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日光は滝の名所!必見の滝と周辺の見どころを紹介します

日光は滝の名所!必見の滝と周辺の見どころを紹介します

日光には「奥日光三名瀑」や「日光五名瀑」「日光四十八滝」「日光七十二滝」など、滝にまつわる名所が数多くあります。この記事では、数ある滝のなかでも必見の三名瀑をはじめ、日光に行くならぜひ訪れてほしい名滝(名瀑)を紹介します。

日光には有名な滝がいっぱい

栃木県の日光は、関東でもとくに人気が高い観光地のひとつです。四季折々の自然はもちろん、神社仏閣や歴史に興味がある人なら「日光東照宮」、ドライブ好きなら「日光いろは坂」など、人気スポットを数えていくときりがありません。

なかでもとくに注目したいのが「滝」。日光には「奥日光三名瀑」「日光五名瀑」「日光三名瀑」「日光四十八滝」「日光七十二滝」という言葉があるほど、数多くの滝があります。

奥日光三名瀑と日光五名瀑・日光三名瀑

奥日光三名瀑とは、奥日光(いろは坂より上のエリア)にある「華厳の滝」「竜頭の滝」「湯滝」の総称です。これらの滝は落差や長さ、迫力などが際立っていて、日光を観光するならいずれも必見の滝ばかり。

日光五名瀑は、上記の三名瀑に「裏見の滝」と「霧降の滝」のふたつを加えた呼び名です。どちらの滝も迫力や見ごたえでは、奥日光三名瀑に匹敵します。またこれら5か所の滝のうち、華厳の滝、裏見の滝、霧降の滝の3か所を指して日光三名瀑と呼ぶこともあります。

日光四十八滝と日光七十二滝

一説によると、日光には48の滝があるといわれています。ですが「四十八」というのは、日本では「縁起の良いたくさんの数」を表す言葉です。このため「日光四十八滝」は具体的な滝の数というより、日光一帯にあるたくさんの滝を象徴的に表しているのかもしれません。もちろん日光七十二滝も同じでしょう。

こうした表現からは、日光というエリアがいかにダイナミックな自然にめぐまれた場所かを理解できますね。

日光に行くなら必見!奥日光三名瀑

それでは、まずは日光を代表する「奥日光三名瀑」から紹介していきましょう。日光の滝めぐりをするならどの滝も「必見」ですよ。

華厳の滝(けごんのたき)

日光でもっとも有名な滝といえば、この「華厳の滝(けごんのたき)」を連想する人も多いはず。華厳の滝は奥日光三名瀑、日光三名瀑、日光五名瀑のひとつに数えられるほか、茨城県の袋田の滝、和歌山県の那智の滝とあわせて「日本三名瀑」のひとつとしても有名です。

大きな滝で、その落差は97mにもなります。。滝つぼ近くの観瀑台(かんばくだい)までエレベーターで下りて、その迫力を間近で観察してみましょう。

●付近の観光名所:中禅寺湖(車で約3分)、戦場ヶ原(車で約15分)、日光東照宮(車で約35分)

●他の名滝へ:竜頭の滝(車で約10分)、湯滝(車で約20分)、裏見の滝(車で約25分)、霧降の滝(車で約35分)、虹見の滝(車で約60分)

※丁字の滝、玉簾の滝、マックラ滝は霧降の滝から徒歩でアクセス

スポット名華厳の滝(けごんのたき)
所在地栃木県日光市中宮祠
アクセス東武バス(JR日光駅・東武日光駅より乗車):中禅寺温泉下車 徒歩約5分
日光宇都宮道路:清滝ICから車で約25分
駐車場あり(華厳第一駐車場、華厳第二駐車場)
関連サイトhttps://www.tochigiji.or.jp/spot/s5854(とちぎ旅ネット)
http://www.nikko-kankou.org/spot/5/(日光旅ナビ)
http://kegon.jp/(華厳滝エレベーター)

竜頭の滝(りゅうずのたき)

「竜頭の滝(りゅうずのたき)」は、約210mもの距離を勢いよく流れ落ちる滝です。一見するとそれほど落差がないように見えますが、実は滝の上から下までは60mもの高さがあるのだとか。

ちなみに竜頭の滝という名前は、滝つぼの近くで左右に分かれる滝の流れが「竜のヒゲ」に似ていることから、滝全体を竜の頭に見立ててそう呼ばれるようになりました。

●付近の観光名所:中禅寺湖(車で約10分)、戦場ヶ原(車で約5分)、日光東照宮(車で約40分)

●他の名滝へ:華厳の滝(車で約10分)、湯滝(車で約10分)、裏見の滝(車で約35分)、霧降の滝(車で約45分)、虹見の滝(車で約70分)

※丁字の滝、玉簾の滝、マックラ滝は霧降の滝から徒歩でアクセス

スポット名竜頭の滝(りゅうずのたき)
所在地栃木県日光市中宮祠
アクセス東武バス(JR日光駅・東武日光駅より乗車):竜頭の滝下車 徒歩約2分
日光宇都宮道路:清滝ICから車で約30分
駐車場あり(普通車37台)
関連サイトhttps://www.tochigiji.or.jp/spot/s5964(とちぎ旅ネット)
http://www.nikko-kankou.org/spot/6/(日光旅ナビ)

湯滝(ゆだき)

奥日光三名瀑の最上流部に位置する湯滝。長さ約110m、落差は約70mもあり、滝つぼの正面に設置された観瀑台からは迫るように流れ落ちる迫力ある滝を観察できます。

湯滝から流れ出た水は、戦場ヶ原を経由して竜頭の滝へ、さらに中禅寺湖から華厳の滝へと続いていくそうです。ぜひ三名瀑をすべてめぐって、日光の豊かな自然を実感しましょう。

●付近の観光名所:中禅寺湖(車で約15分)、戦場ヶ原(車で約3分)、日光東照宮(車で約50分)

●他の名滝へ:華厳の滝(車で約20分)、竜頭の滝(車で約10分)、裏見の滝(車で約40分)、霧降の滝(車で約60分)、虹見の滝(車で約70分)

※丁字の滝、玉簾の滝、マックラ滝は霧降の滝から徒歩でアクセス

スポット名湯滝(ゆだき)
所在地栃木県日光市湯元
アクセス東武バス(JR日光駅・東武日光駅より乗車):湯滝入口下車 徒歩約5分
日光宇都宮道路:清滝ICから車で約35分
駐車場あり
関連サイトhttps://www.tochigiji.or.jp/spot/s5816(とちぎ旅ネット)
http://www.nikko-kankou.org/spot/115/(日光旅ナビ)

その他の魅力的な名滝

日光の名滝はまだまだあります。ここでは日光三名瀑や日光五名瀑に数えられる裏見の滝、霧降の滝をはじめ、ぜひ足を運びたい6か所の滝を紹介します。

裏見の滝(うらみのたき)

落差約20mの「裏見の滝(うらみのたき)」。駐車場やバス停から沢沿いの遊歩道を45分ほど歩いた先にあり、秘境の雰囲気が漂う滝です。江戸時代には松尾芭蕉(まつおばしょう)がこの滝を訪れ、歌に詠(よ)んだことでも知られています。

滝の裏には不動明王がお祀りされているそうですが、残念ながら現在は立ち入ることができません。

※2023年8月現在、裏見の滝に行く遊歩道は落石のために通行止めです(12月下旬まで)。裏見の滝を訪れる際は、事前に情報収集することをおすすめします。

●付近の観光名所:中禅寺湖(車で約25分)、戦場ヶ原(車で約40分)、日光東照宮(車で約10分)

●他の名滝へ:華厳の滝(車で約25分)、竜頭の滝(車で約35分)、湯滝(車で約40分)、霧降の滝(車で約20分)、虹見の滝(車で約40分)

※丁字の滝、玉簾の滝、マックラ滝は霧降の滝から徒歩でアクセス

スポット名裏見の滝(うらみのたき)
所在地栃木県日光市丹勢
アクセス東武バス(JR日光駅・東武日光駅より乗車):裏見の滝下車 徒歩約45分
日光宇都宮道路:清滝ICから車で約5分
駐車場あり
関連サイトhttps://www.tochigiji.or.jp/spot/s6012(とちぎ旅ネット)
http://www.nikko-kankou.org/spot/134/(日光旅ナビ)

霧降の滝(きりふりのたき)

「霧降の滝(きりふりのたき)」は、霧降川(きりふりがわ)にかかる二段構えの滝です。上段の滝は落差25メートル、下段の滝は落差26mで、上段の上から下段の滝つぼまでは約75mもの高さがあるのだとか。

ちなみに霧降という名前は下段の滝に由来しています。岩に当たって細かく飛び散りながら流れ落ちる様子が、まるで霧が降るように見えるそうです。ぜひ自分の目で確かめに行きましょう!

●付近の観光名所:中禅寺湖(車で約40分)、戦場ヶ原(車で約50分)、日光東照宮(車で約10分)

●他の名滝へ:華厳の滝(車で約35分)、竜頭の滝(車で約45分)、湯滝(車で約50分)、裏見の滝(車で約20分)、虹見の滝(車で約30分)

※霧降の滝前駐車場から丁字の滝までは徒歩30分程度

スポット名霧降の滝(きりふりのたき)
所在地栃木県日光市所野
アクセス東武バス(JR日光駅・東武日光駅より乗車):霧降の滝下車 徒歩約10分
日光宇都宮道路:清滝ICから車で約20分
駐車場あり
関連サイトhttps://www.tochigiji.or.jp/spot/s6206(とちぎ旅ネット)
http://www.nikko-kankou.org/spot/120/(日光旅ナビ)

丁字の滝(ちょうじのたき)

「丁字の滝(ちょうじのたき)」は、霧降の滝の上流部にある「霧降隠れ三滝」のひとつです。落差は約10mで、この滝を流れ落ちた水は丁字沢(ちょうじざわ)を通って霧降川に合流し、霧降の滝へと流れていきます。

丁字という名前の由来ははっきりしていませんが、一説には滝の姿が漢字の「丁」に似ていることから名付けられたのだとか。実際に丁の字に見えるかどうか、ぜひ確かめてみてください。

なお丁字の滝を含む霧降隠れ三滝へは「隠れ三滝バス停」や霧降の滝などから歩いてアクセスします。霧降の滝から丁字の滝までは徒歩20分程度です。

スポット名丁字の滝(ちょうじのたき)
所在地栃木県日光市所野
アクセス東武バス(JR日光駅・東武日光駅より乗車):隠れ三滝下車 徒歩約20分
駐車場なし
関連サイトhttps://www.tochigiji.or.jp/spot/s11003(とちぎ旅ネット)
http://www.nikko-kankou.org/spot/502/(日光旅ナビ)

玉簾の滝(たますだれのたき)

丁字の滝から霧降川の上流に向かって歩くと「玉簾の滝(たますだれのたき)」があります。この滝も霧降隠れ三滝のひとつで、落差は約6m。比較的小規模ですが、水量が少ないときには「滑り落ちる水が玉すだれのように見える」のだそう。そんな優雅な姿を、ぜひ眺めに行きましょう!

スポット名玉簾の滝(たますだれのたき)
所在地栃木県日光市瀬尾
アクセス東武バス(JR日光駅・東武日光駅より乗車):隠れ三滝下車 徒歩約40分
駐車場なし
関連サイトhttps://www.tochigiji.or.jp/spot/s9013/(とちぎ旅ネット)
http://www.nikko-kankou.org/spot/503/(日光旅ナビ)

マックラ滝(まっくらたき)

霧降隠れ三滝のなかで、もっとも上流部にあるのが「マックラ滝(まっくらたき)」。落差は30mほどの滝がある場所は、かつては木々が生い茂り「昼でも真っ暗」だったそうです。ちなみにマックラ滝は全国的にもめずらしいといわれる北に向かって流れ落ちる滝。日中は逆光になるため、他の滝とは少し違った雰囲気を感じられます。

スポット名マックラ滝(まっくらたき)
所在地栃木県日光市所野
アクセス東武バス(JR日光駅・東武日光駅より乗車):隠れ三滝下車 徒歩約60分
駐車場なし
関連サイトhttps://www.tochigiji.or.jp/spot/s7808(とちぎ旅ネット)
http://www.nikko-kankou.org/spot/504/(日光旅ナビ)

虹見の滝(にじみのたき)

「​​虹見の滝(にじみのたき)」は、鬼怒川の上流部にある渓谷「龍王峡(りゅうおうきょう)」にかかる滝です。落差は約20mで、豊かな水が岩に当たってしぶきを上げる姿は迫力があります。

虹見という名前は、太陽の光が当たると虹が見えることに由来しているそうです。夏でも涼しい龍王峡でハイキングを楽しみながら、美しい虹見の滝を眺めに行きましょう。

●付近の観光名所:中禅寺湖(車で約50分)、戦場ヶ原(車で約60分)、日光東照宮(車で約30分)

●他の名滝へ:華厳の滝(車で約60分)、竜頭の滝(車で約70分)、湯滝(車で約70分)、裏見の滝(車で約40分)、霧降の滝(車で約30分)

※丁字の滝、玉簾の滝、マックラ滝は霧降の滝から徒歩でアクセス

スポット名虹見の滝(にじみのたき)
所在地栃木県日光市藤原
アクセス野岩鉄道会津鬼怒川線:龍王峡駅から徒歩約10分
日光宇都宮道路:今市ICから車で約30分
駐車場あり
関連サイトhttps://www.tochigiji.or.jp/spot/s11752(とちぎ旅ネット)
http://www.nikko-kankou.org/spot/607/(日光旅ナビ)

迫力ある日光の滝を見に行こう!

大迫力の華厳の滝、ハイキングスポットとして人気の隠れ三滝など、さまざまな滝が集まる日光。もちろんここで紹介した滝以外にも魅力的な滝はたくさんあります。今度の週末は、ぜひ日光で滝めぐりを楽しんでみませんか?

※ 本記事は2023年8月20日時点の内容です

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