝日、特別展開催期間などは混雑しやすく、入場待ちや移動に時間がかかることがあります。混雑状況を確認することで、混雑を避けるための時間帯や入場待ちの予想時間を把握することができ、快適な美術館巡りができるでしょう。ネットやSNSを利用して、上手く情報を収集してください。

写真撮影への配慮を怠らない

多くの場合、美術館では写真撮影が禁止されています。撮影が許可されている場合でも、フラッシュや三脚、セルフィースティックなどの使用、作品の前でポーズをとっての撮影は禁止されていることがほとんどです。展示物の保護のためにも、鑑賞している周りの方の迷惑にならないためにも、撮影に際してはルールとマナーに配慮することが大切です。

物販についてあらかじめ調べておく

美術館の企画展に合わせ、限定のグッズなどが販売されることがあります。場合によっては購入のために整理券配布が行われたり、列に並んだりというケースもあります。購入を検討しているときは、入手方法をチェックしておきましょう。

東京の美術館を楽しみつくそう!

東京には魅力的な美術館がたくさんあります。それぞれ独自のコレクションや展示方法があり、多彩なアート体験を提供しています。東京を訪れた際には、ぜひこれらの美術館を訪れてみてくださいね。

※本記事は2024年4月30日時点の内容です

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