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谷根千のお散歩スポット10選!ノスタルジックな雰囲気を楽しもう

夕やけだんだんの画像

ノスタルジックな町並みが人気を集める「谷根千」。伝統のある神社やレトロな建物、どこか懐かしい商店街などがギュッと集まっていて、お散歩にぴったりのエリアです。この記事では、そんな谷根千のおすすめ10選を紹介していきます。

谷根千のおすすめ散歩スポット10選

谷中銀座商店街

谷中銀座商店街の画像

「谷中銀座商店街」は、谷根千のなかでもとくに人気が高いお散歩エリア。「谷中ぎんざ」の愛称で親しまれています。全長170メートルほどの通りには昔ながらの個人商店など約60店舗が並び、懐かしい下町の風情を感じられると評判です。地元の方はもちろん、都内各地や全国各地からの観光客、外国人観光客などが集まり、平日でもにぎわっています。

谷中銀座商店街を訪れたら、ぜひ食べ歩きを楽しみましょう。おすすめは、魚介串焼が人気の「丸初福島商店」、メンチカツが有名な「肉のサトー」と「肉のすずき」、焼きドーナツで話題の「谷中満天ドーナツ」や「やなか しっぽや」など。ほかにもたくさんのお店があるので、自分だけのお気に入りを見つけるのもいいですね。

ちなみに日暮里駅から谷中銀座商店街に向かって歩いて行くと、商店街を見下ろす階段があります。この場所は「夕やけだんだん」と呼ばれる夕日の名所。ぜひ夕方の時間帯に訪れてみましょう。

スポット名谷中銀座商店街
所在地東京都台東区谷中3-13-1(谷中銀座商店街振興組合)
アクセスJR各線/京成電鉄各線:日暮里駅から徒歩約5分
東京メトロ千代田線:千駄木駅から徒歩約5分
駐車場なし
URLhttps://www.yanakaginza.com/

谷中岡埜栄泉

谷中岡埜栄泉の外観
画像引用元:谷中岡埜栄泉

「谷中岡埜栄泉(やなかおかのえいせん)」は、明治33年創業の和菓子店。看板商品は定番の豆大福と、谷中岡埜栄泉オリジナルの「浮草」というお菓子です。つぶしあんを生姜風味の皮で包み、砂糖でアイシングした浮草は、独特の風味が大勢のファンに愛されているそうですよ。

ちなみに戦後すぐに「深川から木材を集めて建て直した」という建物は、味のあるレトロな雰囲気。台東区の景観コンクールで「まちかど賞」にも選ばれているそうです。昔の谷中の地図をデザインした包装紙も人気で、ブックカバーとして使っている人もいるのだとか。散策ついでに立ち寄ったら、お気に入りの和菓子をお土産にしましょう。

スポット名谷中岡埜栄泉
所在地東京都台東区谷中6-1-26
営業時間9:30~17:00頃まで(現在時短営業中のため14時頃で終了)
定休日月曜日・水曜日
アクセスJR各線:日暮里駅から徒歩約7分
東京メトロ千代田線:根津駅から徒歩約8分
路線バス(亀戸駅より乗車):谷中下車 徒歩約1分
駐車場なし
URLhttps://www.yanaka-okanoeisen.jp/

谷中霊園

谷中霊園の画像

「谷中霊園」は寛永寺や天王寺の墓地が入り組んだエリアで、現在は東京都が管理している霊園です。「お墓がお散歩スポット?」と思われるかもしれませんが、実は谷中霊園には、たくさんの有名人のお墓が集まっています。

たとえば江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜(とくがわよしのぶ)のお墓、新一万円札の顔になる渋沢栄一(しぶさわえいいち)のお墓、朝ドラで注目された牧野富太郎(まきのとみたろう)博士のお墓、昭和を代表する俳優・森繁久彌(もりしげひさや)のお墓といった具合です。

景観のすばらしさも、谷中霊園の魅力のひとつ。北側の高台からはスカイツリーを一望でき、春になると中央園路の桜並木が満開になります。もちろん一般の方も眠る墓地なので、お墓参りの方の迷惑にならないよう、マナーを守ってお散歩しましょう。

スポット名谷中霊園
所在地東京都台東区谷中7
アクセスJR各線/京成電鉄各線:日暮里駅から徒歩約6分
駐車場要確認
URLhttps://www.tokyo-park.or.jp/reien/yanaka/

朝倉彫塑館

朝倉彫塑館の彫刻
画像引用元:台東区立朝倉彫塑館

「朝倉彫塑館(あさくらちょうそかん)」は、明治から昭和にかけて活躍した彫刻家・朝倉文夫のアトリエ兼住居だった建物です。モダンな鉄筋コンクリート造のアトリエ棟と、伝統的な木造の和風住居が融合した建物は国の有形文化財に登録されています。また敷地全体も、「旧朝倉文夫氏庭園」と名付けられた国の名勝です。

朝倉彫塑館にはいくつもの見どころがあります。1階アトリエに展示されている彫刻はもちろん、アトリエ棟と住居のあいだにある「五典の池」、アトリエ棟の屋上にある庭園や菜園は必見ですよ。

スポット名朝倉彫塑館
所在地東京都台東区谷中7-18-10
営業時間9:30~16:30(入館は16:00まで)
定休日火曜日・木曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始
展示替え期間
アクセスJR各線/京成電鉄各線:日暮里駅から徒歩約5分
駐車場要確認
URLhttps://www.taitogeibun.net/asakura/

根津 釜竹

根津 釜竹の内観と庭園
画像引用元:根津 釜竹

「根津 釜竹」は、1910年に建てられた石蔵を移築・改装した釜揚げうどんの名店。建物の改装を手がけたのは、国立競技場の設計者としても有名な隈研吾(くまけんご)氏です。

店内にはレトロで重厚な石蔵の部屋と、庭園を眺めながら食事を楽しめるモダンなホールがあります。「どうしても蔵の部屋がいい」「ホールの部屋で食事をしたい」という方は、予約可能な夜の時間帯に利用しましょう。蔵の席の予約は3名以上から受け付けているそうですよ。

スポット名根津 釜竹
所在地東京都文京区根津2-14-18
営業時間11:30〜14:30(L.O.14:00)/17:30〜21:30(L.O.20:30)
※ うどんがなくなり次第閉店
定休日日曜日・月曜日
アクセス東京メトロ千代田線:根津駅から徒歩約5分
駐車場あり
URLhttps://kamachiku.com/

根津神社

根津神社の鳥居

「根津神社」は、今から1900年ほど前に日本武尊(やまとたける)によって創建されたと伝わる神社です。現在の社殿は1706年に第5代将軍・徳川綱吉(とくがわつなよし)が造営させたもので、本殿・幣殿・拝殿・唐門・西門・透塀・楼門が国の重要文化財に指定されています。

根津神社のご祭神は、須佐之男命(すさのおのみこと)を中心とする5柱の神様で、厄除けや家内安全、安産、縁結び、商売繁盛などさまざまなご利益があるのだそう。谷根千を訪れたら、ぜひともお参りしたい神社です。

ちなみに根津神社の敷地には100種・3,000株のつつじが植えられています。もともとこの場所は、徳川綱吉の時代に「つつじヶ岡」と呼ばれる名所だったそうで、現在もそれにちなんで「文京つつじまつり」が開催されます(2024年は3月30日〜4月30日)。

まつり期間中の9:30〜17:30には「つつじ苑」が開苑するので、ぜひ訪れてみましょう。

スポット名根津神社
所在地東京都文京区根津1-28-9
開門時間唐門:5:00〜18:00のあいだで季節により変動あり
授与所:9:30〜17:30のあいだで季節により変動あり
アクセス東京メトロ千代田線:根津駅/千駄木駅から徒歩約5分
東京メトロ南北線:東大前駅から徒歩約5分
都営三田線:白山駅から徒歩約10分
路線バス(上野駅より乗車):根津神社入口下車 徒歩約1分
駐車場あり
※ つつじまつり期間中は境内に駐車不可
URLhttps://nedujinja.or.jp/

下町風俗資料館付設展示場 旧吉田屋酒店

下町風俗資料館付設展示場 旧吉田屋酒店の外観

「下町風俗資料館付設展示場 旧吉田屋酒店」は、江戸時代から代々酒屋を営んでいたという「吉田屋」の建物を利用した展示施設。和風レトロな建物は今から100年以上前の1910年に建てられたもので「江戸中期から明治時代の商家建築の特徴」があるそうです。

建物内には、かつて酒類の販売に使われた秤(はかり)や漏斗(じょうご)、枡(ます)、樽(たる)、徳利(とっくり)、そして宣伝ポスターなどが展示されています。入館は無料なので、ぜひお散歩の途中で立ち寄ってみましょう。

ちなみに本館にあたる「下町風俗資料館」は上野駅と不忍池のあいだにあります。こちらは改装工事のため、現在休館中。再開は2025年3月の予定なので、楽しみに待ちましょう。

スポット名下町風俗資料館付設展示場 旧吉田屋酒店
所在地東京都台東区上野桜木2-10-6
営業時間9:30~16:30
定休日月曜日(祝日の場合は翌平日)
12月29日〜1月3日
アクセス東京メトロ千代田線:根津駅から徒歩約10分
路線バス(亀戸駅より乗車):谷中下車 徒歩約1分
台東区循環バス「めぐりん」(上野駅より乗車):旧吉田屋酒店下車 徒歩約1分
駐車場要確認
URLhttps://www.taitogeibun.net/shitamachi/shitamachi_annex/

雨音茶寮

雨音茶寮の内観
画像引用元:雨音茶寮 amanesaryo 千駄木

「雨音茶寮(あまねさりょう)」は、路地奥にたたずむ古民家カフェです。細い間口の店内は、1階がモダンなカウンター席、2階が屋根裏部屋のようなお座敷とテーブル席になっています。

人気メニューは和菓子のセットや洋菓子のセット、おばんざいとお茶漬けがセットになった「​​雨音ごはん」です。散策中のひと休みはもちろん、ランチとしての利用もおすすめですよ。

スポット名雨音茶寮
所在地東京都文京区千駄木2−44−19
営業時間平日:11:00〜18:00(L.O.17:00)
土日祝:11:00〜20:00(L.O.19:00)
定休日火曜日・水曜日
アクセス東京メトロ千代田線:根津駅から徒歩約3分
駐車場要確認
URLhttps://www.amanesaryo.com/

おにぎりカフェ 利さく

おにぎりカフェ 利さくの外観
画像引用元:おにぎりカフェ利さく

「おにぎりカフェ 利さく」は「おにぎりのもつ、本来の美味しさと素晴らしさをさらに知っていただきたい」というコンセプトの和カフェです。生産者から直接取り寄せた群馬県産のコシヒカリを羽釜で炊き、30種類以上の具材を組み合わせたおにぎりはどれも絶品。

茨城県産の玄米で握るおにぎりや、全国各地から取り寄せたみそをブレンドした味噌汁、かわいらしい「猫に小判どら焼き」も人気ですよ。朝のセットメニューもあるので、散策前に立ち寄ってみるのもおすすめです。

スポット名おにぎりカフェ 利さく
所在地東京都文京区千駄木2-31-6
営業時間8:00~20:00
定休日水曜日
アクセス東京メトロ千代田線:千駄木駅から徒歩約1分
駐車場要確認
URLhttps://www.risaku-tokyo.com/

旧安田楠雄邸庭園

旧安田楠雄邸庭園の外観
画像引用元:公益財団法人日本ナショナルトラスト

東京都指定名勝の「旧安田楠雄邸庭園」は、1919~1920年に建てられた日本家屋と庭園です。もともとは豊島園(2020年に閉園した「としまえん」)を作った実業家、藤田好三郎(ふじたよしさぶろう)のお屋敷でしたが、その後、安田善四郎という実業家に買い取られました。現在は公益財団法人日本ナショナルトラストが管理・公開しています。

旧安田楠雄邸の建物は、台所以外は建築当時のまま。日当たりの良いサンルーム、「残月の間」と呼ばれる茶室や書院造の客間、シャワー付きの風呂場などみどころたっぷりです。広縁の畳の下が入口になっている防空壕も、4月と8月の年2回公開されています。

建物や庭園の見学だけでなく、正月遊びや端午の節句、七夕など、季節ごとのイベントを楽しめるのも旧安田楠雄邸庭園の魅力です。公式サイトで気になるイベントをチェックしてみましょう。

スポット名旧安田楠雄邸庭園
所在地東京都文京区千駄木5-20-18
営業時間水曜日・土曜日:10:30~16:00(受付は15:00まで)
定休日木曜日・金曜日・日曜日〜火曜日
※ 夏季休館・冬季休館あり
アクセス東京メトロ千代田線:千駄木駅から徒歩約7分
JR各線/京成電鉄各線:日暮里駅から徒歩約15分
JR各線/東京メトロ千代田線:西日暮里駅から徒歩約15分
文京区コミュニティバス「Bーぐる」(千駄木駅より乗車):特養ホーム千駄木の郷下車 徒歩約1分
駐車場なし
URLhttp://www.national-trust.or.jp/protection/index.php?c=protection_view&pk=1491201890

谷根千ってどんなところ?

「下町情緒」という言葉で表現されることが多い谷根千。谷中(やなか)、根津(ねづ)、千駄木(せんだぎ)という3つのエリアで構成されています。ここではそれぞれの町の特徴を簡単に紹介していきましょう。

谷中

日暮里駅の画像

谷中は、江戸時代の寺町(お寺が集中する場所)だったエリアです。現在も一乗寺、本光寺、玉林寺、本寿寺、臨江寺など多数のお寺があります。また江戸から明治にかけては別荘地としても知られていました。多くの文化人がこの町で暮らし、今は谷中霊園で眠っています。

谷中エリアの主な最寄り駅は、JRの日暮里駅と西日暮里駅です。

根津

根津駅の画像

根津は、かつて根津神社の門前町として栄えた町。このエリアには明治から平成にかけて建てられた木造住宅が多く、落ち着いた雰囲気が魅力です。江戸時代の町割りが引き継がれていて、路地や裏通りなどが入り組んでいるのも根津の特長といえるでしょう。町中に緑があふれているのも魅力ですよ。

根津エリアの主な最寄り駅は、東京メトロの根津駅です。

千駄木

千駄木駅の画像

千駄木は、夏目漱石や森鴎外といった文化人が住んでいた住宅地です。ちなみに「せんだぎ」という地名の由来は、「『千駄焚き』という雨乞いの儀式から来ている」「江戸時代に『薪を切り出す雑木林』だったため」など諸説あるそうです。現在は上で紹介した旧安田楠雄邸や、森鴎外記念館などが見どころになっています。

千駄木エリアの最寄り駅は、東京メトロの千駄木駅です。

レトロな魅力があふれる谷根千をお散歩しよう

今回紹介したもののほかにも、谷根千にはたくさんの見どころや魅力的なお店があります。気軽に散策を楽しみながら、自分だけのお気に入りスポットを見つけるのも楽しいものです。ぜひ次の週末は谷根千で「お散歩」を楽しんでみてくださいね。

※ 本記事は2024年3月30日時点の内容です

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